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TOSSランドNo: 3110032 更新:2013年08月07日

講師「最初の3時間」?学期途中の交代の場合?


1年生・5月からの担任

仕事が決まるまで

5月2日、急に非常勤講師の仕事が決まった。「連休明けから」だそうだ。10年ぶりの教職である。

・週24時間勤務。
・月曜から金曜までのうち、「5時間勤務」が4日間、「4時間勤務」が1日。

ということだった。「非常勤」というのは、初めての体験である。

 それ以外に具体的な話がなかったので、「すみませんが、学校名を教えていただけますか?」とたずねると、学校名とともに「1年生担当です」と言われた。動揺して、「1年生は担任したことがないんです。」と思わず口走ってしまった。 「でも、以前先生されていたんでしょう?」と突っ込まれ、「ハイ、勉強します。」と即答した私だった。お粗末である。

引継ぎまで

連休明けの5月8日、市教委と学校に行くことになっていた。
単学級なのか、複数学級があるのか、担任なのか、T・Tなのか、クラスに何人いるのか何もわからなかった。
学校のHPを調べたが、その学校だけHPをもっていなかった。それまでにできることは何か、考えた。

1.1年生に関する教育書を読む。
2.「5月の1年生」に関する情報を集める。
3.1年生に対する「指導の仕方」を調べる。
4.1年生が「何を習うのか」を調べる。
5.連休中にできることを考えて、準備する。
6.実際に学校まで車で行き、通勤経路を確認する。

引継ぎまでの詳細

5月の連休中に次の準備をした。

1.1年生に関する教育書を読む。

まず、市内で1番大きな本屋へ行った。ところが学年別の本は、年度変わりに売れて以来、欠品は補充されていなかった。
また、これから連休に入るということで、注文できるのは連休明け、届くのはもっと先という。それでは任期が終わってしまう。
かろうじて残っていた中から、次の本を買った。

『学級担任の気くばり・目くばり 小学1年』教育技術中央研究所・編(明治図書)
『1年生担任の仕事術・年間実践プラン223』小山弘一・著(明治図書)

2.「5月の1年生」に関する情報を集める。

『女教師ML』で、SOSを出した。あまりにも急なことで、自分ひとりでは手におえなかった。
何人かの先生にアドバイスをいただき、本当に助けられた。

3.1年生に対する「指導の仕方」を調べる。

既に持っていた、『教え方のプロ・向山洋一全集 4 最初の三日間で学級を組織する』(明治図書)の中の「一年担任としての三日間」を繰り返し読む。さらに他の本屋へ行き、『1年生の「学習技能」を鍛える』石岡房子・著/有田和正・解説(明治図書)を入手する。

4.1年生が「何を習うのか」を調べる。

国語の教科書は、全学年分個人で買って揃えてあった。足りない算数の教科書を買いに行った。あとの教科書は買わなかった。
「国語と算数だけで手一杯」と思ったからだ。

5.連休中にできることを考えて、準備する。

いろいろ情報を集め、本を読んでいくうちに、「ネタ」が必要だとわかってきた。子どもが飽きたとき、集中させるときの方法、簡単な手遊び歌・ゲームなど。また、手話サークルで習っていた手話歌の復習もした。子どもたちは、喜ぶだろうか?

6.実際に学校まで車で行き、通勤経路を確認する。

学校名を聞いたので、地図を見て、何キロかかり何時間で行けるのか、どういう道順で行くのか、実際に行って調べることにした。
かなり遠い場所であり、朝のラッシュもすごいようなので、下見は必要だった。
片道約24キロ、およそ1時間だった。かなり早起きして出かける覚悟ができた。

引継ぎ

5月8日から勤務かと思っていたが、この日は事務手続きだけで、出勤は5月10日からとわかった。
以下のものをいただいたり、借りたりした。

・日課表  ・講師の授業実施予定表  ・週担当時間割  ・週予定表  ・児童名簿  ・学校訪問日程表  
・学校訪問参観授業指導案形式  ・教師用指導書  ・教科書

5月10日「初出勤日」が、学校訪問のための「指導案提出日」となってしまった。

引継ぎの詳細

1.市教委へ

まず市教委へ行くことになっていた。そのまま、勤務校へ案内された。学校で書類作成をするようだ。

2.学校へ

校長先生は出張で留守だったが、玄関の黒板に「夏目先生 ようこそお待ちしておりました。急ですがよろしくお願いします。」と書かれており、あたたかい出迎えに感激し、ジーンとなった。この学校に来られて幸せだとしみじみ思った。

