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TOSSランドNo: 1235122 更新:2012年12月03日

「モルダウ」(岩河三郎作詞スメタナ作曲岩河三郎編曲)の指導法


スメタナ作曲「交響詩『我が祖国』」の中の「モルダウ」を合唱に編曲したもの。原曲は中学1年生の音楽の授業で扱われる。国民学派であったスメタナの祖国に対する思いを学習し、この川に(曲に)込められた気持ちを歌いたい。

1. 最初のピアノ伴奏、川の水源を表している。

合唱は、8分の6拍子のおおきな流れにのって歌うこと。

2. 息をそろってたっぷり吸う。「あ」の口で吸うとよい。

「なつかしき川よ モルダウよ」までを一息で。真ん中をふくらませてやや大きく歌うことで、川の流れやうねりを表現することができる。クレシェンドやデクレシェンドがつけられている。大切に、忠実に歌うこと。
「なつかし<き<か<わ<よー<モルダウ>のー」と、「モ」に向かって歌う。
以下、基本的にこの歌い方。
 「つ」を深い響きで歌うこと。そうしないと、「なちゅかしき」に聞こえて、幻滅。

「なつかしき川よ、モルダウよ。清き流れは、我が心」と聞こえるように、言葉の最初をはっきり歌う。
 ↑      ↑           ↑   ↑     ↑  ↑
無意識に歌うと、「なつかしきかわよ、モルダウよ。きよきながれは、わがこころ。」となるので、注意が必要。
              ↑    ↑     ↑     ↑   ↑   ↑      ↑

3. 「流れに優しく・・・」アルトからソプラノにメロディがつながってゆくように。

クラスで女子の人数が少なければ、もしもソプラノにとって、音域にムリがなければ、アルトの部分をソプラノがいっしょに歌ってもよい。
「やさしくっ」とか、「さざ波はいつもっ」のように、ブレスの前の語尾が雑になるので、ていねいに伸ばして切る。
「あたーりっ」「あげーってっ」も同様。クレシェンド、デクレシェンドも書いてあるとおりにつける練習をする。

4.「豊かな流れよ・・・今もなお」までは、男声がメロディー。

fで朗々と歌う。それに対して、女性はmp。エコーのように、密やかに。繰り返しは、上記3に同じ。

5. Piu mosso e vivo より速く、動きをもって。

原曲では、ホルンの音色の美しい、角笛を表現した部分。これまでの流れるような旋律に対して、縦の和音を意識した、厚みのあるハーモニーを聴かせよう。
アルト→ソプラノ→アルト→ソプラノ・・・とメロディーが受け継がれている。それがうまくつながってひとつの流れに聞こえるように練習する。男声は音が飛ぶので、特に高音がキタナイ声になりやすい。美しい響きで歌えるよう、心がける。
また、これまでと同様に、語尾「ひびくーっ」「かけるーっ」「もとめてっ」になりやすいので、丁寧に。

6. ソプラノ、バスは「よろこびの/うたー/ラララ」でブレスを、アルト、テナーは「喜びの/歌ラララ・・・」でブレスをする。

「ラ」は[LA」。口は開いたままで、舌を使って、発音するとはっきりする。

7. フェルマータのついた休符で、つばを飲み込み、のどをうるおす。

ここの長さは指揮者のセンス。気持ちを全く切り替えて、次の静かな部分に入る。伴奏は長い音符を弾いている。歌が主人公。なめらかに、緊張感をもって、1本の糸のように歌う。
「TSUKI」月の子音を長めに歌うと、とてもさえ渡った空気の中の月光が表現できる。ソプラノがアルトをいっしょに歌っても良い。
mp 月の出と共に村人は→mf 今日の恵みを<祝い踊る<f (長調になって)Allegro con brio 速く 生き生きと 3段階にだんだん強くしていき、クライマックスに向かう

8. 川の流れを歌うというよりも、川をたたえる賛歌である。

「満ちあ<ふ<れ<」満ちあふれるように、ふくらませる。
「いつ<ま<で<も<」「も」に向かってふくらませる。
「この川の」ひとつひとつ、アクセントをつけて、はっきり歌う。

9. 「我がふるさとのこの川」はいろいろな歌い方があろうが、私は「わがーふるーさとーのこーのかわ」となめらかに歌うよりも、「わが、ふる さと のこ の川モルダウよ」と区切って歌うほうが好き。

ただし、切りすぎても逆効果なので、模範演奏をいろいろ聴いて、歌い方を研究してほしい。

10.「モルダウ」は、キーワード。

強く、訴えるように歌う。2回目のフェルマータの「ウ」も、指揮者のセンスの見せ所。
「よ」の前に、全員でそろってブレスをしてから「よー」を伸ばすと、楽にのばせる。
「よー」は、拍を数えるよりも、ピアノの音楽を聴いて、切るところを覚える方がよい。

全体として、ブレスの前ののばしの処理を長めに、丁寧にすること。
強弱、音の上がり下がりで、川の流れを表現していると思って、繰り返し練習すること。
1回は原曲を聴いて、この曲に託された思いを学習しよう。日本語の歌詞でも、その気持ちは十分伝わる。


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