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TOSSランドNo: 2230083 更新:2013年08月15日

信仰上の理由による行事の不参加への配慮


 信仰の理由から学校行事に参加させないという保護者がいた場合、強制することは望ましくない。その場合には次のような対応をする。

1.参加させない理由を聞く。

 最初に、保護者の参加させない理由を聞くことが大切である。学校や教師の立場から一方的に参加するように話すのではなく、保護者の立場や考え方を十分に聞く。
 その後、学校行事の意義や価値について説明をする。学校行事によって子供の社会性や集団性が育まれていく。教科の学習では得られない学習ができることを話す。
 双方の意見を出し合い、最善策を検討する。お互いが納得する形で結論を出すことが子どもにとって大切である。
 お互いに感情的になり、しこりを残すような話し合いは避ける。最後に子供の考えを聞く。子供が保護者の考えに賛成しているかを確認する。

2.解決策を検討する。

 参加させない理由を聞いたら、次は解決策を話し合う。解決策としては子どもの立場から検討していく。
 始めから参加させないのではなく、子どもの意志を尊重する。子どもの考えを十分に尊重し、子どもが納得する形で解決策を検討していく。
 保護者と子供の考えが相違している時には、担任が保護者と相談し子供の納得する形にしていく。
 解決策は次のような場合が考えられる。

 (1) 最初から参加しない。
 (2) 最初は参加するが、途中から退場する。
 (3) 参加するが、自らは発表したり活動は行わない。
 (4) 最後まで参加し、活動できる場面だけ行う。

 行事によって最初から参加しないという場合がある。その場合には一定の場所に子どもを集めて、教師がついて指導する。
 校内七夕集会があった。何人かの保護者から、行事に賛成しかねるので参加させないという連絡があった。担任も集会に参加するので、参加しない子供について指導することができない。
 そこで、職員会議で参加しない子供を図書室に集め、一人の教師がまとめて指導することになった。保護者にも連絡し納得していただいた。
 子どもだけで自習にするのではなく、行事の行われている時間別の学習指導を行うようにする。安全への配慮と学習内容の指導をきちんと抑えておく。
 次は、行事の内容によっては一部参加したり、活動したりする場合がある。
 七夕集会の時には最初の開会式と全校合唱は参加した子供がいた。その後の活動については参加しない旨の連絡が保護者からあったので、図書室に返した。
 あるいは参加するが活動はしない場合もある。七夕集会でも参加はしていたが、活動はしなかった。見学という形をとり、友達の活動を参観していた。
 参加や活動の範囲は、子どもの考えを尊重しながら保護者と話し合う。学校行事の意義や価値について説明し、参加できる内容がないかを話し合う。
 いつも不参加ではなく、参加できる内容や範囲を相談しながら決めていく。
 担任と保護者の信頼関係がどの程度あるかによって変わってくる。相互の信頼関係が大切である。

3.事後の指導をする。

 参加しなかった場合や一部参加した場合、経過について保護者に連絡し事後の指導をする。
 保護者は学校行事の間、子どもがどのように過ごしていたのか心配である。必ず担任を通して連絡し、結果に付いて報告する。
 図書室でどのような学習をしていたのかを連絡帳に書く。一部参加したときには、その時の様子を詳しく書いて保護者に伝える。
 また、他の児童への配慮も必要である。友達と一緒に参加しない理由について説明しておく。
 参加しないことによって、いじめや仲間外れが起こらないように配慮していく。
 参加しない子供に向かって、ストレートに「なぜ七夕集会に参加しないんだ!」と詰問してはいけない。
 それよりも先に教師が参加できない理由を説明し、誤解が生じないように配慮していく。


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