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TOSSランドNo: 8857519 更新:2013年08月17日

板書の技法


黒板は、子どもたちの視野の全面に広がっている。
板書から多くの視覚情報を得て、子どもたちは学習を進める。
黒板を効果的に利用することは、大切な指導技術である。

板書の7技法を示す。

1 黒板は全面が使えるようにする
Image1

↑A

Image

↑B

写真では見にくいが、Aは黒板の横に情報がある。
このように板書する前からごちゃごちゃ書いたり、貼ったりした黒板は、注意がそれる。
特に、学級に2人ほどいるだろう発達障害の子にとっては、辛い環境となる。板書するスペースもなくなる。
黒板は、子どもの前面にすっきりと広がらなくてはならない。

日本全国で千数百回の国語の研究授業をされた青木幹勇氏は、その著書「いい授業の条件」(国土社 1987年 P94,95)に、次のように記している。

Image2
2 白と黄色のチョークをメインに使う

教室には、色弱、色覚異常の子がいる。

男子を中心に5パーセントくらいである。
黒板で普段使っていいチョークの色は、白と黄色。
赤緑異常の子、あるいは色弱の子がいることを考えたら、赤色は使えない。
青色も同様である。

3 一目でわかる工夫をする

内容を焦点化、視覚化する。
芦田恵之助氏は、板書案を帳面に書き留められていた。
有田和正氏も板書案を書いて授業をされている。
一目でわかる板書は、軽度発達障害の児童には効果的な視覚情報となる。

4 黒板を子どもに開放する

黒板は、教師が使うばかりではいけない。
子どもに開放する。
例えば次のような、方法がある。

1 黒板を区切って書かせる。
  算数なら黒板を8つに区切り、計算等書かせる。
  向山型算数では、有名な方法である。

2 箇条書きに書かせる。

  黒板の上にチョークで、点を打っておく。
  「空いているところにどんどん書きなさい。」
  と板書させる。

3 指で書くところを示す。

  1番目の子は右端、2番目は左端、3番目は、真ん中と指さして書かせる。(混雑が解消される)

4 原則として、書き直しはさせない。(緊張感が生まれ、書き直しの時間ロスもなくなる。)

5 板書したら、名前を書かせる。(自分の板書に責任を持たせる)

5 教師の板書のスピードが標準スピード
Image5

教師が子どもの筆速の模範となる。
次が筆速の目安。

低学年・・・分速20字程度

中学年・・・分速25字程度

高学年・・・分速30字程度
*「いい授業の条件」青木幹勇(国土社 1987年)P150 より

6 チョークの使い方 

1 チョークは、先端を3本の指でしっかり固定して使う。
  チョークを廻しながら使うと、きれいな文字が書ける。

Image8
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2 下のように、長く持つと折れやすい。
  子どもがよくチョークを折るのは、正しい持ち方を教えていないからである。

3 板書の文字で大切なのは巧みさではなく、正しく整っていることである。
  起筆のところでちょっと止まる。終筆でもぴしりと止める。整った文字が書ける。

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4 黒板に正対して書く、手を十分に伸ばして書くのが原則である。
  自分の体で板書の文字が見えなくなるようなことをしてはならない。

  黒板の下の方に板書する場合は、膝を折り、しゃがんで書けば、文字は子どもからもよく見える。
  黒板の右下隅に板書する場合は、右側に体をずらしてしまう方が書きやすい。

  子どもにも、「手を伸ばして書くのです。」「頭の上で書きましょう」と指導する。

7 黒板拭きの使い方

①黒板は通常上下に消す。
②下がる時には、下の部分をちょっと浮かせるとチョークの粉が飛ばない。
③上にあげていく時には、下がる時に浮かしていた端で消していくと、きれいになる。
④縦書きに板書する時、うっすら残った消しあとを使う。すると、まっすぐ書ける。
⑤次の時間が横書きの教科だと、横に消す。消しあとを使って板書する。水平に書ける。
⑥私は、消し方を子どもにも指導する。

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(上)
黒板拭きの片側にチョークの粉がついている。
これは上手な使い方をしている証拠。 
(下)
チョークの粉が真ん中にべったりあるような消し方は望ましくない。
黒板もきれいになっていないのがわかる。

Image14


「6 チョークの使い方」「7 黒板拭きの使い方」は、野口芳宏氏の追試。
教材開発ツーウエイ NO.9  1988年12月号 グラビアページ 野口芳宏氏のアドバイス(明治図書)         


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