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TOSSランドNo: 1116253 更新:2013年08月04日

「やまなし」全発問


やまなしを向山型で指導した記録です。
2007年度の実践を上書きしている最中です。

【漢字練習と暗唱練習】
漢字スキルは毎時間授業開始5分~10分程度扱います。5日間のシステムで行ないます。
暗唱練習を漢字スキルの後に行ないます。後起立して4回(前を向いて→右→後→左→着席)
(月末には暗唱テストをします。)
ここまでが毎時間の定型。

【音読】
教科書を読みます。音読の○つけシステムで行ないます。
音読には、数々のバライティーがあります。毎時間必ず読みます。
「やまなし」を8時間扱うとしたら、8回授業で読むことになります。音読のステップを考えると次のようになります。

①追い読み(教師が一文読み、子どもたちが同じ文を繰り返して読む) 
 時間がかかるので、12月は「一人ひとりで読みます。読み終わったら座ります。全員起立」と扱った。
②一文交代読み(教師が一文を読み、その次の文を子どもたちが読む)
 追い読みの倍の速さで進むので、12月まで進めることができる。
  また、子どもたちの読み間違えなども修正できる。
③一文交代読み
 5月は教師と子どもたちと交代読み
 12月はグループ内で交代読み(「グループ内で一文交代読みをします。読み終わったら机をもとに戻します」)
 グループ内で読むと、子どもたちは安心して読むことができる。また、教師はひとりひとりの読み声を確認することができる。
 私の実践では、このグループ読みを子どもたちは喜んでやりました。
 読む順番など仕切る子がいます。それをしっかりと見届けて、評価します。
④一文交代読み
 5月も12月も全てグループ内で交代読み
 教師は、ひとりひとりの読み声を聞いてまわり、実態をつかむ。
⑤一文交代読み
 5月は、教師と子どもたちで一文交代読み。12月は机の順番に一人ひとりで交代読み。
⑥一文交代読み
 全文を、机の順番に一人ひとり交代読み。
 ここで初めて一人の子に読ませる。
 第4時、第5時に実態を確認してからの試みである。
⑦一文交代読み
 指名なしの一文交代読みに挑戦。
⑧一文交代読み
 指名なしの一文交代読みに挑戦。

毎時間音読を授業で扱うこと・ステップを踏んで変化させながら読ませることを意識した実践です。

【第1時】
「追い読み」
と言い、教師が読んだ文を繰り返し読ませる。
時間がかかるので、5月の場面が終わったら次のように指示を出す。

「12月は一人ひとりで読みます。読み終わったら座ります。全員起立。」

読み終わった子たちは、教科書に音読の○つけ印をつける。(1学期から指導済み)
そして、ノートに日付等準備をする。(1学期から指導済み)
次の6問をたたみかけるように与えていく。答えはノートに書かせる。

(1)この物語の題名は何ですか。 (やまなし)
(2)作者は誰ですか。  (宮沢賢治)
(3)絵を書いた人は誰ですか。 (かすや昌宏)
(4)幻灯は何枚ありますか。 (2枚)
(5)それは、何月と何月ですか。 (5月と12月)
(6)「幻灯」の「幻」は、訓読みで何と読みますか。 (まぼろし)

ここで子どもたちはブレーキがかかるが、一斉に辞書を引き出す。漢字辞典を持ってくる子を大いにほめる。
 私の教室には、教室の3面に班毎の辞書置き場がある。授業中即座に辞書をとれるようにしてある。

(7)「幻灯」とは何ですか。 (スライド)

ここでも子どもたちは辞書を引く。今度は国語辞典。

【第2時】
 教師と子どもたちとの一文交代読みで全文読む。

(8)5月の場面に出てくる色を全て書き出しなさい。   (青白・青・銀・黄金・白・鉄色・黒・赤)

半数ほどの子達ができたところで、
「グループで答えを検討しなさい。」
と指示を出す。
グループ代表児童に板書させる。

もし、板書の中に正解があった場合、「どの班が正解でしょうか」と問い、発言を求める。
もし、板書の中に正解がなかった場合、「残念ながら、正解はありません。グループで再協議しなさい。」と指示を出す。

(9)12月の場面に出てくる色を全て書き出しなさい。   (白・青白・黒・黄金・青)

5月と同様に、半数ほどの子達ができたところで、
「グループで答えを検討しなさい。」
と指示を出す。
グループ代表児童に板書させる。
2007年度の実践では、「金雲母(黄色・褐色)」を入れた班がひとつ
金雲母を色として認めてよいかは、協議が必要。
場合によっては、にじを色とする班も出てくるだろう。これも協議する。

(10)もし、自分が辞典を作る会社につとめていたら、「青」という言葉の意味をどう書きますか。ノートに書きなさい。

書けた子からどんどん板書させる。
同じことを書いた子が来たら、「おしい、これはもう出てしまった。他にも考えてご覧」と再挑戦させる。

板書の発表が終わったところで、「皆さんの辞典にはどう書いてあるでしょうか」と辞書引きを促す。
辞典には、「晴れた空の色」とあった。 

【第3時】
 5月を教師と子どもたちとの一文交代読み。
 12月は、グループでの一文交代読み。

(11)5ページに「鋼」という言葉が出てきますね。「鋼」とは何ですか。ノートに書きなさい。   (鋼鉄)

子どもたちは辞書を引く。列指名で簡単に解決。

(12)「鋼」という言葉からどんな感じを受けますか。 ノートに書きなさい。

2007年度の子どもたちは、初めてこのような問いを出した。
「鉄」「鋼鉄」・・・・という解答が多かった。
一方、「かたい感じ」「冷たい感じ」と答えられた子もいた。
「どんな感じを受けますか」という問いであるので、問いに正対させるため、「○○の感じ」と答えることを指導した。

(13)上(かみ)と上(うえ)の違いは何ですか。 ノートに書きなさい。

子どもの実態に応じて、6人~8人板書させる。
(「かみ」は、川の水が流れてくる方、「うえ」は、川の水面近く)
これも、ただ辞書を写してくる子がいる。そんな時は「違いが分かるように書いて来なさい。」と指導する。

(14)(「上る」「上がる」と板書し) 読み仮名をつけなさい。

「できたら、『できました』と言います。」
と指示を出し、
「みんなで読みます。さんはい」
と答えを確認する。   (のぼる) と (あがる)である。

時間があれば、「下る」 「下がる」 も扱う。

(15)5月の場面で、大きな事件が起こっています。どの段落ですか。はじめの7文字を書き出しなさい。   (そのときです。)

ノートを持ってこさせ、8人そろったところで板書させた。

句読点も文字に含むことの指導を、このとき、初めて行なった。
(16)5月の場面は、朝・昼・夜のいつですか。

2007年度の実践では、朝が8名、昼が7名、夜が6名と 見事に3つに分かれた。
理由の発表後、朝が7名 昼が1名 夜が10名 と夜に考えが傾いた。

理由の発表では、「教科書の○ページを出してください」「教科書の○ページ○行目を見て下さい」という指導をする。根拠を本文に求めさせる。

【第4時】
 5月12月とも、グループ内での一文交代読み。

(16)5月の場面は、朝・昼・夜のいつですか。

前時解決させる予定だった課題だが、この時間に持ち越しとなった。
授業開始時に、分布を調べたら、朝が17名、昼は0名、夜が3名という結果だった。

真ん中の席の子の脇に教師が立ち、
「○○さんの方へ椅子を向けなさい」
と指示を出し、指名なし発表の準備をさせる。

人数の追い「朝」から、発表をさせた。

主な理由は、次の4つであった。
「にわかにぱっと明るくなり、」だから朝日が差してきたところ
「日光の黄金」と書いてあるから日が出ている。
「青く暗く鋼のように見えます。」・・・夜なら、「青く」という文字は入らない、朝が近いので「青く暗くとなっている。
「弟のかにが、まぶしそうに」と書いてあるから、日光が照らしている。

以上のような理由から、「朝」に終結した。

この日は、いい話し合いができたので、ここで授業を終了させた。

2006年度の実践では、「かばの花びら」は、何を象徴していますか。  (死・死への手向け) を扱ったが、2007年度は扱えなかった。

【第5時】
 5月は、教師と子どもたちとの一文交代読み、12月は、机の順番に一人ひとりの子どもが一文交代読み。

(17)12月の場面で、ある事件が起こっています。どの段落ですか。はじめの5文字をノートに書き出しなさい。  (そのとき、)

8人そろったところで板書。

(18)12月の場面は、朝・昼・夜のいつですか。 ノートに書きなさい。    (夜)

列指名。
全員が「夜」と答える。
「夜と書いた人?」「朝と書いた人?」「昼と書いた人?」と分布を調べるが、全員が「夜」
「理由がいえる人?」と、挙手させ、数名に理由を言わせる。
教科書の叙述から判断したことを、大きく評価する。

(19)この物語全体を通して、登場人物はだれですか。すべてノートに書き出しなさい。    (弟かに、兄かに、お父さんかに、  そして、私)

できた子から、ノートを持ってこさせる。
正解が8名そろったところで板書させる。(学級が21名なので、8名が適当と考える) 

【第6時】
 5月も12月も、机の順番に一人ひとりの子どもが一文交代読み。

(20)スクリーンの位置はどこですか。          (話者の心の中)

幻灯は、スライドであるということは既に学習してある。
スライドならスクリーンがあるはずである。
物語の中のどこにスクリーンがあるのか、考えさせる。

予想される子どもたちの解答は
 かにの心の中,かにの頭の上,谷川の中,谷川の上,話者の心の中

正解は「話者の心の中」

【第7時】
指名なし音読に挑戦。
教室の中央の子に向けておへそ(椅子)を向ける。指名なしで一文ずつ交代で読む。
「次の人は立って準備指定なさい」
という指示を出す。

続けることができるだろうか。
もし、これができれば、クラスは飛躍的に成長するはず。

5月の事件は、「かわせみ」がやってきたことでした。12月の事件は、「やまなし」がやってきたことでした。
では、「かわせみ」のイメージと「やまなし」のイメージを対比させて考えます。
「かわせみ」「やまなし」から受けるイメージは何ですか。 ノートに書きなさい。

(「かわせみ」・・・・・・死,恐怖   「やまなし」・・・・・・生,安心)

列指名後、他にもあったら発表させる。
「対比」の学習や「象徴」の学習が初めての場合、補足が必要になる。
5月と12月、明るいのはどちらですか。 ノートに書きなさい。     (12月)

列指名。
「5月と書いた人?」「12月と書いた人?」と手を挙げさせ、分布を調べる。
「理由を書きなさい。」と指示を出す。
書けた子を起立させ、理由を発表させる。

「書いてないことでもいいです。友達の言ったことについて賛成意見反対意見をいいましょう。」
と討論を促す。

【第8時】

指名なし音読に挑戦。

私の幻灯は、これでおしまいであります。 と 私の幻灯は、これでおしまいです。 では、 どう違いますか。    (前者の方が断定的である)

ノートに書かせ発表させる。
言葉にこだわらせるための発問。

私の幻灯は、これでおしまいであります。   私の の  「の」 は、どういう意味でしょうか。

次のような説明をする。
「『私の本』と言った場合、次のようにいくつかの意味があります。
①私が持っている本
②私が書いた本

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