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TOSSランドNo: 5059788 更新:2013年08月15日

ごみを減らすために


ごみの減量化が叫ばれて久しいが,頭ではわかっていても資源ごみに仕分けするのが面倒だという
人が多い。
 子どもたちに授業で教えても,家で実際にごみの処理をしているのは保護者である。
 そこで,参観日に親子でごみ問題について考えてもらおうと,以下の授業を行った。

 前日の宿題
   「明日は家庭科でごみの学習をします。自分の家では次のごみをどのように処理しているか調べ
    てごらん。ゴミ箱をのぞいてもいいし,家の人に聞いてもいいよ。」
 調べるごみは、日常的にごみとして出そうな
       牛乳パック・生ごみ・食品トレー・空き缶・豆腐や卵のパック とした。

発問1:

みなさんの家では次のごみをどのように処理していますか。手を挙げます。

__

今年度は5年生5名の担任をしている。
この宿題を出したとき,上記の5種類をはっきり提示していなかったので,「よくわからない。」と答えた子もいた。

発問2:

これは西城町の人口の移り変わりの様子です。
    
グラフを見てどんなことがわかりますか。

__

これは一目見てだんだん減っていることがわかる。
 西城町もご多分にもれず、少子高齢化の過疎の町である。

発問3:

それではごみの量はどうなっていると思いますか。予想してみましょう。
       ・ふえている
       ・ほぼ同じ
       ・減っている

 これは授業にかけていないが、子どもたちに予想させたらよかったと思う。
 次のグラフを見る目が違うと思うからである。
 わたしは今まで何回もこの授業をしたが,人口の減少に反してごみは増えていることにピンとこなかった子がいたかもしれない。

指示1:

では,ごみの量の移り変わりのグラフを見て,わかったこと,気づいたこと,思ったことをワークシートに書きましょう。

____

説明1:

88年が山が高くなっているね。
    87年より前からずっとごみは増え続けてきました。
    89年から急にごみが減ったのにはわけがあります。
    実は増え続けるごみを何とかしようと,ゴミ袋の有料化が始まったのが90年だそうです。
    それまではどんな袋でも引き取ってもらえましたが,今は決められたゴミ袋を買ってそれ
   に入れて出さないといけません。

ゴミ袋の有料化が始まって12年たち,今ではすっかり定着しているので,子どもたちにとっては
当たり前のことである。
 しかし西城のような田舎では,その袋代がもったいないとか,出す手間がかかるなどの理由で,ごみの野焼きが依然として行われているのも事実である。
 町条例で野焼きは禁止にはなったが。

発問4:

それから,町の人口はだんだん減っているのに,94年ごろからまた燃えるごみが増えているね。

どうしてこんなにごみが増えるのでしょうかね。
でも,役場の人は燃えるごみは増えたほうがいいといっておられます。
どうしてだろうね。  

ごみがなぜ増え続けるかについては,子どもたちには難しいので疑問を投げかけておき,日々の生活の中で考えていくことが大切だと思う。
 人間のくらしがどんどんぜいたくになって,いらない物まで買ったりもらったりしているといえるのではないか。

説明2:

ごみを燃やすと何が発生するのだろうね。そう,ダイオキシンだよね。
     
これは清掃工場で燃やすと,高い温度で燃やすし,ちゃんと煙をきれいにしてから外へ出すので大丈夫だけど,野焼き,つまり自分の家で燃やすと発生するそうです。
以前は紙のごみは大丈夫といわれていたけど,紙でも表面にコーティングされたものは,やはり燃やさないほうがいいそうです。
     
だから役場の人はできるだけ燃えるごみに出してほしいといわれるんだね。

説明3:

西城町でも98年から資源物の収集が始まっているね。
     それまでは空きびんも空き缶も不燃ごみで出していたけど,資源ごみのほうへまわったか
    ら,不燃ごみが減ったんだね。
     これからも資源ごみが増えていくといいね。 

発問5:

ところで西城町で1年間にごみ処理にかかる費用はどのくらいだと思いますか。
ごみを集める人の給料や,車のガソリン代,庄原市や他の町と合同で建てている清掃工場の負担金などをすべてふくみます。
     
みんなにはわかりにくいのでヒントをあげると,数千万円です。

説明4:

答えは4471万7千円です。
     
これを西城町の家の数,世帯数で割ると,1家庭あたり26,460円にもなります。
いらないごみを処理するために,お父さんやお母さんの払う税金がこんなに使われているんだね。

「えー、高い。」という反応が多かった。
子どもたちの生活の中では,ごみにお金がかかるというのは想像がつかないのではないか。

発問6:

今まで見てきたように、ごみを減らすのはわたしたち一人一人にかかっています。
      
今日からでもわたしたちができることは何でしょう。

では,始めにみなさんに聞いたごみの処理の仕方で,正しいやり方はこうです。
     
自分のワークシートに赤丸をつけましょう。 

____

子どもたちの感想より
 ・ペットボトルは資源ごみとは思いませんでした。これからはちゃんとごみを出したいです。
 ・西城の1年間のごみ費用がとっても高く,びっくりしました。
 ・わたしはごみが増えちゃいけないと思っていたけど,出したほうがいいというのは初めて知った。
 ・今日この勉強をして資源ごみの意味がわかった。
 ・人口は減っているのに,どうしてごみは増えているのかと思った。


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