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TOSSランドNo: 2310273 更新:2013年08月16日

個別への指示


 指示の目的は行動を起こさせることである。そのためには、子供が行動し易くすることである。
 個別への指示は、全体やグループとの指示とどこがことなるのか。
 一人ひとりの子供に直接に指示されることである。
 A、B、C、Dの不特定多数への指示ではなく、Aに君だけ、B君にだけという限定された個別への指示である。
 確実に行動させたい、行動させなければならない時に行う指示である。
 子供が的確に動く、行動できる、そんな指示をするには次の原則がある。

原則 : 具体的な指示をする。

 個別への指示はあいまいな、ぼんやりとしたものであってはならない。子供が行動せざるを得ない状況に追い込む指示をすることである。
 そのためには、目に見える具体的な指示をするとよい。具体的に指示していく中で子供は動いていく。

【具体的な指示の3技法】
1.個人名で指示せよ
2.数字で指示せよ
3.図や絵で指示せよ

 6年の算数の時間である。分数の掛け算の練習をしていた。個別で問題を解かせた後次の指示をした。

指示1:

問題のできた人は、黒板に出て書きなさい。

 ところが誰も出てきてやろうとはしなかった。自信がなさそうにもじもじとしていた。お互いに顔を見合わせ、ざわついていた。
 指示が的確でなかったのである。「問題のできた人」と言われても漠然としていて誰のことか不明であった。
 個別に行動させたかったら、個人名で指示するのである。

指示2:

Y夫君、K雄君、M子さん黒板に出て書きなさい。

 すると、今までざわついていた子供たちがピタリと静かになった。
 Y夫君、K雄君、M子さんの3人が黒板にスッと出たのである。
 「そこの人出てやりなさい。」とか「誰かやってください。」などという指示では動かない。
 個別に指示する時の原則は、個人名をはっきりと呼んであげることである。行動させたい子供の名前を限定していくことである。

 3年生の体育で馬跳びをしていた。1人が馬を作りもう一人が跳ぶのである。

指示3:

すばやく馬跳びをしなさい。

 すばやく馬跳びをすることは分かった。子供は一生懸命に跳んでいた。しかし、Y男君はすばやく跳ぶことができなかった。
 すばやくとはどのくらいなのか分からなかったのである。「すばやく」という動きの分からないY男君には、イメージがつかめなかったのである。

指示4:

馬跳びを20秒間に5回以上跳びなさい。終わったら交替しなさい

 ここでは、「20秒間に5回以上」という具体的な数字で示した。
 今までどれくらいで跳んだらいいのか分からなかったY男君は、5回以上という数字によってすばやく跳びことができるようになった。
 数字を入れることによって、子供は動き易くなるのである。

 K美さんは、集中力に掛ける子供であった。全体に指示をしてから作業をさせてもできなかった。
 理解力がないのではない。聞いていないのである。
 何をどの様にするかを口で説明しただけでは分からない。K美さんには次の指示をした。

指示5:

K美さん、この図と同じように乾電池1個と豆電球2個を書きなさい。

 4年生の理科で「乾電池と豆電球」の学習であった。
 図を示すことによって、どんな作業をしたらよいのか具体的に分かった。図によって、視覚的に指示できるのである。
 視覚化されたことによって、自分の行動の目標が鮮明にイメージ化できる。K美さんは視覚化することによって、作業に集中することができた。


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