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TOSSランドNo: 3400017 更新:2013年08月15日

朝の会をやりきらせる方法


 4月の2日目に朝の会に何をするかを決める。

 教師不在(職員朝会)のため、朝の会には朝学をしている。

メニューは次の通り。

月曜日 朝礼または百人一首
火曜日 うつしまるくん
水曜日 音読または百人一首
木曜日 10分読書
金曜日 習字の用意
土曜日 漢字練習

 4月の初めの2,3日はほとんどの子がやっている。これは大丈夫だなと思う。1~3人ぐらいやっていなくても後の子がやってるから大丈夫だ、自分の指導もまんざらではないと思う。

これはもう落とし穴にはまっている。

 1週間もたたないうちの朝の会は騒乱状態になる。

 教師が教室に近づくにつれて、子ども達の騒がしい声が聞こえてくる。もっとひどくなると、廊下で男子が数人暴れている。

 教室に入るとほとんど全員が立っておしゃべり、紙屑をほる、時にはドッジボールの投げ合いさえやっている時がある。誰かが泣いている時もある。

 これは初めの3日間の状態に危機感を持たなかったからである。

 このような状態を初めからなくすにはどうすればよいか、原則は3つある。

1 確認の原則
2 徹底の原則
3 途中確認の原則

1 確認の原則

朝の会のやり方は、黄金の3日間の2日目に教えておくこととする。

 毎日、朝の会が終わってからやったかどうかの確認をする。

指示1:

全員起立。今日の朝の会のメニューは○○でした。チャイムが鳴り初めてから先生が来るまでに○○をやっていた人は座りなさい。

 「チャイムが鳴り始めてから先生が来るまで」というのがポイントである。「朝の会に○○をやった人は座りなさい」では、終わりかけにちょっとやったり、初めにちょっとやったりした子まで座るからである。

 また、「先生が来るまで」は、職員朝会が長引いて遅れて教室に入る場合もあるからである。

 座ったのを確認してから、

指示2:

もう一度全員立ちなさい。先生はチャイムが鳴り始めたらと言ったのですよ。鳴っている途中ではありません。鳴り終わってからでもありません。もう一度聞きます。チャイムが鳴り初めてから先生が来るまでに○○をやっていた人は座りなさい。

と念を押す。
 これで立ったままの子がぐっと増える。

指示3:

明日、正しくできると約束できる子だけ座りなさい。

 全員が座る。すかさず次のように言う。

指示4:

今、立っていた子が、明日正しくやると約束しました。見た人は手を挙げなさい。 よく見ていました。えらい。

 このようにして追い込む。証拠を残すのである。

 手を挙げた子をほめるのも大事だ。他の子を味方に入れるためである。

 次の日、やっていない子は激変する。

 2日目は次のように聞く。

指示5:

全員起立。今日の朝の会のメニューは○○です。チャイムが鳴り始めてから先生が来るまでに○○をやっていた人は立ったまま、やっていなかった人は座りなさい。

 昨日の聞き方とは逆である。

 ほとんどの子が立つ。なかにはやっていなかったのに立っている子がいる。

 他の子から文句が出て座る。しばらくその様子を見てから次のようにほめる。

指示6:

あなたたちは賢い子だね。えらいね。すばらしいね。きっと勉強ができるようになりますよ。家に帰ったら、今日先生にほめられたことをお父さんお母さんに話しなさい。きっとお父さんお母さんもほめてくれるでしょう。本当に偉い。すばらしい子だ。はい座っていいよ。

 その後、反対にやっていなかった子を立たせる。6,7人が立つ。昨日やっていなかった子達である。

指示7:

やっていなかった子立ちなさい。あなた達は昨日、今日正しくやると約束したじゃないですか。約束をしたのを見た人、手を挙げなさい。(ほとんど挙手)ほら、こんなに証人がいます。こなことでは困ります。お父さんお母さんもさぞ悲しむでしょう。明日は正しくできると約束できますか。やっていなかったら休み時間に先生のところへ来てやってもらいます。約束できる人だけ座ります。

2 徹底の原則

さぁ、3日目。勝負の日である。

 だいたいの学級はこれで全員がやっているはずである。

 しかし、そうでない場合がある。

 同じように聞く。1日目の聞き方である。これで立ったままの子は2,3人であろう。

指示8:

約束ですから、1時間目の休み時間に先生の所に来て、今日のメニューをしてもらいます。

朝の会でやったことの確認をする。

 読書なら何頁読んだか、何を読んだかチェックさせる。

 うつしまるくんや漢字練習なら、隣の子に確認させる。

 音読なら赤丸をぬらせる。10分あれば1つの教材は読み終えることができる。

 1時間目の休み時間にやらせた後、2時間目の初めに全員にやったことの報告をする。

 当事者を立たせる。

説明1:

この子達は1時間目の休み時間に朝の会の○○をやりました。見た人?(教室にいた子が手をあげる)よくやりました。(ほめる。これが大事)ところで、みんなに聞くけど、朝の会にみんながやっている時に、みんなとやる方がいいか、このように他の子が遊んでいる休み時間にやる方がいいか、どちらがいいですか。朝の会の人? 休み時間の人?

全員、朝の会に手を挙げる。

指示9:

そうだよね。みんなと同じ朝の会にする方がいいよね。休み時間に自分たちだけ遊べないのいやだよね。ところで、君たちはどちらですか。(当事者に聞く)朝の会にみんなとやる方がいいという人は座りなさい。

当事者は座る。すかさず、「えらい。さすが○年○組の子どもたちだ」とほめる。

 このように言っただけではやらない子は、実際にやらせないといけない。3日で徹底できるようになる。

3 途中確認の原則

 このような指導で朝の会は軌道に乗っていく。

 軌道に乗ると全員がやっているように教師は錯覚する。だから、時々同じように点検する。

 ぬきうちに点検する。すると、やはり3,4人ができていない。同じように休み時間(時には授業中)にやらせる。次の日、やていたかどうか確認する。

 このような原則が1年間教師がいなくてもやるようになるのである。

 当番や係り活動もときどき確認を入れることが大事だ。


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