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TOSSランドNo: 6424421 更新:2013年08月17日

誰にでもできる「やまなし」の対比の授業 2


2 授業の方針

(1) 「生死」のみ扱う。

 私は、多くの対比を扱う授業よりも、よりシンプルに〈生死〉の対比を主たる扱いにするという方針にした。
 そうすると、主要な対比がくっきりと見え、主題にはより確実に近づくことができるのではないか。この対比だけを扱う方がシンプルな授業になるのではないか。。
 また、向山実践のような重厚な討論は期待できないが、代表的な対比を検討することで思考がそれに集中できよりクリアに主題に持っていけるだろう。
 このように考えたのである。

(2) 対比「生死」の意味

 五月では動植物の生の世界なはずなのに、暗い不吉な死の予感がする。自ら向かって(かわせみ)、生(魚)を死に至らしめて自分の生を確保している。
 十二月では生命の躍動のなくなるきびしい季節なのに、生命があふれているような穏やかな書き方がしてある。やまなしの死を待ち、かにの生を楽しんでいる。
 ふつうの五月(生)十二月(死)という対比とは反対の五月(死)十二月(生)という対比である。
 五月は生の中の死であり、十二月は死の中の生である。
 生きるものほど、死を争い(生存競争)、死にゆくものほど、後々に生を授ける。
 このような「やまなし」の趣旨に気づくことである。

(3) 本時の組み立て

 生と死という対比は、主に五月が生なのか死なのか、十二月が生なのか死なのかといったことが中心になる。
 また、五月と十二月には、いくつかの「死」がある。その相違を問うことで、主題が見えてくるだろうという組み立てである。

(4) 本時までの指導 

 この対比学習の前には次の授業をしてある。

第一次 全文の通読と語句調べ(2時間)
 (1)全文の通読    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
 (2)語句調べ      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
第二次 音読を通して内容や情景の検討(8時間)
 (1)エピソードに分け音読の練習をする・・・・・・・・・・3
 (2)設定について考え話し合う。 ・・・・・・・・・・・・・・3
  「五月と十二月は一日のうちのいつ頃か。」
  「谷川の深さはどれくらいなのか。」

 設定については「やまなしの設定を検討する」参照


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