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TOSSランドNo: 9144559 更新:2013年07月24日

「1/2成人式」に向けて制作する「夢の本」づくり(そのⅠ)


「1/2成人式」に向けて制作する「夢の本」づくり(そのⅠ)

2009年小学校4年生76名の子供たちとつくりあげた1/2成人式。
実質的な準備は、この「夢の本」の制作であった。
本の制作抜きでの当日の成功はあり得ない。
「夢の本」をつくる作業をとおして、子供たちは、自己肯定感を高め、家族や地域に感謝する心情が育成されていった。

【成功する「夢の本」制作に必要な材料】

冊子は、当初、学校の通常の紙を使って作ることも考えた。
しかし、1/2成人式で作る「夢の本」が、完成した途端、
すぐに捨てられてしまうようなものを作っても仕方がないと考えた。
近年の保護者は、結構、子供が一生懸命に制作し、持ち帰った作品をすぐに捨ててしまうドライな方が増えた。
子供たちにとって、本当にかけがえのない永久保存版の本を作る必要がある。
親が捨ててしまおうとしたら、必死で子供が抵抗するような本を作ればいい。
それには、やはりそれなりの準備をする必要がある。

その時に、「日本ドリームプロジェクト」という会社が販売している
『ドリプロブック』
に出会った。
24ページで、22cm×19cmというサイズで、ビニールカバーが付いていた。
実物を見せてもらった途端、その場で、自費で即決即購入した。
完成した子供たちの本は次の写真のとおりである。

Imgcacactr1

夢の本が完成した後の子供たちの感想である。

1.Y・M
私は、初めて本を作ったので、ドキドキしました。
でも完成したときは、とてもうれしかったです。
この本が作れたのは家族のおかげです。
私はやさしい友達にかこまれながら、この本を作り終えました。
こんなにやさしい友達がいたから、この本が作れたんだと思います。
私の夢は、ほいく園の先生だけど、小さいころは、「ケーキ屋さんになりたい!」
とか、いろいろありました。
今は、ほいく園の先生になりたい。と言っているけど、
またかわるかもしれません。
でも、4年生のころは、
「ほいく園の先生になりたい。」と言っていたときのことをおもいだして
「ああ、あのときは、ほいく園の先生になりたかったんだよな~。」
って思い出したいです。

2.T・E
手形をやるときに、手にベタベタつけてやったらM(姉)とかに手をおされていったかったです。
洗うのがめんどくさかった。
せっけんが洗うときにきたなくなっておこられた!
家族のページの絵はかくのがむずかしかった。
色が合わないようにした。
あと、シチューの絵やお父さんの絵をかくのがむずかしかった。
私の夢をかく本。
最初は「えっ」っておもったけど、全部のページをちゃんとかけたのでよかった。
お父さんの写字はうまかった。

3.T・H
世界に一つだけしかない本を読んでくれましたか?
私は、本作りをする時にできあがった時は、どのようになるかなー
そう思いながら作りはじめました。
お父さん、お母さん、お姉ちゃん2人にメッセージをかいてもらい、
見てみたら、口では言えないけれど本や、手紙にまとめてかくと、こんなふうにおもっているんだなぁ~と思いました。
本作りは楽しかったです。
また本作りをしたいです。

4.N・SH
この本は家族といっしょに作った本なので
本を作る時ていねいに作ったのでうまくできました。
2年生の時よりもうまくできたのでよかった!!(けしあともあるけど…)
この本を作って、おばあちゃんやおじいちゃんのほんとうの夢が分かったのでよかった。
みんながいっしょうけんめいかいてくれたのでうまく作れました。
「チャンスは努力する者におとずれなまける者からさって行く。」
この気持ちをもってがんばっていきたいです。

5.S・R
私は、この本を書いて、家族って大切なんだなぁと、思いました。
この本は家ぞくみんなのゆめがつまっているから、この本は大切なたからものです。
私は本を書く人になりたいです。(小説など)
これからもいろんな本をかきたいです。

