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TOSSランドNo: 1216154 更新:2013年08月16日

松澤正仁氏のトライアスロンの指導


 トライアスロンとはハワイで生まれた比較的新しいスポーツである。遠泳競技3.84Km、自転車競技179.2Km、マラソン42.195Kmの3種目を行う競技である。
 3種目の全く異なる種目を1人が続けて行い、総合タイムを競うスポーツである。松澤正仁氏は、自らトライアスロンに挑戦している。
 自らの経験を基にして、子供ができる内容にアレンジしてトライアスロン大会を校内で開いた記録がある。
 全国にも子供対象のトライアスロンキッズ大会が開かれている。きちんとしたルールも作られ、安全に留意して開かれている。
 私はトライアスロンに興味を持っている。子供の教材として価値があり、学校体育の中にも取り入れていきたいと思っている。
 なぜなら、遠泳、自転車競技、マラソンという三つの種目を1人で行うからである。人間の限界に挑戦していく競技だからである。
 遠泳だけでも厳しい。その上に自転車に乗り、最後はマラソンである。完走するには並大抵の体力と気力と運動能力が必要である。このようなスポーツを子供に体験させることによって、大きな教育効果がある。松澤氏はトライアスロンを小学生か行う意義として、次の5点を挙げている。

 ① トライアスロンは、健康的なスポーツである。
 ② トライアスロンは、呼吸循環器系能力を高めるスポーツである。
 ③ トライアスロンは、バランスの取れたスポーツである。
 ④ トライアスロンは、爽快感あふれるスポーツである。

 思っている以上に過酷ではない。むしろバランスの取れたスポーツであり、健康的であると述べている。
 子供にもできる内容に工夫し、校内トライアスロン大会を実施した記録がある。これから校内で実施したいと計画している方々のために、松澤氏は分かりやすく紹介している。

1.トライアスロンの基礎練習

 それではトライアスロンの練習をどのように行ったらよいのであろうか。まったく初めて取り組むとき、どのように指導していったらよいのであろうか。

 ① スイム練習の基本

 体育の水泳の時間に行う。低学年は水遊び中・高学年は25mから50mを目指して泳いでいく。松澤氏は競泳にしなくても10分間水遊びとか50m歩くとかでもよいと述べている。
 これなら誰でも参加できる。小学生の場合は海での競泳は無理である。自分の学校でのプールで無理なくできる内容にしていけばよい。

 ② バイク練習の基本

 バイクとは自転車のことである。自転車は学校では学習しない。家庭での練習が主である。
 家庭でのお使いや遊びの中で自転車の練習を行っていく。スピードを出しての競走ではなく、安全に走るように指導していく。

 ③ ラン練習の基本

 最後はランである。これは持久走の練習の延長である。運動場を2~3周走れればよい。自分のペースに合わせて無理をしないようにして走る練習をする。慣れてきたらスピードを上げていく。ペースランニングが基礎である。

2.校内トライアスロン大会を開く

 どのようにして校内トライアスロン大会を開いたかの記録である。何もないところから、どのようにして大会を開くまでにいたったかの記録である。
 松澤氏の実践が優れているのは、トライアスロン大会を全校児童に体験させていることである。一部の学年、一部の学級の取り組みではなく、全校の学校行事として実践していることである。そのために次のプランを立てて実践している。

 ① いつするか。
 ② どこでするか。
 ③ 子供たちにどう説明するか。
 ④ 職員の協力をどう得るか。
 ⑤ まず校長の許可をどう取り付けるか。
 ⑥ 保護者の協力をどう得るか。

 これらの問題について一つ一つ丁寧に実践報告がされている。このまま追試をすれば、校内トライアスロン大会が開けるようになっている。
 初めての試みであれば保護者は勿論、教師からも反対が出される。経験のない未知のものに対しては、人間不安なものである。
 不安と反対を乗り越えるには、戦術が必要である。開催に至るまでの様子が本書にはまとめられている。
 ドキュメント風にまとめられているので、楽しく読むことができる。読み進むうちに自分にもできるという自信が湧いてくる内容になっている。

3.トライアスロンのつまずきと指導のコツ

 トライアスロン大会の段取りをしていく中でつまずきが出てくる。それに対して松澤氏は次の実践を行っている。

 ① スイムのつまずき  コースの位置取り
 ② バイクのつまずき  コーナーリング  追い越しとスピードの出し過ぎ
 ③ ランのつまずき   ペースの守り方  運動靴の選び方
 ④ トランジションのつまずき  すばやい中継
 ⑤ 大会運営のつまずき  健康観察  天候とコース確認  事故

 トライアスロン大会で最も重要なのは安全である。どんなに優れた行事でも事故が起きれば意味はない。安全に実施するために、上記のつまずきに対して松澤氏は実践の中で、きめ細かに指導のコツを述べている。
 松澤氏の経験に裏打ちされた内容なので説得力がある。実施する場合には十分に参考にしてほしい。

4.発展学習と補充学習

 トライアスロンの基礎ができたら発展学習として次のミニ教材が紹介されている。

 ① ミニトライアスロン
 ② トライアスロンエキデン

 ミニトライアスロンではスイム、バイク、ランの距離を伸ばしていく。トライアスロンエキデンは3人1チームとしてバトンタッチしていく方法である。
 補充学習としては、①トライアスロンバラエティー②トライアスロンゲームが紹介されている。子供の能力に応じてトライアスロンが楽しめるように工夫されている。


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