3.事務連絡・引継ぎ

顔ぶれは、校長が留守なので、教頭、教務主任、事務、市教委の方、そして私だった。
1年生の担任になった。「病休補充」ということで担任は既に休まれており、引継ぎはできなかった。
1年生がどこまで文字を読み書きできるのか、学習の進度はどうなっているのか、子どもの特徴はどうなのか、何もわからないままであった。次のものを受け取ったり借りたりした。

・日課表  ・講師の授業実施予定表  ・週担当時間割  ・週予定表  ・児童名簿  ・学校訪問日程表   
・学校訪問参観授業指導案形式  ・教師用指導書  ・教科書

5月10日初出勤日が、学校訪問の指導案提出になってしまった。学校訪問は、5月18日、赴任8日目である。
学級は、1年生は40人ずつの2クラスだった。

4.履歴書の作成

これが大変だった。私は、小・中・高全て転校している。大学も、4年制と通信とで2校行っている。
書式は、転校など前提としていないので、書く欄が狭かった。極細ペンを使っても、汚い字になった。
おまけに在籍年月日とあるが、学年途中の転校、しかも中学時代のことなど覚えていない以前に、子どもだったので、知らなかった。
小学校や中学校の卒業年月日も、転校した関係で覚えていなかった。
おまけに他県で、採用される前の1年間、常勤講師をやっていた。
その県の履歴書(教員時代のもの)と辞令を持って来ていたが、愛知県とは履歴書も辞令も書式が違い、ただ書き写すだけではダメだった。それも講師は3ヶ月ごとに辞令が出るので、書く量は膨大だった。
例外に続く例外で、市教委の方は先に帰られることになった。時間がかかり、給食までご馳走になってしまった。
10年ぶりの給食、感激した。

5.校内の案内

何とか全て終わり、教頭先生が学校の中を案内してくださった。校区の周りの様子なども含め、実に親切に説明してくださった。

*おまけ
後に、休まれている先生が、いろいろな資料を目の届くところに置いてくださっていたことに気付いた。
管理職がそのことを知らなかったので、引き継げなかったのだった。
また私も、人のものを勝手に触ってはいけないと思い、学校に慣れるまで、知らないままでいたのであった。

引継ぎのあと・前日にしたこと

赴任まで、次の最低限のことで、精一杯だろう。

1.児童全員の正しい姓名を覚える。
2.あいさつを考える。(教師向け・学級向け・全校向け)
3.翌日分の教材研究
4.学校訪問用・提出用指導案の作成

引継ぎのあとの詳細

1.児童全員の正しい姓名を覚える。
2.あいさつを考える。(教師向け・学級向け・全校向け)
3.翌日分の教材研究
4.学校訪問用・提出指導案の作成

前日の様子

学校訪問での「参観授業指導案」の提出のため、教材研究にてこずった。読み書きがどこまでできるのか、どこまで話せるのか、学習の進度はどこまでなのか、子どものことが何一つわからなかった。
国語で「詩」をやりたくて、ほとんどの時間を学校訪問のための教材研究に費した。
しかし、子どもに関する情報が少なすぎ、夜になって国語は断念した。
それから道徳に変え、遅い時間から指導案を組み立てた。いろいろな資料に目を通し、『はしのうえのおおかみ』に決めた。
提出は、「ワープロで入力し、フロッピーで」といわれており、入力にも手間取った。
パソコンを始めてから、ワープロは触っていなかったため、入力の仕方をすっかり忘れていたのだ。
予定が狂ってばかりだった。夜の12時になって、やっと仕上がった。
児童全員の名前を覚えるのは必須のはずだったが、そこまで手が回らなかった。
漢字の名簿に、ひらがなで正しい読み方を書き、何度も目を通したが、漢字とひらがなとが一致せず、子どもの顔写真も特徴の手がかりも何もなく、結局覚えられなかった。寝ないで覚えていきたかったが、通勤に片道1時間、車を運転しないといけない。事故をしたらいけないと、家族に「寝ろ寝ろ」といわれ、憂鬱な気分で本当に寝てしまった。教師失格、情けない。
その上、教材研究も進度がわからなければ、しっかりできなかった。
教科書がなくてもできることを考えたが、担任が既に休まれているのなら、進度も遅れているはず、余分なことをしている暇はないはずだ。生活科も、何をやるのか初めてでわからない。
あいさつは、初出勤の車の中で考えた。不安だらけの復帰となった。

出会い・当日の実践


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