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TOSSランドNo: 1116026 更新:2013年08月01日

向山洋一「やまなし」CDに学ぶ


これは城北教育サークル通信の原稿です。

特集1 向山洋一「やまなし」CDに学ぶ

第5巻 「青は何を表しているか」

私は「指名なし討論」にあこがれて、実践を積み重ねています。
「指名なし討論」この言葉を初めて聞いたとき、「教師がほとんど発言しない授業」がどんな授業なのか想像すらできませんでした。
『討論授業の第一歩』『だれでもできる指名なし討論の授業』等だんだんと指名なし討論に関する本も出版されてきました。
どんな形が指名なし討論なのか、どんなステップを踏むと指名なし討論になるのか、明らかになってきています。
私もこれらの本を参考に、何となく指名なし討論ができるようになったと思っていました。
その時に出たのが、このやまなしCDでした。
第5巻を聞いて、今までには言われてなかったことを二つ発見しました。

教師が指名してから始まる場合もある 

まず、討論の始め方が今まで思っていたものとは、違うパターンだったのです。
この授業の始めに向山氏は
「きっと、青いということには意味が込められているだろうと思うわけですけれども、青というのは、何を表そうとしたのか。自分はどう考えるのかと、いうことについて意見を言ってもらいます。青がこの作品の中で何を言おうとしたのかと。はい、誰か意見はありますか」

児童 「はい。」

向山 「はい、じゃあ、中原さんからどうぞ。」

この一人目の始め方が、今まで発表されていなかったのではないでしょうか。
「雪国のくらし」の指名なし討論の授業で、一人の子が
「ちょっといいですか。」
と始まる討論は有名です。
しかし、この「やまなし」CD第5巻では、向山氏が指名して始まりました。
この形は、今まで発表されてはいなかった気がします。
指名なし討論をやろうとすると、なかなか一人目の発言がうまくいきません。
子ども達も、言い出しにくいようなのです。
スムーズに始まるとそのあともいくはずなのですが、それができません。
また、どんな内容から始まるかが、予想しにくいのです。
実は私も一人目だけ指名していました。
そうしながら、『これでは本当の指名なし討論ではない』などど自分で考えていました。
向山氏もやっているのを知って、ちょっと安心しました。
教師が指名して始まる形もあるということを学びました。

子供から発言がでるまで、1分間待つ

もう一つは、教師が待つということです。
この授業の中で、1分近く間が空くときがあります。
ぴたっと発言が止まります。
教室中がシーンとするわけです。
もちろん教師もしゃべりません。
子供達はノートに自分の考えを書き込んでいるらしいのです。
討論の授業での、1分間はとても長いものです。
しかし、その間、向山氏は待っているのです。
一言も言いません。これがなかなかできないことなのです。
私にはこのまま討論がずっと止まってしまうような気がします。
だから何か言いたくなってしまうのです。
私もどれくらい待てるのかやってみました。
いつも通りにやってみたら、1回目はなんと15秒でした。
あまりの短さに、愕然としました。
2回目はちょっと意識しました。それでも18秒でした。
少しでも長く待てるように、繰り返し意識して討論を行ってきました。
だいぶ待てるようになりました。
そうすると、気づいたことがあります。
待てば必ず子供たちは発言するのです。必ずです。 
子供たちは、1分より前に発言します。
何度か計ってみましたが、一番長くて56秒でした。
子供たちにとっても、1分間の沈黙は長い時間なのです。
向山氏は、待てば必ず誰かが発言することを確信しているようです。
事実子供たちは、私のクラスでも、必ず発言します。


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