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TOSSランドNo: 6390704 更新:2013年07月31日

平成14年度版 後方支持回転の授業記録(1,2時間目)


1時間目の授業(45分間)

1 準備運動①(基礎感覚づくり 15分)
 下のような鉄棒遊びで、「腕支持力」を高めることをねらいました。
  ・鉄棒横渡り  ・空中足たたき(2回)   ・足ジャンケン   ・体ジャンケン  ・支持して跳び上がり
 支持して跳び上がるときは、「腕を曲げないで」という指示を出し、おへその高さ→胸の高さ→肩の高さの順に進めさせました。
 腕が曲がったり、途中で落ちたりしたらおしまいです。

2 準備運動②(基礎技能づくり 10分)
  ・ふとんほし→ツバメ
  ・連続逆上がり5秒
  ・条件付き逆上がり
   1) おへその高さの鉄棒で、片足を振り上げて逆上がりをする。
   2) 胸の高さの鉄棒で、片足を振り上げて逆上がりをする。
   3) おへその高さの鉄棒で、両足踏み切りの逆上がりをする。
   4) 胸の高さの鉄棒で、両足踏み切りの逆上がりをする。
  逆上がりができない8人には、飯田・根本式段階別鉄棒や回転補助具をつけて逆上がりの練習をさせました。
  条件付き逆上がりは、番号通りに進めさせ、3回できたら次の段階へいくように指示しました。
    
3 課題運動づくり(20分)
 後方支持回転ができる子が3人いました。膝を伸ばして1回転している子に示範させ、技のイメージを持たせました。
 次に、「足振り」を行いました。「3回目の振りを一番大きくするように」と指示しました。2回目に「1回転できそうな人は、回ってごらん」と話すと、4人が1回転してしまいました。
 1回転できない子は、「逆上がりができないグループ」、「逆上がりはできるグループ」の2つに分けました。
 「逆上がりができないグループ」には、回転補助具をつけて、後方支持回転をさせました。3回続けて回ったら、次の子と交代する約束です。
 「逆上がりはできるグループ」は、回転の様子を見て、さらに2つに分けました。
 肩を後ろに勢いよく倒せない子は、回転補助具をつけて練習させました。
 肩を後ろに勢いよく倒せる子は、補助で回転させました。3人1組を作らせ、高橋勲氏の補助を追試しました。
 しかし、この段階で高橋式補助ではスムーズに回れませんでした。そこで、「高橋式補助+肘の押さえ」という補助をしたところ、スムーズに回転できました。
 この補助で練習していた子1人が、授業の終わりにできるようになりました。また、放課後にも1人できるようになりました。

 この授業でできるようになった5人には、「胸の高さの鉄棒で、片足振り上げの逆上がりができる」という共通点がありました。

2時間目の授業

後方支持回転を成功させるには、回り始めるときに、「①腕を伸ばしてしっかり支える」ことと「②ひざは軽く曲げる程度にして足を振り込む」ことが大切である。
 本時では、回り始めに大切な2つのポイントに気づかせることをねらった。

 基礎技能づくりまでの種目は、第1時と同じである。
 変えたのは、鉄棒遊びの順番である。
 鉄棒足ジャンケン、体ジャンケン、鉄棒横渡り、空中足たたき、ふとんほし→ツバメ、支持して跳び上がりの順に行わせた。楽しい雰囲気作りをしてから、後方支持回転に必要な動きを身につけさせていこうと考えたからである。
 鉄棒ジャンケンの時は、子どもたちはとても楽しそうにしていたのだが、その後の種目になると、ジャンケンの時とは雰囲気が変わってしまった。この辺りの組み立てについては、考えが甘かったと思う。流れがすごく悪かった。
 連続逆上がり、条件付き逆上がりと進めていくと、25分が過ぎていた。

 回り始めに大切な「①腕を伸ばしてしっかり支えること」と「②ひざは軽く曲げる程度にして足を振り込むこと」の2つに気づかせるために、私は①②のポイントができている子とできていない子の動きを比較させることを考えた。
 このとき、パソコンはとても役に立った。
「後方支持回転ができるかどうかは、回り始めの動きで決まります。今から2人の子の回り始めの動きを見せます」と話し、パソコン画面を液晶プロジェクターで体育館の壁に映した。
 画面には、2人の女の子が横に並んで写っている。

発問1:

発問1 2人の動きはどこが違いますか。2つ見つけなさい。

Kou-hikaku

と告げ、2人の後ろ振り下ろしから下腹部が鉄棒に触れるまでの動きを、スロー再生して見せた。
 3回繰り返して見せると、「A:腕が伸びている・ひざが軽く曲がっている」子と、「B:腕が曲がっている・ひざが深く曲がっている」子という違いに気づいてくれた。
 そこで、

発問2:

発問2 1回転できそうなのはどちらですか。

と尋ねた。
 予想させると、
 「A:腕が伸びている・ひざが軽く曲がっている」子  22人     腕が伸びているから
 「B:腕が曲がっている・ひざが深く曲がっている」子  3人    ひざが深く曲がっているから、回転しやすそう
となった。
 パソコンの画面をクリックし、それぞれの結果を見せた。Aは1回転できたが、Bはできなかった。

 この後、回り始めの2つのポイント「①腕を伸ばしてしっかり支えること」、「②ひざは軽く曲げる程度でよい」を示してから、それぞれの場で練習させた。

 回転補助具で後方支持回転をしているグループには、「腕を伸ばし、肩で大きな円を描くように後ろに倒れなさい」と指示した。
 このグループでは、腕が曲がる子に対して「腕は伸ばすんやで」という声掛けが2度聞かれた。また、練習中にも回転できる子の映像を投影しておくと、順番の合間に見ている子もいた。

 この日の授業では、誰もできるようにはならなかった。


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