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TOSSランドNo: 6732338 更新:2013年08月15日

「子供を動かす法則」の追試で模擬テストや学力検査の試験監督をスムーズに行う方法


「子供を動かす法則」の追試で模擬テストや学力検査の試験監督をスムーズに行う方法

『子供を動かす法則』(向山洋一著・明治図書)には、次の記述がある。

集団を動かす時、最後の行動まで示してから行動させる。

この原則を、学生時代に、試験監督のアルバイトで実践した。

1.試験終了後、答案を回収し、解答を配る時の実践

試験終了後、生徒たちはホッと一息つきたい場面である。
しかし、予備校の運営マニュアルで決められていて、やらなければならないことがあった。

①答案を1人ずつ回収する
②答案の枚数と試験中に数えておいた生徒の人数が合っているか確認する
③解答を配る(ここまでの間、生徒を返してはならない)

 特に、50名以上の大会場を1人でやらなければならない時、次のような状態に陥ることがあった。
 その場で、急に命じられる訳だから、生徒の顔と名前はまったく一致していない状態で、仕切らなければならない。

指示1:

はいっ、そこまで。解答を止めて下さい。
答案を回収します

答案を回収し始めると終わった安心感からか、回収された生徒の方から話声が目立ち始める。
中には、立ちあがってさっさと部屋を出て行ってしまう者も出てくる。
慌てて、「まだ終わってないから席について!」と指示をするが、立ちあがった生徒の数が多すぎたり、話し声がうるさかったりすると、指示が通らなくなることがあった。
業務上、生徒を怒鳴りつけることが出来ないため、こちらで、何かしらの工夫をする必要があった。

2.改善後

向山洋一氏の著書『子どもを動かす法則』(明治図書)を読むと、次の原則が書いてあった。

集団を動かす時、最後の行動まで示してから動かせ。

これを、次のように実践した。

試験終了時刻になって、次のように指示をした。

指示2:

はい!解答をやめて下さい。
今から答案を回収します。
合図をするまで、席を立たないで下さい。

指示の最後の一言を付け足しただけだ。
しかし、たったこれだけで、驚くほど生徒たちの反応が変わった。
答案を回収する最中に、注意をしたり、部屋を出て行った生徒を追いかけたりしなければならない必要がほとんど無くなったのだ。
従って、生徒の動向に必要以上に注意しなくてもよくなったため、答案を回収しながら、枚数をも数えてしまうということも同時進行でできた。
そのため、生徒たちを解放するまでの時間を驚くほど短く短縮できるようになったのである。
これは私自身にとっても生徒たちにとっても一石二鳥の素晴らしい展開となった。

3.結論

今まで、自分の言う事を聴いてくれない、なんて可愛くない生徒たちだろうと思ってしまう節があった。
しかし、実は次に何をしたらいいか分からなかったから起きていた単なる「混乱」であった事がよく分かった。
指導する側が、謙虚にきちんと「原理」を学び、目の前の事実に即して使いこなしていけば、双方が嫌な思いをせずに、事態は実に理想的な展開になることが分かった。


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