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TOSSランドNo: 2048188 更新:2013年08月09日

冠婚葬祭の授業「節分」


 2009年2月3日、4年生に行った授業である。(約30分)

写真文字
(太字赤は発問・指示)
発問・指示等
(青字は教師の言葉)
  日本の伝統文化「節分」今日は何の日ですか。
すぐに「節分」という声が出る。
中には「節分って何?」という子もいた。
  「節分」について知っていることをたくさん書きましょう。「節分」について知っていることをできるだけたくさん書きましょう。
3分ほど時間を取った後、次々と発表させる。
・豆をまく。
・年の数だけ豆を食べる。
・太巻きを南を向いて食べるといいことがある。
・付け足しで、太巻きを食べ終わるまでしゃべってはいけない。
・とげのある葉っぱを玄関に飾る。
・魚の頭も飾る。
・鰯だと思う。
では、詳しく見ていきましょう。
  節分=季節の分かれ目
立春 の前の日
立夏 の前の日 →節分
立秋 の前の日
立冬 の前の日
節分とは、どういう意味か分かりますか。これは「季節の分かれ目」という意味です。
「確かに」の声。
季節はいくつありますか。4つ。
春、夏、秋、冬・・・の4つですね。
立春、立夏、立秋、立冬はそれぞれ春になる日、夏になる日・・・で、その前の日を「節分」と言いました。
もともと節分は1年に4回あったのです。
では、なぜ春の節分だけが残ったのでしょうか。
  昔は春の始まる日が1年の始まりだった
     ↓
立春 の前の日
 ↑   ↑
正月  大晦日
今は地球が太陽の周りを1週する日を1年として暦(カレンダー)を作っていますが、昔は月の満ち欠けを元に暦を作っていました。ちょうど昔のお正月が立春の頃でした。また、春・夏・秋・冬と1年が始まるのも春なので、立春がお正月だったのです。
つまり、春の節分は大晦日ということになりますね。
  新年を迎えるために邪気を鬼に見立てて追い払う行事それで、1年の嫌なこと、病気が流行ったとか、作物が実らなかったとかいう嫌なことを鬼に見立てて追い払う行事が行われるようになりました。この風習は中国から伝わったのですが、日本にも害虫を退治するために豆をまく風習があったので、この2つの風習がまざって今のような豆まきになりました。
節分のセット
(大豆・柊・鰯の頭)
  豆まきに使う物を見てみましょう。これは何ですか。
「大豆」「ひいらぎ」「鰯の頭」
大豆大豆を使うのは?
大豆を炒るときのはじける音で、悪霊をおどかすことができるから。
豆まきに大豆を使うのはなぜでしょうか。
・豆をぶつけると痛いから鬼が逃げるから。
大豆を火であぶると、パチパチとはじける音が出るので、その音で悪霊をおどかすのだそうです。トウモロコシもはじけるけど、昔は日本になかったからね。
豆まきをしているかどうかを聞いてみた。約3分の1だった。やったことがないという子、掃除が大変だからやらないという子もいた。
  豆まきのあと自分の年より1つ多く豆を食べる
      ↓
豆に宿った霊を体内に入れ、人間の霊魂を強くするため。
さて、豆まきのあと「年の数だけ豆を食べる」、ということを聞いたことがあるでしょう。この本(冠婚葬祭ってなーに?)には、自分の年より1つ多く、と書いてあります。これは、これから始まる年の分も、という意味だそうです。
なぜ豆を食べるのでしょう。

・鬼を退治する豆を食べて、体を強くするため。
かなり近い意見が出た。
豆に宿った霊を体内に入れて、人間の霊魂を強くするためだそうです。
最近は太巻き寿司を食べることが流行っているそうです。でも、これは大阪のお寿司屋さんと海苔やさんが始めたのだそうです。

「落花生と太巻き寿司」のコラムを読む。
鰯の頭鰯の頭は何のため?
鰯の頭を火であぶったときの煙やにおいで、虫・鳥・けものを追い払うため。
鰯の頭は?
・鰯はくさいから鬼が逃げていく。
そのとおり、鰯の頭を火であぶると、くさいし煙も出ます。昔は農家が多かったので、作物を食べる害虫や鳥や獣をこのにおいや煙で追い払ったのです。害虫や鳥や獣を鬼に見立てたのですね。
10ひいらぎを戸口にさすのはなぜ?
家をのぞきに来た鬼の目を、柊の葉のとげで突くため。
柊は?
・葉っぱのとげが痛いから鬼が逃げていく。
そうです。鬼がどの家に入ろうかな、とのぞきに来ても、柊のとげが目に刺さって痛いから逃げていくのです。
11なまはげの鬼日本では鬼はいいもの
・先祖の霊が姿をかえたもの
・悪霊や災害から守ってくれるもの
さて、鬼は悪いものとして豆まきをしますが、日本では鬼はいいものと考えられていました。
ここに写っているのはなまはげの鬼です。これらは「先祖の霊が姿をかえたもの」「悪霊や災害から人々を守ってくれるもの」と考えられていました。鬼を悪いものとして追い払う行事は中国から伝わったので、もともと日本で考えられている鬼とは違う鬼なのです。
今日の授業の感想を書きましょう。

 子どもたちの感想を紹介する。
・節分は思ったより深い意味があっておどろきました。
・節分の由来や、豆をまく理由、柊や魚の頭をかざる理由など、いろいろ分かった。
・日本ではおにはいいものと聞いてびっくりしました。節分は季節の分かれ目ということが分かりました。
・昔、日本はおにをいいものとしていたと知ってびっくりしました。おにはせんぞがすがたをかえたものと知ってびっくりしました。2月3日にせんぞにあえるなんて。
・豆を年の数より1こ多く食べるということを初めて知りました。前までは年の数しか食べていませんでした。
・おにが昔いいものだったのはびっくりした。古代ローマてい国にそんな祭りがあったらしいとテレビでやっていました。(名家のお父さんが家の周りを歩きながら豆をまいていたらしい。)
・日本ではおにはもともといいものと聞いてびっくりしました。ご先祖様がすがたをかえた物と聞いて、おにをおいはらっているということは、ご先祖様をおいはらっていると思いました。しかしちがうおにだそうなので少しほっとしました。
・日本ではおにがいいものだなんてびっくりした。だから『泣いた赤おに』などの作品があるんだなと思った。
・昔から伝わって今でもやっている節分はすごいと思った。
・節分にすることをいろいろ知った。たとえば魚の頭とひいらぎを玄関にかざることや、のり巻きを南を向いてしゃべらずに食べることです。
・豆をいるときはじける音でおにをおどかすのは、初めて聞いておどろいた。
・今日勉強して私の知らなかったことがわかって、お母さんやお姉ちゃんに問題を出してみたいです。
・昔の行事には、いろいろな言い伝えがあってすごいと思いました。これからも残していきたいです。
・私は鰯をたべるということを知りませんでした。これからも「節分」という行事を大切にしたいと思います。節分について知っていることがふえました。
・節分はただ豆をまくだけだと思っていたけど、今日の豆まきはそんな考えではなくてちゃんと豆をまいて、春をむかえたいです。


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