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TOSSランドNo: 5667878 更新:2013年08月19日

「おわかれ演劇」の取り組み


「おわかれ演劇」の取り組み

 長谷川実践に、「3年生を送る会」で、受験シーズンの中3に劇をさせるというものがある。それも長谷川博之先生は殆ど手を貸さずに、自分たちの手で取り組むのだという。
 さすがに、「6年生を送る会」でやらせてもらうことはできなかったが、「このクラスの最後に、何かどでかいワクワクすることをやりたくないかい?」と投げかけたところ、子供たちから「ミュージカルがやりたい!」と出てきて、取り組んだ。
 学年末ということもあり、私はできるだけ手を出さずに、「脚本」も「練習」もほぼ自分たちの手で実施させた。

1.やり方を示して任せる

 もちろん、できるだけ手を貸さないとは言っても、「放任」はしない。
 その点は、中学生と小学生とでは、多少は異なるだろう。

 完成させるまでの手順は示してやるのだ。
 やり方を示して、後は子供達に任せる形にした。
 まず、クラス全員を4つのグループに分けた。
 オムニバス形式にして、それぞれのグループでそれぞれ別々のストーリーを自由に考えて、脚本も自分たちで考えさせた。
 すると、次の4つの劇が生まれた。

第1グループ:ある日の教室、みんなの仲がわるかった「4月の頃の自分たち」
第2グループ:突然洞窟に吸い込まれて、無人島に辿り着き、そこで海賊に襲われながらも、隙を見て逃げ出す
第3グループ:戦争中の時代にタイムスリップして、戦死したお祖父ちゃんに出会う。戦場に行かないように頼むが、「孫だと言うお前たちのために死ぬんだ。」と言い残して行ってしまう。
第4グループ:2011年3月11日にタイムスリップして、みんなで力を合わせて、友達や学校に避難してきた帰宅困難者を助ける。

 4つのグループがつくってきたこれらの脚本を、私の方で、第1場面~第4場面までつなげるように調整して学級で1つの劇になるようにした。
 練習は、本番まで2時間ほど、週1回の学級活動の時間を取り、それぞれのグループごとに小道具を作ってきて取り組んでいた。
 また、ミュージカルにしたいと言っていた歌は、その年に既に何かの行事で練習してきて、歌えるようになっていた曲を3曲、挿入歌として入れていた。

①「Let's Search for Tomorrow.」:(堀徹作詞 大澤徹訓作曲):その年の秋の連合音楽会で歌った。
②「かけがえのないこと」(若松歓作詞・作曲):最後の学校公開日の時に、ミニコンサートを実施して歌った。
③「世界がひとつになるまで」(作詞:松井五郎 作曲:馬飼野康二):特別支援学級との交流会で、手話付きソングとして歌った。

 本番は、本当に学級解散のその日、この劇が終わったら、その瞬間を迎えるというタイミングで実施した。

2.実施後の反応

 劇が終わり、大団円の挿入歌が終わった瞬間に、「ヤッターッ!!」と、ピョンピョンとジャンプしながら喜んでいた。
 丁度そのすぐ後、廊下にいらっしゃった保護者が花束を持って入っていらっしゃった。
 まだ卒業式ではないのに、ポロポロと泣いている子供たちがたくさんいて驚いた。
 次は、子供たちの作文である。

5年○組のみんなへ
 1年間みんなと協力、助け合いができたから、楽しく学校生活を送れたのだと思っているよ。
 たまには、けんかをしたこともあったけれど、今までで、一番よかったクラスだよ。
 大縄も3分間で295回という大記録を作れてよかったね。これからもみんなのことを忘れないよ。
 今までありがとう。

5年○組のみんなへ
 4月はどんなクラスができるかとても不安でした。でも、少しずつ友達とも仲良くなっていきました。
 また、先生の「利他」の授業では、当たり前のことをしっかりやる大切さを学びました。(中略)
 1年間ありがとうございました!


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