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TOSSランドNo: 4023666 更新:2012年10月27日

10分以内に終わらせる小論文志望理由書の添削指導(高校3年)


高校3年も9月頃になってくると,小論文や志望理由書の添削指導が忙しくなってくる。
私も2010年度,1クラス分を担当したが,1人あたり10分弱で読んでコメントし,どんどん返却していた。これだと,休み時間や問題演習の隙間に消化することができる。おかげで,他の仕事に支障をきたすことはなかった。
そのための技術を紹介する。

1 速読する
まずは生徒の書いた文章を読まなければならないが,その際ことさらに速読を意識すると良い。
スピードを上げるコツは,

各段落はじめの一文だけよく読む

ことである。残りの部分は「読む」よりは「見る」くらいにする。
2000字レベルの文章でも,30秒で主旨をつかめる。

2 典型的な誤りを知っておく
読んだらコメントだが,特に指導の初期には,明らかな誤りが続出する。そこで,典型的な誤りを知っておくと,それに沿ってコメントが浮かぶ。
具体的には,以下のようなものである。

1 文章の基本(誤字脱字・句読点・文末処理・段落の使い方など)
2 主張が明確でない/一貫していない
3 問いと正対していない
4 主張の裏付けがない(乏しい)

3 1回の指導で1つずつ直させる
上記1~4のうち,どれもできていない場合がある。
それでも,重点的にコメントするのは1回につき1つにしている。
次に書かせる時に,その生徒が気をつけるべきことが1つだけならば,直せるからである。

例1 上記1についてコメントする場合

「○○を研究したいという主旨は分かりました。しかし,一文が長い傾向があります。一文が3行くらいにわたりそうな時は,接続語をはさんでみましょう。すっと文の意味が通ります。」
例2 上記3についてコメントする場合

「よく考察を深め,結論にたどり着いています。しかし,問題には『身近な問題を取り上げながら』とあります。この文章では抽象的な議論に終始しているので,たとえば~についての問題などを例として論ずると問いに正対した論文になります。」
例3 上記4についてコメントする場合

「○○の仕事に就きたいという主張が一貫していました。あとは,その裏付けとして,○○の仕事につながるような□□さんの経験をエピソードとして述べてみましょう。□□さんにしか書けないエピソードがあれば,強い裏付けになります。」
ちなみにコメントは,10cm四方のポストイットを用意し,生徒の原稿に添付していた。

もちろん,1回あたりの指導が短い分,

書かせる回数を多くする

のである。
教師がその日のうちにコメントを付けて原稿を返却するので,生徒は翌日にでもまた挑戦できる。自らが納得いくまで5回くらい書き直してきた生徒もいた。
その生徒は結局,国公立大学に合格を果たした。
書いた回数が,確実に力を付けてくれる。


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