1時 ザリガニとふれあう。
2 時 ザリガニのはさみだけを描く。
3 時 ザリガニの体をかく。
4 時 ザリガニの体の彩色をする。
5 時 もう1ぴきのザリガニを描く。
6 時 もう1ぴきのザリガニを彩色する。
7,8時 周りの様子を描く。
1時目 ザリガニとふれあう。
指示1:
ザリガニとたくさん遊んでみよう。
※割り箸を用意し、割り箸をはさみに挟ませると楽しく遊べる。
※ザリガニの感じをつかませるため、時には素手でさわってみるようにする。
※6人に1匹のザリガニを用意した。
2時目 ザリガニのはさみだけを描く。
発問1:
ザリガニのはさみはどんな感じかな。
・ごつごつしている。
・ぼつぼつがある。 ・堅い。
指示2:
ザリガニの感じが出るように描いてみよう
※教師が描いた参考作品を提示する。
※絵の具で描いた作品、クレパスで描いた作品の2つを提示する。
指示3:
自分の好きな色画用紙を選ぼう
※薄水色、クリーム系の色、薄い肌色系の色が用紙を用意した。
※2年生では、水もにじみなどの技法を使って表すとおもしろいと考えられるので、水彩画紙、画用紙でも適している。
指示4:
クレパスで描く人は、目立つようにマジックを使おう。
絵の具を使う人は、柔らかい感じが出るようにクレパスを使おう
上下、左右、斜めの向きのどれでも好きな方向に描いてみよう。
※はさみを開いた構図を提示してもよい。はさみが開いていると構図に変化が出ておもしろい。水平の構図の排除。
指示5:
はさみだけに色を付けよう
※クレパス、絵の具のどちらでも彩色方法を選ばせる。
クレパスの重ね塗りの指導・・「ひまわりとこびと」1年2学期
絵の具の色をおく指導・・・・「かさじぞう」1年3学期
「白い船に乗って」2年1学期
3時目 ザリガニの体をかく。
指示6:
ザリガニの体を触ってみよう
発問2:
ザリガニの体はどんな感じかな
・いくつかに分かれている。
・体が曲がっている。
・しっぽがある。
指示7:
ザリガニの体を曲げて描いてみよう。
※斜めの方が構図に変化が出る。
発問3:
ザリガニの足は何本あるかな。
・8本
発問4:
足の形はどうなっているかな。
・先が割れている。
足をかいてみよう。
指示8:
はさみと同じように色を付けてみよう。
※24色の絵の具、72色のクレヨンを用意しておく。多めに使用されると予想され る色は、予備も用意しておく。(今回は、紫、赤紫、朱色、だいだい色)
※2,3色使って色を付けるようにする。
※絵の具を使用するときは、筆を3本用意し、1本の筆に1色をつけて、彩色すると 自然に色の変化のある彩色になる。
※細かい部分は、面相筆を使用すると、はみ出さないで塗ることができる。
指示9:
はじめに大きいザリガニを描いた人は小さいザリガニを描きましょう。
はじめに小さいザリガニを描いた人は、大きいザリガニを描きましょう。
※どんなものもよしとする。
指示10:
1ぴき目のザリガニと同じ順番で描きましょう
※このころには、ザリガニを描く手順が子供たちに身に付いているので自分で自由に 描かせる。
※4時目と同じように彩色する。
※まだまだ余白がある場合は、ザリガニをもっと描く。
発問5:
ザリガニの周りにはなにがあるでしょう。
・石があります。
・水草があります。 ・虫がいます。
指示11:
水の中なので、細長い草を描きましょう
※水のそばには、細長い草が多い。休み時間のうちに、水のそばに生えている草を3本取らせておいた。
指示12:
草には、筋がついています。
まっすぐではなくて揺れているように、斜めに描きましょう。
※はじめにざら紙に草をクロッキーしてから画用紙に描かせた。その方が児童にも草を描く抵抗が少なくなる。
※筋ごとに彩色する方法を提示する。
クレパスで描いた作品A君
ザリガニの体の色が美しく表現されている。
大きいザリガニと小さいザリガニの組み合わせがうまくとれている。
絵の具で描いた作品Yさん
はさみと体の色がお互いに響き合っていて美しい。
周りの石や草の配置が工夫され、ザリガニを一層引き立てている。
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