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TOSSランドNo: 5973446 更新:2012年12月04日

簡単に「短歌」を作る指導法(小学校版)


短歌を作る準備として俳句を作らせる(実践は小学校5年生)。 

例えば「冬を感じる言葉」を用いて俳句作りをさせる。

指示1:

今日は「冬」に関する俳句を作ってみます。「冬休み」や「お年玉」などを入れて、たくさんの俳句を作りなさい。

2つか3つ同じ話題で俳句を作るように話す。
できたら、板書したりプリントにまとめて一覧にする。
全員が書くまで時間をとり、一旦回収してチェックしておく。
一旦回収してチェックしておく。短歌を作るための作戦が立てやすい。
どの俳句を元にすると短歌になりやすいかを考えておくのである。

最初に作った俳句の一部を紹介する。

冬休み クリスマスには プレゼント
冬休み ゲームをやって 年過ごす 
冬休み 作るぞぜったい 雪だるま 
冬休み ぜったいやりたい 雪合戦 
お年玉 いっぱいとりに 旅に出る
お正月 毎年恒例 お年玉 
お正月 おせち料理より お年玉
ざっくざく いっぱいもらう お年玉
雪合戦 みんながんばれ あてまくれ
雪合戦 てぶくろはめて さあ投げろ!
雪合戦 顔に当たって いたかった
雪合戦 てぶくろはめて あてまくる
雪あそび どんどんあてるぞ がんばるぞ
雪だるま 2人でせっせと 作ってる

俳句のルールの1つに「季重ね」があって、季節を表す「季語」は2つ入れないことになっている。
したがって正確には「冬休み」「お年玉」などは重ならないように、どちらかにしぼりこむことを一言添える(今回は無理強いしない)。

指示2:

俳句は五・七・五。短歌は五・七・五・七・五。 
今回は2つ以上俳句を作ったら、それを合体するような形で短歌に仕上げてみます。

例えば、次の2つの俳句を合体してみましょう。

①お年玉 いっぱいとりに 旅に出る
②お正月 毎年恒例 お年玉
→お正月 毎年恒例 お年玉 いっぱいとりに 旅に出る

最後が五文字では合わないので次のように七文字に直しますね。

→お正月 毎年恒例 お年玉 いっぱいとりに 旅に出かける

短歌は難しいと思われがちだが、気楽にいくつか俳句を作ったら短歌はすぐにできることを話す。
本来的には掟破りな方法かもしれないが、入門レベルということで、この方法を勧めた。
短歌は、ほとんどの子が初挑戦。2つの俳句の合体という方法で、短歌を作ってみた。

①寒くても どんどん作るぞ 雪だるま 
②雪だるま こわしまくって 楽しいな
→寒くても どんどん作るぞ 雪だるま こわしまくって 楽しいな

①雪よふれ はやくやりたい 雪合戦 
②雪合戦 だけど寒いよ やめようかなあ
→雪よふれ はやくやりたい 雪合戦 だけど寒いよ やめようかなあ

①冬休み かねの合図で 年をこす 
②冬休み ゲームをやって 年をこす
→冬休み かねの合図で 年をこす ゲームをやって 新年だ 

①雪合戦 手ぶくろはめて あてまくる 
②雪合戦 どんどんあてるぞ みんながんばれ
→雪合戦 手ぶくろはめて あてまくる どんどんあてるぞ みんながんばれ

①冬休み ぜったいやりたい 雪合戦 
②雪合戦 てぶくろはめて どんどんあてるぞ
→冬休み ぜったいやりたい 雪合戦 てぶくろはめて どんどんあてるぞ

できた作品から板書していく。あとは机間巡視で助言して回る。
困っている子は、ちょうど合うような五文字・七文字が浮かばない場合がほとんである。
文字数に合うような言葉を例示したり、言葉の組み合わせを提示したりして、最後は自分で考えさせる。

例えば次のような短歌ができあがった。
・冬休み 一人ぼっちでゲームやる 兄たち早く 帰ってきてくれ 
・クリスマス ぼくの楽しみ プレゼント そしてやろうよ パーテイー会を
・クリスマス ツリーをかざり はでにして いよいよ始まる 大パーテイーだ
・お正月 お金を求め 旅に出る 2000円しか 使えないけど
・お正月 毎年恒例 お年玉 いろんな人から いっぱいもらうぞ
・雪合戦 相手はあいつだ あててやる あててにげたら またあてる
・雪合戦 あてて遊んで おおはしゃぎ だけど当てられ ちょっと悲しい
・雪合戦 手ぶくろはめて あてまくる どんどんあてるぞ みんながんばれ

ちなみに、五文字や七文字の言葉を集めるだけでも、次のような歌を作った子もいた。
◆お正月 もちつきはねつき お年玉 おせち料理に 年賀状など

俳句は適当に思いついた言葉をならべるだけでも、できてしまう。
しかし、短歌はしっかりと言葉を選ばないと、なかなか完成しない。
最後の「七」が、どうしても「五」になってしまう場合があるが、あまりこだわらずたくさん作ることを重視した。
一度できてしまえば子どもは自信をもつからである。


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