6.M・K
ここに書かれているのは、家族に協力してもらって書きました。
私は、この本がとてもきにいっています。
私の思い出の写真もはってあります。
私の好きな言葉を最後にしょうかいしま~す!
3年生の時に、K先生がよくいっていた言葉です!
「勝っておごるな、負けてくさるな」です^U^
この言葉は体育の時間や、サッカー大会などでいっていました。

7.A・Y
この本を作ってみて、たいへんでした。
本を作っている人は、いそがしいな~っと思っています。
いつも、いつも、がんばったかいがあったと思いました。

8.S・H
まず、この本を作って、心にのこったのは、協力をして書いたことです。
私もそれなりにがんばったと思いますが、ちょっとまよったことがあります。
1つは、中身です。いままでには本なんてかいたことはないので、なにをかけばいいのかがわからなかったです。
が、みんなでアイディアをだしあったりして友だちともより仲よくなれたのでよかったです。
2つ目は、夢です。もともと、そんなにしょうらいの夢は考えたことがないので、
まよいましたが、いっしゅん、何かをつくろう!!と考えついたのです。
それから、おかしのパティシエになろうと思ったのです。
とてもなやみましたが、私はおかしのパティシエでとてもなっとくしているのでいい夢がみつかってよかったです。

9.M・K
ぼくは、最しょ「本をかいてください」といわれた時、「げっ」と思いました。
ぼくは、本や文をかくのは、そんなにとくいじゃないからです。
でも、やっていたら、おもしろくなってきました。
でもうまくできてよかったです。
最後にぼくのすきな名言をかきます。
「どんなやくわりでもさいぜんをつくせばけっかはおのずとついてくる。」
という名言がぼくは大すきです。
本当にそのとおりだと思います。

10.H・Y
ぼくは本当に本を作ったのは初めてで、作り方が分からなかったけど、
紙に書いてあったのでかんたんだと思いました。
最初は早く書きたくてしょうがなかったので、本を書くのは楽しいんだなーと思いました。
ぼくは、この本をいっしょうけんめいかいて家族と力を合わせて作りました。

11.T・T
ぼくは初めて本を書いてみましたが、意外にむずかしいことがわかりました。
今回は「夢の絵本」といったので、パイロットのことを書こうと思ったけど、なかなかむずかしいので、身近なことを書いてみました。
お母さんや、お父さんに書いて内容をみたとき、がんばれとかが書いてあったので、
できるかなと思ったら、本に猪俣公宏さんの言葉
「目標をもてば進む道は自然に見えてくる」ということばがあったので、あきらめないでがんばろうと思います。
お父さん、お母さんがんばるからまっててね。

12.K・N
さいしょは絵本をかくことはこんなにたいへんとは思わず、かんたんだと思っていました。
でもやってみるとむずかしかったです。
かく事を考えたり、ページわりをしたり大変でした。
でも、出来上がった本に目を通すといろいろなことがありました。
これからはこの本を宝物にしようと思います。
(註:この子は、本の中に、クラス写真を貼って、そこに「いまではみんな友達です。」と書いてあった。)

13.N・Y
ぼくは、本をはじめて書きました。
さいしょかくときはむずかしかったけれど、やっているとだんだんなれてきて、さいごはとてもかんたんでおもしろかったです。
ぼくのすきな言葉は二階から目ぐすりです。
おもしろくてぼくも一度はやりたいなぁーと思ったからです。

14.T・T
ぼくは、本を初めて作ってみて、本を作るということはあらためてたいへんなことだなと思いました。
年あけからずっと書いていたのに、2月になってやっと終わって
前までは本は何で千円以上するんだろう?と思っていたけれども
今ではもっと高くしてもいいのにと思うくらいです。
本を書くのはたいへんだったけれどぜんぶ書けてうれしかったです。
また本を書いてみたいです。
この本を書くことに家族も協力してくれました。
こんどはまんがみたいな本も作ってみたいです。
本が好きになれてよかったです。

15.H・D
この本は、家族と、いっしょに作った本です。
みんな、いっしょうけんめい書いていました。
大人に、なっても、すてたりしないで、たいせつに保ぞんしておきたいです。
家族にも、この本を、おぼえてて、ほしいです。(わすれたらしょうがないけど・・・)
さいしょは、うまく書けるかどうか、わからなかったけど、書きはじめたら、たのしくなってきました。
でも、書いているとちゅうに、みんなを、見たら、しんけんに書いていたので、「自分もがんばらなきゃ」と、思いました。
書くまでに、時間が、かかったけど、いっしょうのこるので、がんばったかいが、ありました。
もっともっと本を読んで、いつかこの本のような物を、また書きたいです。

16.K・T
ぼくは初めて本を自分で作って楽しかったです。
つくるときに、どんなことをかくかをなやんでむずかしかったです。
でも作ってて楽しかったのでまたつくりたいなと思いました。
ぼくはこの本をつくるのになやんでたのでいろんなことをみんなにおしえてもらって書けたのでよかったです。

17.S・Y
本がうまくかけて良かったけど、手形をちがうページに写してしまったのでざんねんだった。
4,5ページや、はじめにや、タイトルや、ランキングや編集後記や感謝をこめてがうまくかけたので良かった。
あと、手形がきれいに写しとれたので良かった。
ミニめいろもうまくかけたのでうれしかった。
家族全員の夢が分かってうれしかった。

18.O・Y
この本がぼくのかいた1さつの本です。
はじめてなのでたいへんでした。
でもたのしかったです。
これからもいっぱいみんなにみせてあげていっぱい書きたいです。
この本は世界で1つの本。
だからみんなちがう本です。

19.O・M
この絵本をつくるのに、先生や、友達、家族、みんなが手伝ってくれました。
この本をつくる時に、見てくれる人がどんな気持ちで読んでくれるのか、わくわくしていました。
大変だったのは、文字の配列を考えて書くのと、物をかざりつけする時でした。
1/2成人式のために書いた本ですが、書いているうちに、家族とのきずながさらに深まっていきました。
私の先生は、「夢は書かないと実現しない
」とよく言っていました。実現するような気がしてきました。
最後に見直しのために読んでいくと、だんだん自分がすごいものを書いたんだなぁという気持ちが大きくなっていきました。
私は小さいころから本を書くのは好きでしたが、絵本はあまり書かないのでむずかしかったです。
読んでくれてありがとうございました。

20.I・T
この本は、家族のこととかがいっぱいのっていて自分の子どものときの写真もはってあります。
この本をいちばん家族に見てほしいです。
ほかの人にももっと家族がどんなもんかとかもよくいっぱい見てほしいです。
この本を書いたりしたのは、すごく時間がかかったけど、できたら自分もすごいと思いました。
こんなにいっぱいはったりできたのはすごいと思った。

21.K・RY
この本は、楽しい思いで書きました。
家族や、おじいちゃんたちにも協力してもらった本なので楽しく見てもらえるとうれしいです。
また、家族も楽しく書いてくれました。
お母さんは、「もう10才かぁ」と言っていました。
鈴木先生は、このノート(300円)を学年分買ってくれました。
大切にあつかって、大人になったときに見かえしたいです。
そのとき、夢がかなっているとうれしいです。
でも、他の仕事につけないと思うと、ちょっとかなしいです。

数年後、私はこの学校を異動し、別の学校で勤務をしていた。
この実践は、学年全体で行っていたのだが、当時、隣のクラスで担任をなさっていた先生から、次のようなご連絡をいただいた。

この子供たちは、今、中学校3年生になった。
この実践をした時の子のお母さんと立ち話をしていたら、当時つくった「夢の本」を今でもお子さんが大切にしていて、学校や家庭で、自分がつらい思いをした時に、開いて、心を落ち着かせて、また、がんばっている姿を見るという。
「この実践を小学校4年生の時にしていただいてありがとうございました!」と言われたという。

確実に言えることは、学校にある普通の紙を適当にホッチキスで留めて完成させた冊子では、絶対にこういう感想は生まれないということだ。

教師は、当然、1人ひとりに別の紙にコメントを書いて、後で本の中に入れ込むようにしている。
直接完成した本に、赤でコメントを書くような無神経なことはしない。

このような感想を持ち、1/2成人式に臨んだ子供たちに、
どのように、夢の本を制作させていったのか、次に紹介する。


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