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TOSSランドNo: 4535823 更新:2013年08月21日

年賀状の暗号で、わくわくした3学期の始まりを


年賀状に暗号を書き、3学期始業式の日を「お楽しみ」とした。

思い出に残る年賀状としたかった。
また、冬休み明けの登校を待ち遠しく思ってほしかった。
そのために、

1人に1つ暗号を書き、
3学期始業式の日になぞが解けるよう仕組む。

ことにした。

1.暗号を考える。

学級の人数が30人であるため、30文字になる文章を考えた。
そして、その30文字を名簿順に並べると、3学期の目当てになるようにした。

念のため、小さな「っ」の子には、
(小さい「っ」)
と、文字のそばに書き添えた。
  

Hagaki1

2.年賀状に指示を入れる。

私のプリンターは当時旧型だったので、はがきを縦向きで印刷すると、下の余白が14ミリもできてしまった。
そこで、印刷範囲の余白(イラストの下部)に次の指示を入れることにした。

 ↓ 次の文字を覚えてきてね。3学期にわかるよ。

矢印の下あたりの余白部分に、油性ペンで1枚に1文字ずつ暗号となる文字を手書きしていった。

Hagaki2

3.3学期始業式の日の謎解き

始業式の日、みんなうきうきと登校してくる。教師から「暗号覚えてきた?」などとは尋ねず、様子を見る。子どもたちは、朝の教室で、久しぶりの再会にそれぞれ盛り上がる。
ころあいを見て、だれかが「先生、字を覚えてきたよ」と、言い始める。そのうち、「あれって、何?」「いつ、わかるの?」と気にするそぶりを見せる。「暗号は、またあとでね」と、じらしておく。

始業式・大掃除などを終え、やっと学級活動になる。そこでも「暗号は?」と気にしている。それにはかまわず、通知表・宿題など、提出物を集める。最低必要なことを終え、落ち着いたところで尋ねる。

発問1:

暗号を覚えてきましたね?

「覚えてきた!」と、大半の子が、立ち上がらんばかりになっている。

黒板に名簿番号を書き、
その下に覚えてきた文字を書かせた。

みんななかよく げんきよく 3がっきもがんばって たのしい○○○を

 「○」の部分は、暗号を忘れてしまった3人である。
よりによって、一番大事な部分であった。

発問2:

おうちに帰って、はがきを見てきますか?

と尋ねると、3人はうなずいた。
しかし、他の子たちが「えーーーーっ!!」とブーイングだった。
明日から3連休になり、その間、答えがお預けになってしまうのだ。
3人が、みんなから恨まれてしまう。
それはいけない。

発問3:

では、みんなで推理しましょう。わかる人?

(子ども)「3学期」
(教 師)「『3がっき』は使ってあります。」
(子ども)「3年生」
(教 師)「残念、『3』はあっていますが、あとはひらがなです。」
(子ども)「3ねん」
(教 師)「惜しい、近いけれど、ちょっと違う。」
(子ども)「うー、なんだろう。」「わからない・・・。」

子どもたちは頭を抱えた。
わかりそうなのにわからない。あっているつもりなのにちょっと違う。だんだん限界になってくる。

(子ども)「降参!」「いや、もうちょっと待って!」「まだ答え、言わないで!」「わからーーん。」

発問4:

ヒント、みんなだけに関係のあることです。

(子ども)「3年2組?」
(教 師)「1文字、はみ出ます。」
(子ども)「わかったーー!」「3の2だ!!」
(教 師)「あたり。」

空欄のところに、「3の2」の3文字を書き加える。
文字を忘れてしまった3人もほっとしている。

指示1:

みんなで読みましょう。

みんななかよくげんきよく 3がっきもがんばって たのしい3の2を

指示2:

これが3学期の、3の2のめあてです。

みんな、にこにこしている。なぞが解け、ほっとしたり、もやもやが取れたり、それぞれであった。
すっきりし、新しいめあてもわかり、やる気をもって「さようなら」をした。

3連休後、暗号を忘れていた3人が報告してくれた。
「(文字が)あっていたよ!」 
家でちゃんと見てきてくれて、うれしかった。

《参 考》『学期始めは「なぞのハガキ」解読から』(浜上久美子氏)
       (『第6期教育技術の法則化49 すぐ使える学級経営の技術』)      

      芹沢晴信氏:「1年生 二学期初日にクラスが一体になる暑中見舞い」
       (インターネットランド№2320065 http://www.tos-land.net/)

<おまけ>

せっかく年賀状を送るのなら、暗号を仕組むだけではなく、年賀状そのものにも工夫を凝らし、子どもたちに喜んでもらえるようにしたいと考えた。よって、

 学級子どもたちが全員写った「写真入り年賀状」にする。

こととした。

(1)デザインを選ぶ。

市販の「年賀状素材集」を売り切れないうちに買っておく。私の場合、1冊500円前後のものを買うことが多い。
もちろん中を見て、使いたい素材の載っている本にする。
デザインは、デジカメ画像と組み合わせて使えるものを選ぶ。
さらに、干支が入っているものにする。欲張りである。
今回使ったのは、『2005年度版 その場で一発プリント!年賀状』(祥伝社)であった。

(2)学級写真を撮っておく。

写真は、12月上旬に全員がそろったときを見計らい、目的を告げずに写してあった。総合的な学習や社会科見学などで、日頃からデジカメをよく使っていたため、子どもたちは特に怪しまなかった。年度当初に写した写真もあったが、転出して今はいない子が写っていたり、転入してきたのに写っていない子がいたりしたのでまずかった。何より、最新の写真が自然であると思った。

 来年は、何を仕組もうかと楽しみである。


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