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TOSSランドNo: 2130016 更新:2013年08月15日

環境教育ー「蘇れ森林」の授業


環境教育ー「蘇れ森林!」の授業(1)

 5年生40名に森林破壊の授業を2時間行った。

 森林破壊の事実を知らせた。またEM(有用微生物群)による森林再生の可能性も扱った。

 <準備物>

・ アマゾンの2枚の航空写真(今「緑」が危ないー学研P116)

・ アマゾンの森林破壊の写真(今「地球」が危ないー学研,P80)

・ 焼畑の写真(「地球環境」データブックー学研P22)

・ インドネシアの森林破壊の写真(「地球を救う微生物EM」第6巻P13)

・ 砂漠化の世界地図(「地球を救う微生物EM」第6巻P12)

・ 森林の働きの自然サイクル図(  〃  P8.P10)

・ 円グラフ「熱帯林を輸入している国」(「わくわくエネルギーランド」エネルギー環境教育情報センターP33)

・ 大きな掲示用世界地図

・ EMでよみがえる大地(「地球を救う微生物EM」第6巻P20)

「アマゾンの2枚の航空写真」を前の黒板と後ろの黒板に掲示した。

指示1:

この2枚の写真を見て,わかったこと・思ったこと・考えたことをノートに箇条書きしなさい。時間は7分です。

子どもたちは前や後ろの黒板に集まっていった。前の黒板の隣には大きな世界地図を掲示しておいた。しばらくすると,この世界地図の前に集まる子も出てきた。7分後,

指示2:

全員発表してもらいます。3つまでの人どうぞ。

後,「5つまで,7つまで,10まで,まだある人」と発表していった。

次のことが出た。

・ 1973年は緑が多い。

・ 真っ直ぐな赤い線が何本もある。

・ 1973年に比べて,1986年は道路が多い。

・ この赤い所は人口が多いところだ。

・ 1973年に比べて,1986年は開発が進んで緑が少なくなっている。

・ 同じ場所なのにだいぶ変わっている。

・ ここの場所はどこなのか。

・ 赤い所は都市だと思う。

・ 赤い所は村だと思う。

・ 1983年は環境破壊が進んでいる。

・ ここはインドネシアのボルネオだと思う。(世界地図を使って)

・ 13年でこんなに変わるのか。

・ アマゾンだと思う。(世界地図を使って)等

発問1:

この赤い線は何ですか。

町,家,工場,道路が出た。

説明1:

ここは南アメリカのアマゾン地方です。(世界地図で)そして,この赤い線は実はこれです。(「アマゾンの森林破壊の写真」を提示する)

指示3:

感想をどうぞ。

 数人を指名する。

「真っ直ぐな道だ」「道の回りの木も倒れている。」が出た。

発問2:

木がありません。なぜなくなったのでしょうか。

「木を切ったから」「焼畑でなくなった」がすぐ出た。ほんの数週間前に,大阪鶴見緑地にある「生き生き地球館」に見学に行った成果であろう。

説明2:

そうです。焼畑です。熱帯地方では森林を焼いて,その灰を肥料にして畑を作っています。こういう農業が大昔から続いているのです。勿論,木を切ったことも森林がなくなった原因です。

発問3:

切られた木はどうなったのでしょう。

「机・タンスになった。」「外国へ輸出した」が出た。「外国ってどこの国?」と聞くと「日本」という答えが返ってきた。

円グラフ「熱帯林を輸入している国」を模造紙に書いて提示した。

説明3:

なんと日本が熱帯林の半分を輸入しているのです。熱帯林がなくなるのは,半分は日本のせいでもあるのです。

発問4:

木を切り倒したり,焼いたりした土地は何に使われるのでしょう。

「畑」だけが出た。

「インドネシアの禿げ山の写真」を提示した。

説明4:

この写真はインドネシアです。(世界地図で)木を切り倒した後のこの土地では,羊が飼われているそうです。ブラジルでは牛が飼われています。この牛の肉はみんなの好きなハンバーガーの肉になっています。

発問5:

森林は私たちにどんなよいことをしてくれていますか。

「酸素を作る」「二酸化炭素を吸ってくれる」「紙の原料になる」「家具になる」が出た。

子どもたちの発表に合わせて,私は次のページのようなサイクル図を書いていった。このサイクル図は,「向山式サイクル図で地球環境の授業」(明治図書)P157のサイクル図を使った。

Image8

発問6:

反対に私たちは森林に対して何をしてあげていますか。

これは出なかったので,上記のように「世話」「植林」を付け加えた。

説明5:

これが回っていれば問題はないのです。大昔はこのサイクルはうまくいっていました。木を切っても焼いても森林はなくならなかったのです。ここ何十年間で,この写真のようになったのです。(航空写真)このサイクル図のどこが切れたから,プッツンしたからこの写真のようになったのですか。

子どもたちからは左のプッツンが出た。私は右のプッツンを加えて,「実は両方プッツンしているのです」と言った。

Image9

発問7:

昔はうまくいっていたのに,どうして現在ではうまくいかなくなったのでしょう。

「木の切りすぎ」「畑の焼きすぎ」が出た。

説明6:

そうです。あまりにもたくさんの木を切ったり,焼畑の期間が短かったりで,木が育つ間がなくなってしまったのです。昔はこれ以上切ると,森林がだめになるとか,一度焼いたところは数十年は焼いたりしなかったのです。今では10年たったらまた同じ土地を焼いたりしているので,こんな状態になったのです。

環境教育ー「蘇れ森林!」の授業(2)

 次の順で第1時の復習をリズムよくやった。

①2枚の航空写真を提示し,「アマゾンでは13年間にこのように森林が変化しました。」と話した。

②「こうなった原因は,焼畑をやったり,木を切り倒したりしたからでしたね」と言って,「アマゾンの森林破壊の写真」と「焼畑の写 真」を提示した。

③ サイクル図を書いて,どこがプッツンしているかを確かめた。

 このような復習をリズムよく行うことで,緊張感が生まれた。

発問8:

アマゾンのように森林がなくなっているところは他にもあります。どのあたりに多いと思いますか。

 「アフリカ」は出たが,子どもたちは知らなかった。

この後,「砂漠化の世界地図」を書いた模造紙を提示した。

この地図を見て,「おお」と驚きの声が漏れた。

指示4:

斜めの線は現在砂漠の所です。この地図を見て思ったことをノートに書きなさい。

5分ほど時間を取った。次のような発表があった。

・ 赤道付近が砂漠化している。

・ オーストラリアはほとんどが砂漠化。

・ 日本が他の国から森林を輸入しているのが原因なのか。

・ アフリカの北と南が砂漠化している。

・ 砂漠のあるところでは人がす住めないのでは。

・ アメリカや南アメリカのアルゼンチンあたりも砂漠化している。

・ 日本は砂漠化していない。

・ 中国は砂漠化がとても広がっている。

・ 現在砂漠のところは少ない。

・ 日本の近くにも砂漠化している。

・ 貧しい国のアフリカや南アメリカなどに砂漠化が進んでいる。

・ オーストラリアやアメリカは貧しくない国なのに。なぜ砂漠化しているのだろう。

・ このままいったら人間は絶滅するのだろうか。

発問9:

森林がなくなったらなぜ大問題なのですか。

指示5:

近くのこと相談して,わかったことをノートに考えを書きなさい。

 次の4つが子どもから出た。

・ 酸素が少なくなる。

・ 家具がなくなる。

・ 地球温暖化が進む。

・ 生物が絶滅する恐れがある。

説明7:

森林がなくなったら,酸素がなくなる。酸素がなくなったら偉いことだね。地球温暖化が進んだら,北極南極の氷が解けてしまう。日本が沈没してしまう。 森林に住んでいる生物もなくなってしまう。かつて日本にはオオカミという動物がいあたが今は絶滅していなくなった。朱鷺という美しい鳥ももう1羽しかいない。生物が絶滅してしまう。森林ってとても大事なんだね。アフリカのこの砂漠も,大昔は森林だったのです。人間が木を切りすぎたため砂漠になってしまったのです。

発問10:

それでは森林の役目とは何でしょう。森林がやってくれている仕事のことです。

「酸素を作る」「生物のすみか」「二酸化炭素を吸ってくれる」が出たが,それ以外は知らなかった。

「まだまだ大事な役目があるよ。みんなの知っている物を作ってくれるんだよ」というと,「雨」が出た。その子に発表してもらった。 

「降った雨が流れるのを防いでくれる」とその子は言った。

他の子はわからないようだったので,模造紙に描いた「自然界のサイクル図」を提示した。そして次のように板書しながら説明をしていった。

  森林の働き

①酸素を作る。

②二酸化炭素を作る。

③水を蒸発させ,雲を作り,雨を降らせる。

④しげった葉や根が,豊かな土地が雨によって流されるのを防ぐ。 

⑤多くの水を根や葉がたくわえてくれる(緑のダム)

説明8:

今世界で一年間にどれぐらいの森林がなくなっているか知っていますか。1年間で1130万ヘクタールの熱帯林がなくなっているのです。1130万ヘクタールとは日本の本州の半分の広さです。(日本地図で確認)

「先生,一日に琵琶湖ぐらいの広さの森林がなくなっている」という子がいた。

発問11:

みんなが大人になったらどうなっているでしょうね。このような砂漠化を解決する方法はあると思いますか。あると思う人?

全員挙手。

説明9:

残念ながら解決する方法はありません。ないのです。しかし,私たち人間は工夫をして,なんとか砂漠化を防ごうと努力をしています。そして世界中の人々が協力しあっているのです。これを見てごらん。

「地球を救う微生物第6巻」の裏表紙を見せる。

「EMイーエム」と子どもたちは読んだ。

説明10:

そうです。EMが解決の糸口を見つけてくれたのです。私たちがトイレにまいて,臭いにおいをとってくれているあのEMと同じです。(前掲書P20P21を見せる)北海道の旭川のこの土地は昔水銀を取って残った土地を大量に捨てた場所なので,植物が育ちませんでした。ところがEMを水でうすめてまいて,その上にメドハリやイタドリといった植物の種とEMの液の入った土を吹き付けました。すると一ヶ月たったら,こんなに緑でおおわれたそうです。

5分残ったので授業の感想を書いてもらった。

子どもたちの感想。

△ EMでしばふがはえてくるとは思わなかった。おどろいた。こん

  なことは初めて知ったから勉強になった。

△ 私は前まで,さばくはもとから森林がないと思っていた。でも,

  今日勉強して人間がさばくにしたということを知った。EMがしば

  ふを作ってくれることも知った。EMがしばふを作れるとは思わな

  かった。

△ 森林は人間に大切なことをしてくれているのに,人間はその森林

  を切りたおしたりしている。人間は地球に悪いことをしている。そ

  れを守れるのが今のところEMだけなんて意外だった。ほかの方法

  を見つけなくてはならないと思う。

△ EMで森林がよく育つようになるなんて知らなかった。そして,

  EMがび生物だとも思わなかった。EMで土だけしかなかった所が,

  EMをばらまいて,種を植えて,またEMをかけて,よく育つとい

  う方法は,今日初めて知ったのですごく勉強になったと思う。

  そして,砂漠が多くなってきたのも今日知った。

  森林がなくなるとさん素などがなくなり,私たちも生きていけなく

  なるのですごく困る。そして,雲や雨が森林でできていたなんて, 

  すごく信じられなかった。すごく勉強できたと思いました。

△ 森林が一年で日本の半分もなくなっているなんて知らなかった。

  森林をふやす方法がないと聞いたとき,私はもっと森林を大切にし

  なきゃいけないと思った。EMで植物をふやすことができるなら,

  もっとふやして大切にしたい。

△ EMはヒーローだ。微生物だけど……。


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