TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/05/20 現在)

21635
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 8996204 更新:2013年08月16日

運動課題作り


 ボール運動は子供に好かれる教材である誰がやっても、ある程度はできるからである。
 ゲームが始まると子供は喜んで1時間を過ごす。授業が終わっても止めようとはしない。
 しかし、ゲーム中心に行っていると、個々の子供の技能が伸びず上手にならない。
 ボールに触れる子供とボールに触れる回数の少ない子供とに分かれるからである。
 どの子供もゲームを楽しむには、パスやシュートの個人技能を高めながら、集団の技能を高める必要がある。
 こういう問題を解決するために、高橋健夫氏は次の様に述べている。

 ある技を習得させようとする場合、その運動(技)の中核的な技術内容を抽出しこの内容が習得されやすい部分的な、あるいは易しい運動を学習させることが大切である。それは、運動課題 (下位教材)づくりである。

 例えばドッジボールで投げる、捕るの技術を高めるために「はしごドッジボール」を行っている。
 はしごドッジボールは4人1組で行うために、ボールの投・捕が数多くできる。
 しかもゲーム形式なので楽しく技能を高めることができる。
 このような課題を持った教材を作り、授業を行っていくことが大事である。
 宮崎県の竹之下悟氏が中心になってまとめた「誰でもできる体育の授業」の中に、はしごドッジボールの実践が報告されている。以下に紹介する。

 【学習展開例1 試しのゲームをする】

  運動の場

 運動場のトラックの直線部分を2m間隔で切った長方形をコートとする。

 <ルール>
  ①人数 2人対2人 男女混合
  ②得点 外野が内野を当てたら1点
  ③時間 30秒(あいさつ)→2分→(ゲ-ム)→30秒(交代)→2分→(ゲ-ム)→1分(あいさつ)

指示1:

 今から、2対2のドッジボ-ルをします。時間は2分間です。外野が内野 の人に当てたら1点です。内野の人は 当っても外に出ません。外野の人はで きるだけ多く当てるようにします。

 【学習展開2 新しい作戦を立てる】

発問1:

今のゲ-ムで何か困ったことはありませんでしたか。

困ったことの発表→解決→新しいルールの作成

発問2:

相手のどこをねらえば、勝つことができるでしょう。

指示2:

 2人でパスの仕方、ねらい方ボールの捕り方、投げ方などの作戦をたてなさい。時間は3分間です。

 [略]
 はしごドッジボールを核にした授業作りの例である。ドッジボールの運動課題を授業に組み立ていっている。

2.課題を持った教材作り

高畑庄蔵氏はスーパー袋ボ-ルの実践を紹介している。

 『スーパー袋ボール』の作り方 材料は、いつでも、どこでも、無料で入手できるスーパーの袋と新聞紙である。
 また、模様を描かなければ、5分く らいで1個製作できる。
 忙しい教師にとって、このボールは じつに『スーパー』手軽なボールであるのだ。
 以下に作り方を記す。

 ①袋に模様を描く。

 ②新聞紙を丸めて包み込む。

 ③結び目が目立たないように口を縛る。

 ④布製ガムテープで形を整える。

 この実践は、次の点ですぐれている。

 1.すぐに作れる
 2.多様な活用ができる
 3.恐怖心がなく、思いきり扱える

 新聞紙でできるために、誰でも作れる。しかも多様な活用ができる。
 富山県の佐野幼児体育研究所の佐野隆氏は、高畑氏の開発したスーパー袋ボ-ルを幼稚園の授業で活用されたという。
 子供は生き生きと活動し、楽しい授業になったという。
 この教材は、教師の課題に基づいて多様に活用できる。ボ-ルに当っても痛くないし、ボ-ルを蹴っても痛くない。
 何回でも繰り返し練習ができ、ゲームにも積極的に参加してくる。
 教材作りには、このような用具の開発も含まれる。課題を明確に押さえておくことが大事にになってくる。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド