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TOSSランドNo: 9116965 更新:2013年08月03日

二宮尊徳


徳をもって徳に報いる。
七十年の生涯を,報徳のために生き,六百以上の村々の再建・復興に尽力した二宮金次郎。

「どんな人にも,どんな物にも『徳』がある。その『徳』を掘り起こすのは,人の力だ。」

ともに汗を流しながら,村人たちに折りに触れ語り掛けた。
金次郎が出向いた荒村は,数年で黄金色に穂を垂れる稲田で覆われる。

二宮金次郎の生き方の一端を子供達に伝えたいと願い,授業案を作った。

(授業ではwebワークを使う)

発問1:

(●文字「飢饉」提示)
【発問】「飢饉」とはどういう意味でしょう。(列指名)

説明1:

農作物が出来ず食べ物が大変不足する事を,飢饉といいます。
(●画像「日照り」提示) 日照り
(●画像「洪水」提示)洪水。....どちらも飢饉の原因です。

発問2:

飢饉になると,どうなりますか。(列指名)

「飢え死にします」
「食べ物の奪い合いが始まります」

説明2:

(●画像「天明飢饉之図」提示)
日本では昔から,飢饉を繰り返してきました。

説明3:

今から170年程前(天保四年,1833年)の夏,「今年は飢饉になる」と予測をした人が居ます。
その予測の仕方が興味深いのです。
村人が持って来た茄子の味がいつもと違いました。
夏の初めに穫れた茄子なのに,秋の茄子の味がしたのです。
「これは,今の気候が秋と同じ事だ。そう言えば,梅雨も長かったし日差しが弱い。」と考え,「大変だ。今年は稲が実らないぞ。飢饉になる。」と直感したのです。

発問3:

飢饉に備えて,どうしたでしょう。(列指名)

「作物が良く穫れた所から,沢山買い込んだと思います」

説明4:

(●写真「稗」提示)
急いで村人達を集めました。
そして,畑の大根等を全部抜いて,稗を撒かせました。
稗は,雨が無くても,荒れ地でも育つ穀物です。

説明5:

この年から飢饉が始まり,日本国内では何十万人もの人が飢え死にしました。
しかし,この村では誰一人,飢え死にする人はいませんでした。
近くの村々に稗を分けて上げられる程でした。

説明6:

(●肖像「二宮金次郎」提示)
茄子の味で飢饉が来ると直感した人。二宮金次郎です。

説明7:

(●写真「二宮金次郎像」提示)
江戸時代の終わり頃,お百姓さんの地主の家に生まれました。

説明8:

(●画像「洪水」提示)
金次郎が五歳の時,洪水が起きます。
田畑が全部押し流され,土や石の下深くに埋もれてしまいました。
これを元通りにするため,お父さんを中心に家族皆で朝早くから夜遅く迄働き続けます。

説明9:

金次郎が十四歳の時,お父さんが働き疲れて亡くなりました。
二年後,お母さんも亡くなります。
家の田畑は売り払われ,金次郎は伯父さんの家に,二人の弟はお母さんの実家に引き取られました。

発問4:

皆さんが,金次郎のような状況になったらどうしますか。(列指名)

「悲しくて,何もしたくなくなると思います」
「引き取られた家で,頑張って働くと思います」

説明10:

金次郎は,次のように祈りました。
(●「祈り」提示)

ご先祖様から代々伝わった二宮家を,再び栄えさせたい。
今,学問を積んでおかないと,一生無知となり,二宮家を栄えさせる事が出来ない。
天よ,何卒私に勉学の時をお与えください。

説明11:

金次郎は,朝から晩まで一所懸命働きました。
(●画像「行燈」提示)
伯父さんが夜寝た後に,行燈の明かりで本を読みました。

説明12:

ところが,伯父さんは
「百姓が学問をして何になる。油が勿体ない。」
と言って金次郎を叱りました。

発問5:

金次郎は,どうしたでしょう。(列指名) 

説明13:

(●写真「菜種」提示)
近所から菜種を借りてきて川の空き地に植え,育てました。
この菜種を油屋に持って行き,灯油に換えてもらいました。
この油で,夜の勉強を続けました。

説明14:

(●写真「稲の苗」提示)
ある日,金次郎は道端に捨てられた一束の稲を拾いました。

発問6:

金次郎は,どうしたでしょう。(列指名)

説明15:

(●写真「俵」提示)
これも川の空き地を見付けて育てました。
秋には,60kg(一俵)ものお米になったそうです。
この時,金次郎は,感謝の気持ちで一杯になりました。

自然には,少しの物から大きな物を生み出す力がある。
小さい事を積んでいけば,やがては大きなものになる。
自然とは,何と有難いものだろう。

説明16:

金次郎が詠んだ和歌です。
(●「和歌」提示)

昔まく 木(こ)の実 大木(おおき)と なりにけり 今まく木の実 後の大木ぞ

説明17:

「先祖が撒いておいてくれた木の実が種となって今の大木があるように,今育てる木は,後生の役に立つのだ」
という意味です。

説明18:

金次郎は一所懸命働き,勉強を続けました。
そして,二十歳になった時,生まれた家に戻って住める迄になりました。
独立したのです。
四年後には地主の仲間入りもしました。
こうした金次郎の姿を見ていた村人達は,金次郎を尊敬しました。

説明19:

その後,金次郎は作物の不作や飢饉で困っている村々に呼ばれ,教えを乞われました。

説明20:

茄子の味で飢饉が来る事を直感したのは,四十五歳の時です。
七十歳で亡くなる迄,多くの村々を助けました。 

発問7:

(●「三択」提示)金次郎が助けた村は,いくつ位だと思いますか。
    a.三十村  b.百五十村  c.六百村

説明21:

六百以上の村々の再建復興を成し遂げました。

説明22:

金次郎は「小さな努力の積み重ね」が大切だという信念で勉強を続けました。
これは,日本人の生き方の手本となりました。

説明23:

(●写真「二宮金次郎像」提示)
戦前のほとんどの小学校には,金次郎の像が建てられました。
今でも日本のあちこちに,二宮金次郎の像が立っています。
日本人が,「小さな努力の積み重ね」を大切にしている証拠ですね。

指示1:

今日のお勉強の感想をノートに書いておきなさい。    

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【参考資料】
■千葉ひろ子『二宮金次郎』(財)新教育者連盟
■松井嘉和『二宮尊徳 ~農村を救った努力の人~』(日本青年協議会『祖國と青年』平成16年12月号所収)
■偉人館-分度を教え財政再建 二宮尊徳


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