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TOSSランドNo: 7583450 更新:2012年12月03日

『注文の多い料理店』の「時」の設定を問う


物語の読み取りでは、最初に「作品の設定」に取り組む。
時の設定には「時代・季節・時間」などさまざまな範囲がある。
この作品では、時代設定と季節を問う。

発問1:

この作品の中身は何時代の出来事でしょうか?

 歴史を知らないから仕方がないとはいえ、「江戸時代」「戦国時代」というような、あてずっぽうの意見が出た
 一方で、昭和の前の時代が、もう答えられない子も多い。
 平成→昭和→大正→明治→江戸とさかのぼるのだと言われても、歴史を勉強していない5年生には結構難しい。

指示1:

「何時代だ」と答えるのは難しいかもしれません。
 しかし、それでも「少なくとも○○がある時代」というように考えることができます。
 証拠となる言葉をさがしてごらん。

子どもからは、以下の証拠が出された。
・「十円」
・「ネクタイピン」
・「カフスボタン」
・「電気」
・「クリーム」
・「フォークとナイフ」
・解説に「二千四百円は現在でいうと二百万から三百万」と記述がある点を指摘する子もいる。

説明1:

宮沢賢治は明治生まれ、なくなったのが昭和の初めです。
もっと調べればこの作品がいつ書かれたかは分かるはずです。
でも、作品が書かれた時代と、作品の内容の時代は一緒とは限りませんよね。
「二千四百円」というお金の価値を調べれば、さらに正確な時代は決まってくると思いますが、国語の授業ですからそこまではやりません。

明治から大正という時代が、どんな様子なのかの知識が乏しい。
武士が刀を持って着物を着ていたのが江戸時代、西洋からいろんな文化が入ってきたのが明治時代から大正時代だという程度の説明にとどめる。

指示2:

では、今度は「季節」を考えます。証拠を探してごらん。

なんとなくでも「秋」か「冬」に、しぼられる。
しかし、かんじんなのが「証拠」である。
・「寒くなってきた」
・「外が非常に寒い」
・「さむさにぶるぶるふるえ」
・「外とう」=「オーバーコート」
・「ひびか切れる」
・「温かいものでも食べて、元気をつけて・・」

などをページ数を示しながら発表させた。
同じように、ラストでぶるぶるふるえているという部分も指摘されたが、こわくてふるえている場面は関係ないということでつぶされた。

説明2:

みんなの意見を聞いていると「冬」で決まりそうです。
でも、ものすごい山奥ですから「秋の終わり」でもこれくらい寒いのだということも考えられます。
「すすき」も出てきます。
証拠を見つけて意見を言うと「これ以上は決められない・どちらとも言い切れない」ということが起こってきます。
そのことが分かるようになると読みのレベルが一段アップです。。


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