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TOSSランドNo: 1211199 更新:2013年08月03日

はしごドッジボール


本サイトは,「日本教育技術方法大系 第1巻 小学1年生の教え方大事典」に収められている富丸義高氏の論文をWeb化したものである。 作成者が追試した結果,次の4点のことが言える。
1.1年生から6年生までどの学年でやっても,とても楽しい。  
2.富丸氏のペアの決め方の他に,教室の席が隣の人とペアになったり,くじ引きで決める方法もある。くじ引きはかなり盛り上がる。   いずれも男女がペアを組むのは富丸氏と同じ。短時間で次々と対戦していくので,投力が平均化していなくても,楽しめる。  
3.富丸氏が言っているように,「エレベータードッジボール」とした方が,目標が持てるし,今の子どもたちには馴染みやすい。  
4.内野もボールをとったら1点とした方が,より楽しめる。 尚,「※」の部分は元原稿に制作者が補足した。

ドッジボールは,子どもたちの喜ぶ単元の1つである。しかし,子どもたちの様子をよく見るとボールを積極的にさわりに行く子と,にげるだけで精一杯という子がでてくる。これは,ボールを投げたり受けたりという生活体験が多いか少ないかによって生じてくるように思う。そこで,ドッジボールの導入段階のゲームとして,全員がボールを受けたり投げたりという基本動作を体験できるゲーム・・・はしごドッジボールを取り入れた。

指示1:

これからドッジボールをします。男子は背の低い方から,女子は背の高い方からそれぞれに1列に並びなさい。

並んだのを確認して,前から順に座らせていった。

指示2:

となりの人がペアです。相談してチームの名前を決めなさい。時間は2分間です。

乱暴な決め方である。本当なら各人の投力を調べて,どのチームも平均化するべきなのだろうが,時間がないので背の高さでチームを決めた。
 また,2人のチームワークをよくするため,最初にチームの命名をさせた。チーム名を発表させて,次のように続けた。

説明1:

説明1 今日やるドッジボールは,はしごドッジボールといいます。

子どもたちは,初めて聞く名前に興味津々である。
 
 小黒板にかいた下記の図を見せながら,ルール説明にうつった。

___

※コートはあまり広くなくていい。横(大人の歩幅で3~4歩くらい) 縦(同じく4~5歩くらい) かなりアバウトでいい。
 できるだけ既成のラインを利用してさささっとかく。ひとつ一つのコートの大きさが多少違ってもかまわない。

説明2:

外野の人はあてるだけ,内野の人はにげるだけです。
3分たったら,外野と内野が入れかわります。

※ 外野で3分,内野で3分,1試合合計6分となる。かなり運動量が多くなるので,高学年は2分ハーフにしても十分楽しめる。
 「内野は受けてもいいんですか」という質問が出された。受けるということも大切な動きであるので,「自信のある人は多いに受けましょう。自信のない人も挑戦してみよう」というように話した。

説明3:

外野の人が,内野の人を1回当てれば1点です。何回当ててもかまいません。得点の多いチームを勝ちとします。

 「内野がうけたら点はどうなるんですか。」という質問が出てきた。受けるということを積極的にさせるため,内野に得点を与えるという方法も考えられる。しかし,計算がややこしくなるため,得点にはしないことにした。

説明4:

勝ったチームは,プール側のコートに1つずれます。負けたチームはそのコートに残ります。

※ 「勝ったチームが内野から始めます。」というように決めておけば,次のゲームがスムーズに始められる。
 1番プール側に近いコートだけは,負けたチームが,1番はしのコートに行くようにした。「なんだかエレベーターみたい・・・・」と普段あまりしゃべらないK君がつぶやいたのを受けて,以後わがクラスでは,エレベータードッジと呼ぶことになった。プール側が9階(最上階)である。

 ゲームが始まった!
 どの子も生き生きしている。普通のドッジボールでは,ボールにほとんどさわれない子。さわっていても上手な子に渡してしまう子もいる。が,このゲームでは,どの子も投げる喜び,当てる喜びを味わっている。また,上手な子がペアの子(多くの場合男子→女子だったが)にアドバイスをするというほほえましい情景も見られた。このゲームは,子どもたちに大好評であった。

 追試の結果
1 どの子にも投げる受けるという基本的な動きを体験させるゲームとしてすぐれている。
2 どの子も活躍できる場がある。
3 はしごの型をしているので「はしごドッジ」と呼ばれているようだが,上に上がりたいという競争心を起こさせるため,「エレベータードッジ」の方がよいのではないか。「よし,7階まで来たぞ。もう少しで9階や」等と,やる気を起こしていた。
4 移動したチームは,帽子を赤に。残ったチームは帽子を白にする等すればチームが分かりやすい。 


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