TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/05/26 現在)

21635
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1117017 更新:2013年08月08日

国語テストの答え方1 《正しく書き写す》


文を正しく書き写す

1.基本は正しく書き写すこと

 テストの答え方で最も大切なことは、答えの部分を正しく引用すること(正確に書き写すこと)である。そして、これが一番簡単そうでいて一番難しいのである。
 「教室ツーウェイ」1993年12月号の中で向山氏は書いている。

「書きぬきなさい」という超初心向けのことでさえ、何度も何度も教えなくてはならない。一年間は、たっぷりかかる。一年間たっても、間違える子もいる。

 どんなに答えの部分が分かっていても、内容を一部書き直してしまったために意味が全く違ってしまう場合がある。たった一つ、助詞を書き間違えたために意味が通じなくなってしまう場合もある。このような初歩的なミスを防ぐためにも、まず正しく書き写す練習から始めたい。

2.指導例

①発問のし方
 つまらないことかもしれないが、私は二種類の方法での訓練が必要であると考えている。一つは発問を聞き取らせる場合であり、一つは発問を読み取らせる場合である。
 普段の授業では、教師は発問・指示を口で言う場合が多い。発問を言う場合は、無意識のうちに大切な部分を強調してしまう。(少なくとも私はそうなっている。)例えば「○○が~したのはなぜですか」と問う場合、「なぜですか」の部分を強めて言ったりゆっくり言ったりして強調してしまうのである。だから、子どもたちも文末に「から」とつけなければならないのだと気づいて答え易くなる。
 ところがこれを板書しただけでさせるとなると、ぐんと正答率が少なくなる。少なくともテストでは自力で読み取って答えなければならないのだから、発問を板書のみにした場合もやっておく必要がある。

②板書した文を書き写す
 第一段階としては、板書した文をその通り写すことであろう。

 先生が黒板に書く文を(板書する文を)、ノートに書き写しなさい。
 (板書)「わっ、ヒョウだ、クロヒョウだ。」

 板書する文がポイントとなる。
 児童がます目のノートを使っている場合は、黒板にもます目を作って板書したほうが良い。句読点や促音・拗音の書く位置についても指導できる。また、板書する文は、少なくとも初めのうちは一文が一行で収まるものが良い。板書したときに一文が二行以上になる場合、ノートでは下がまだ空いているにもかかわらず、改行してしまう児童もいるからである。
 書けた児童から持って来させ、正解なら○、一か所でも間違えたせ×をつける。何回かやっていけば九〇%の児童は一度で○がもらえるようになるが、初めのうちはヒョウを平仮名で書いてしまったり、句読点を抜かしたり、促音・拗音を大きな字で書いてしまったり、結構間違いがあるのである。
 ×をもらった児童は、私の学級では○をもらうまで何回も見せに来る。大方の児童が○をもらったら次のように説明する。

 問題は「書き写しなさい」でしたね。書き写すということは書いてある通りに書くということです。句読点はもちろん、平仮名・片仮名・漢字もその通りに書かなければなりません。一つ書き間違えただけでも0点なのです。テストにはよく、「書き抜きなさい」「書き出しなさい」という問題が出てきます。これも、書いてある通りに書き写さなければなりません。いつでも正確に書き写すように気をつけましょう。

③一文を意識させて書き抜かせる。
 第二段階である。

 教科書○ページの○行目の文を書き抜きなさい。文を書き抜くのだから、文の初めから終わりまで書き抜くのです。

 この場合もどの文を書き抜かせるかは吟味する必要がある。また「文を書き抜く」という指導が初めてであるならば、「文の初めから終わりまで」と説明を入れた方が良いだろう。
 大方の児童が書けたら、列指名でノートに書いたことを板書させ、評価していく。
 板書した文を書き写すのと違って、教科書の中の一文を書き写す場合は、文の途中から書き始める児童が何人か出てくる。できれば新しい単元に入る度ごとに十分程度時間を取って指導を続けていくと良いだろう。

④長い文を書き写す
 一文が書き写せるようになったら、少しずつ長い文に挑戦させるようにしたい。それには、二~三文が含まれている会話文や詩の視写が良い。

 教科書○ページの会話文を、書き出しなさい。
 「川」という詩の第一連を書き抜きなさい。 

 詩なら、全部書き写させても良い。教師が全員分を見るのが大変であれば、子ども同士で見直しをさせても良い。

⑤文と部分の違いを意識させる
 「書き抜く」「書き出す」ことがある程度身についてきたら、文と部分の違いに意識させるようにする。文といえば句点の次の文字(第一文は初めの文字)から句点までであり、部分といえば文より短いか長いかのどちらかである。高学年児童には、同じ問題について二つの問い方で答えさせたらどうだろうか。

 比喩の使われている文を書き抜きなさい。
 比喩の使われている部分を書き抜きなさい。

⑥視写教材を活用する
 そのまま書き写すという答え方は分かったが、限られた時間内に速く正確に書き写す練習はどのようにしたら良いか。
 画期的な教材がある。光村図書教材から出版されている「うつしまるくん」である。
 これは、1993年12月の法則化本合宿において、木村重夫氏より提案された、学年別視写教材「うつしまるくん」である。
 視写のコツの指導から速く書く練習、原稿用紙の使い方指導等が含まれる。書写教材としても活用できる。手本となる文が示されているので、どの教科書を使っている学校でも使用可能である。答え方指導と共に活用していただけたらと思う。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド