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TOSSランドNo: 6542538 更新:2013年08月12日

『モチモチの木』全発問・全指示Ⅴ(豆太の性格・主題)


11.第11時 豆太の性格

 問題を板書しノートに写させる。

発問1:

 豆太は弱虫ですか,勇気のある子どもですか。

 考え,理由をノートに書き,見せに来るよう指示する。
 途中で,一度も見せに来ていない児童に来るように言う。
 全員が見せに来たところで挙手により人数を調べる。
   弱虫・・・・8人  勇気がある・・・・26人  弱虫だけど勇気がある・・・・6人

指示1:

 賛成意見反対意見を言ってください。

〈弱虫に賛成〉
・じさまと一緒にしょんべんにいくと書いてあるから。
・豆太はじさまが元気になるとそのばんからしょんべんにじさまを起こしたから弱虫。
・じさまがはらいたを起こさなかったら医者様を呼びに行かなかったから。
・5の場面の小見出しに「弱虫でも,やさしけりゃ」とあるから。
・勇気があるに反対。最後にじさまをしょんべんに起こしたから。
〈勇気があるに賛成〉
・夜道の中を霜が足にかみついても泣き泣き走って医者様を呼びに行けたから。
・16頁9行目に「お前は一人で・・・」と書いてあるから。
・P10に「モチモチの木は勇気のある子どもだけしか見られない」と書いてあるから。
・豆太は一人で医者様を呼びに行けたから勇気がある。
・17頁に「自分で自分を弱虫だなんて思うな」と書いてあるから,弱虫という意見に反対。藤
・本当は夜道を行きたくないけど,P13に「大好きなじさまの死んじまう方がもっとこわかったから」と書いてあるから勇気がある。
・山の神様のお祭りを見たから。
〈弱虫だけど勇気があるに賛成〉
・初め弱虫で,途中で勇気のある子どもになって,また弱虫になったから。
・P4から11までは弱虫で,P11から16の5行目までは勇気のある子どもだと思います。P4からは自分のことを弱虫だと責めていました。P12から16の5行目くらいは心の中が大好きなじさまのことだけになってじさまを助けなきゃと思った。いざとなると豆太も勇気のある子どもになるけど,勇気のあるのはその時だけで,普段の日は自分のことを弱虫だと思っている。だから豆太は弱虫でもあるし勇気のある子でもあると思います。
・最初と最後は一人でしょんべんも行けなくて,真ん中はドアを吹っ飛ばして医者を呼びに行けたから。
・トイレに行くときは弱虫だけど,医者様を呼びに行くときは一人で行けたから。
・勇気があるに反対。呼びに行ったときは勇気があるけど,最初の方は弱虫だから勇気があるだけじゃないと思います。
・「弱虫だけどやさしけりゃ」と書いてあるから。
 一度意見が途切れたので,「勇気があるが優勢なので,それに決めていいですか?」と挑発したら,再度意見が続いた。以上の発言の他にものべ20人くらいが発言した。再度人数を聞く。

指示2:

 弱虫ということが分かる証拠の文を言ってください。

 ・P16 夜道を医者様よびに行けるほど,勇気のある子どもだった
 ・P6 それなのに,どうして豆太だけが,こんなにおくびょうなんだろうか。
 ・P4 一人でせっちんぐらい行けたっていい。
 ・P17 「じさまぁ。」と,しょんべんにじさまを起こしたとさ。

 勇気があるという証拠の文は。

 P13の「霜が足にかみついた。足からは血が出た。豆太は,なきなき走った。」を挙げる児童がいたので,なきなき走ったことが勇気のあることになるのか聞き返すと,こわいのをがまんして医者様を呼んだことが勇気があるという証拠だと言い直した。
 次のように説明して終えた。

説明1:

 このお話の初めの部分の豆太も,最後の部分の豆太も,しょんべんが一人でできないと書いてありますね。だから,もともと豆太は弱虫だと考えられるでしょう。ただ,まだ5歳の子が,夜中に外のトイレに一人で行けなくても当たり前,とも考えられます。でも,語り手は豆太のことを一人でトイレに行けない弱虫と考えています。
 じさまがはらいたを起こして豆太が医者を呼びにいく場面ですが,豆太は医者様を呼びに行くときもこわかったんですね。だけど,じさまが死んでしまう方がもっと怖かったから,我慢して呼びに行きました。こわくても呼びに行ったことはかわりありませんから,みんなが豆太を勇気があると考えても当然です。
 ただ,豆太は自分のことを勇気があると考えているでしょうか。(「いない」の反応) だから豆太は,自分のことを弱虫と思っていて,いざというときに勇気は出せるけれどもそのことには気づいていません。
 答えは,弱虫な部分と,自分では気づいていないけれど勇気のある部分があるから,弱虫だけど勇気がある,が一番いいようですね。


12.第12時 主題

指示3:

 5の場面を立って一回音読します。始め。

 その後,丸読み(一文ずつ交代して読む)をさせる。

発問2:

 じさまのしゃべった会話文の中にはいくつの文がありますか。 

 7つであることを確認する。
 問題を板書し,ノートに書き写させる。

発問3:

 じさまは豆太にどんなことを分かってもらいたいと思っていますか。じさまの会話文の中からひとつ選んで正しく書き写して持って来てください。

 「2つあるなー」と呟く声が聞こえる。
 全員が見せに来たところで人数を聞く。
 次の4種類が出された。
  ①お前は,山の神様のお祭りを見たんだ。・・・3人
  ③お前は,一人で,夜道を医者様呼びに行けるほど,勇気のある子どもだったんだからな。・・・手を挙げる時点で変更して0人
  ④自分で自分を弱虫だなんて思うな。・・・19人
  ⑤人間,やさしささえあれば,やらなきゃならねえことは,きっとやるもんだ。・・・14人

指示4:

 意見があったら言ってください。

 ④に賛成する意見,⑤から④に移るという発言が多かった。
  ・豆太にわかってもらいたいことだから,豆太は自分のことを弱虫と思っているから,弱虫だと思うなということを分かってもらいたいと思う。
 このような意見が多かった。
 確かに,じさまが豆太に分かってもらいたいことの直接的な言葉は④の「自分で自分を弱虫だなんて思うな。」の方が強く感じられる。
 主題をつかませる発問としては,「じさまは豆太にどんなことを分かってもらいたいと思っていますか」という問いかけは不適切であったようだ。
 教師の考えとしては⑤の方がよいと考えていることを告げて終えた。 
 


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