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TOSSランドNo: 8105321 更新:2013年07月30日

TOSS学生支援の全指導カリキュラム(その1)


TOSS学生支援の全指導カリキュラム

TOSS東京学生支援2008年1月4日報告資料。
「新卒教師が困っている課題」という視点で、学生のうちに身に付けた方がよい、習得内容を洗い出す作業を続けてきた。

①項目の洗い出し
②分類
③抽出~具体的な内容であげる~
④一覧にまとめる
⑤学生が身に付ける100のスキル(仮)として、学生サークル例会で行うべき内容を組み立てる

となっている。
ここで④までの作業である。

【Ⅰカリキュラム作成のねらい】

◆TOSS学生支援の使命

 学生支援の教師に課せられた使命は、学生支援を通して、日本の教育の未来を変えることである。現在の「教員養成大学」は、せっかくやる気に満ちあふれた学生から「力を抜くシステム」になっている。
 自動車学校の運転の仕方を学びに来た学生に対し、実際の路上での運転ができる教師が、殆どいない学校で、その教師たちが、自動車の歴史や外国の自動車の紹介をして4年間を終えてしまうに等しい教育がなされているのである。
 これでは、人的資源が拠り所である日本はいずれ国際競争で敗れてしまう。
 そこでTOSSが「教員養成大学」の本来の役目を代わりに果たしていく。
 そのためには、TOSSとして一定の指導基準が必要であると考えカリキュラムを作成する。

【Ⅱカリキュラム作成のロジック】

1.学生支援の総数を書き出す

 2004年~2006年の千葉大学での向山洋一氏の講義で、教育現場で活用できるテキストの作り方の指導があった。
例えば、「1位数+1位数」を習得させるためのテキストを作る際には、下記のように問題のすべて書き出してからでないと、テキストとしては最も簡単な「1位数+1位数」のテキストも作れないという。
以下の作業が必要であるという。

1.全部で問題の総数は何問あるのか
 (例)「1位数+1位数」の問題総数は100問

2.最低何種類の計算を体験させなければ100問全部ができるように
ならないのか?
 (例)<5種類>
①繰り上がりのある計算
②繰り上がりのない計算
③答えが5以上になる計算
④答えが5以下の計算
⑤0の計算

このような手順をふみ、100問すべて問題を解くのではなく、最低限度の努力の経験で、内容を理解させていく。

2.学生に配布するテキスト「学生教え方」の作成手順

カリキュラム作成に当たって以下の手順で行う。

①新卒で直面する問題の項目の洗い出し、総数の確認
②分類
③抽出 具体的な内容であげる
④一覧にまとめる
⑤「学生教え方」として、学生例会内容を組み立てる TOSS授業技量検定の方針とは異なり、習得型のシステムの構築
 「学生教え方」は、以下の手順で作成する。

【学生教え方】
①入門編(TOSS埼玉作成) 「崩壊しない授業ができるレベル」
②中級編(未発表)    「普通の状態のクラスを任されて1年間学級を運営できるレベル」
③上級編(未発表)    「難しいクラスを任せれて1年間学級を運営できるレベル」

3.作成の指針

「TOSS学生評議会」の顧問である小嶋悠紀氏は、学生TOSSデーで、学生に必要な以下の3つの経験を訴えている。

①本を読む「知の蓄積」
②模擬授業をする「技能の獲得」
③緊張場面を通る

カリキュラムを習得する中で上記3つが経験できるように配慮する。

【Ⅲ4年間を見越した「学生教え方」の条件】

1.45分間の日常の授業を組み立てることができるようになること

「パーツを習っても、45分ぶっ通しの授業で、どう授業を組み立てたらいいかが分からない。」というTOSS学生卒業生の悩みを聞く。また、有名実践は知っているが、日々の授業をどうすればわからないという声もきく。TOSS学生サークルで習った授業のパーツを、「日常の低級な視点の授業」で、どこでどのように活用するのか、学生に見通しをもたせる必要がある。

2.学級を組織することができるようになること

授業ができても、学級を組織できなければクラスは崩壊する。当番、係などのクラス運営に必要な組織をつくる力を育成することは必要不可欠である。

3.「黄金の三日間」の指導プランを作成することができるようになること

新卒教師になると、遅い地域では4月になってから学年が発表される。短い時間で「黄金の三日間」の準備をすることが求められる。担当学年が発表されたらすぐに「黄金の三日間」の指導プランが立てられる力を育成することが必要である。

4.一定の「知の蓄積」を行うことができるようになること

授業を行ったり、学級を組織する基礎的な力が育成されたりしても、肝心の「教育への夢や志」がなければ、ただのマニュアルの叩き込みになってしまう。わずかな教育技術やマニュアルを身につけただけで満足している教師は、こえからの時代には必要とされない。
 1つ1つの微細技術を日々の問題解決に応用したり、新しい教育の課題に立ち向かっていったりするためには、圧倒的な「知の蓄積」が必要である。身銭を切って本や文献またはライブで情報を手に入れる。その上で必要な情報とそうでないものを峻別したりする能力が必要である。

5.子どもと実際に触れ合う「実践」の経験を入れていること

子どもTOSSデー・放課後子どもプランなどのボランティアや、家庭教師・塾講師などのアルバイトを通して、子どもと実際に触れ合う経験ができるようにする。

6.コミュニケーション能力が育成できるようになること

各県の教員採用試験で、「面接」「模擬授業」「場面指導」「集団討論」などが重視されている。これらは教師の対子ども・対保護者へのコミュニケーション能力が低下していることを受けての重視である。

【Ⅳ4年間の学生教え方カリキュラム支援教員用指導書の構成】

Ⅰ学習指導に関して
Ⅱ学級経営に関して
Ⅲ必読基本文献
の3部構成で作成する。
実際に学生が使用する「Ⅱ-2学生教え方」では、3つの分野から偏りのないように配置するよう留意する。


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