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TOSSランドNo: 1113063 更新:2013年08月18日

向山型説明文指導で「虫のゆりかご」(3年光村)を授業する


1998年の法則化セミナー98の石黒先生が「虫のゆりかご」の模擬授業をされました。模擬授業の後、向山先生が、「虫のゆりかご」を使って
「向山型要約指導」を示して下さいました。教材分析の凄さにプロとアマのその差の大きさを実感させられました。会場がしーんとしたことは言うまでもありません。そのときのメモをもとに指導計画を立てました。

<第1時>音読練習
<第2時>音読・意味調べ
<第3時>問いの文と答えの文を検討する。

発問1:

作者が問題を投げかけている段落はどれですか。ノートに番号を書きなさい。

③④⑨が出されると考えられる。

発問2:

それぞれの段落で作者が問題を投げかけている文は、どの文ですか。ノートに書いて持ってきなさい。

③どんな虫のたまごかな。どんな虫が、なんのために、葉っぱを丸めたのかな。
④どこかに虫はいないのかな。
⑨後で丸めやすくしているのかな。

説明1:

④どこかに虫はいないのかな。 ⑨どこかに虫はいないのかな。
は、問いかけの文ではありません。
④は、どこかに虫はいないのかな。(きっといるはずだ)
⑨後で丸めやすくしているのかな。(私はそう考えたけどどうかな)と作者の心の中で思ったことを書いた文なのです。

指示1:

「③どんな虫のたまごかな。どんな虫が、なんのために、葉っぱを丸めたのかな。」
を問いかけの言葉の「か」を使って、書き直して持ってきなさい。

どんな虫のたまごでしょうか。どんな虫が、なんのために、葉っぱを丸めたのでしょうか。

発問3:

問いかけに対する答えが書いてある段落は、どの段落ですか。(⑬⑭段落)

指示2:

答えの文に線を引きなさい。

⑬まかれていた葉っぱは、子どもを育てるゆりかごだったんだ。⑭名前は、ウスモンオトシブミ。

指示3:

問いに合うように答えを書き直しなさい。

     (問い)                             (答え)

(どんな虫)のたまごでしょうか。                  →ウスモンオトシブミのたまご。
(どんな虫)が、(なん)のために、葉っぱを丸めたのでしょうか。 →ウスモンオトシブミが、子どもを育てるために葉っぱを丸めた。

第4時  視点の移動 絵と文の検討とキーワードの抽出

指示4:

形式段落の①②③を3回読みなさい。

指示5:

話者の視点(見ているもの)が次々と変わっています。図に書いて持ってきなさい。(農家→地面に落ちている葉っぱ→一まいの葉っぱ→虫のたまご)

発問4:

④⑤を一緒に読みましょう。話者は、何を観察し始めたのですか。(一まいの葉っぱの上に、ちょこっと乗った黒っぽい小さな虫)

指示6:

教科書p92,93に図が6枚あります。右から 「あ い う え お か」と書きなさい。
     ⑥⑦⑧を読みましょう。

指示7:

それぞれの絵を説明した文を探します。「あ」を説明した文に線を引きなさい。(同様に残りも検討する)

「あ」・・歩き回っていた虫が、葉っぱの根元の近くで止まった。
「い」・・するどくとがったあごを使って、切っている。
「う」・・しばらくすると、虫は、また、葉っぱの上をあちこち歩きはじめた。
「え」・・虫が、葉っぱのうらに回った。
「お」・・今度は、真ん中の太いすじにまたがって、葉っぱをかかえるようにして、二つおりにしだした。
「か」・・足を広げて、大きな葉っぱを二つおりにする。

指示8:

それぞれの文を四角で囲み、絵を矢印で結びましょう。

⑥段落で何度も使われている言葉は何ですか。○で囲みなさい。何度も繰り返しでてくる大切な言葉をキーワードと言います。

切る→葉っぱを切る。
*同様に⑦⑧段落のキーワードを聞く。
⑦葉っぱをかむ。⑧葉っぱを二つおりにする。
*最後に学習した段落を読む。

第5時 絵と文の検討、キーワードの検討(後半)

指示9:

全員起立。⑨⑩⑪⑫を3回読みましょう。読んだ人は座って、小さな声で読みなさい。

指示10:

p94,95には絵が7枚あります。右から順に「き・く・け・こ・さ・し・す・せ」と書きなさい。

指示11:

それぞれの絵を説明した文を探します。「き」を説明した文に線を引きなさい。(同様に残りも検討する)

き・・そうやって、葉っぱを二つにおりながら、少しずつ上に登っていく。
く・・虫は、葉っぱの先まで下りてきた。
け・・そして、葉っぱの先をまきだした。
こ・少しまいたところで、葉っぱの真ん中をかじって、あなを空けた。。
さ・・虫は、また、葉っぱをまきだした。
し・・ついに、さっき切った切り口までまき上げた。
す・・そして、葉っぱのはしをうら返して、まきもどらないようにした。

指示12:

それぞれの文を四角で囲み、絵を矢印で結びましょう。

発問5:

⑨段落で何度も使われている言葉は何ですか。○で囲みなさい。何度も繰り返しでてくる大切な言葉をキーワードと言います。

きずをつける。
*同様に⑩⑪⑫段落のキーワードを聞く。

発問6:

10段落を2つに分けます。どこで分けられますか。教科書に<の印をつけて持ってきなさい。

指示13:

それぞれのキーワードに○をつけなさい。

⑩・・まき上げる。たまごをうむ。⑪・・まき上げる。うら返しにする。⑫かじる。地面に落とす。

発問7:

たまごをうみつける前と後では、葉っぱをまき上げる速さは同じですか。違いますか。

後半の「少しずつ少しずつ」の言葉に着目させる。→たまごを大切にしている。

*最後に学習した段落を読む。

第6時  全文要約をする

指示14:

全員起立。「虫のゆりかご」の全文を読みましょう。

発問8:

この説明文で筆者が伝えたいことが書いてある段落はどこですか。(⑬⑭)

指示15:

⑬⑭で大切な言葉、キーワードに○で囲みなさい。

まかれた葉っぱ、ゆりかご、ウスモンオトシブミ

指示16:

キーワードを使って、30字以内でまとめなさい。

*黒板に書かせて、個別評定する。誤字脱字。キーワード。文章構成。

<葉っぱを丸めて子どもを育てるゆりかごを作るウスモンオトシブミ>

*ゆりかごの中の様子を検討させてもいい。
参考図書として「ファーブル昆虫記(オトシブミのゆりかご)」(集英社)がある。


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