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TOSSランドNo: 1117141 更新:2013年01月24日

学期末 漢字50問テストの指導


こうすればできる!!
クラス平均96点達成への4ステップ
学期末テストのうら 漢字50問に挑戦
1 2学期の漢字,子供はどのくらい書き取れますか?
「はい,これ宿題です。来週の火曜日にテストをしますから,練習しておくように。」と言って,国語学期末テストの,一つ前のテストのうらにある50問漢字をプリントして渡す。すると,日頃よく漢字の練習をし,わりと得意な子は,「先生あと1枚下さい。」とか言ってくる。このような子は,たいがい90点以上を取る。
 しかし,この1週間前の予告にもかかわらず,テストをしてみると,20点,30点という悲惨な結果の子がぼろぼろ出た。
 これは,つい最近までの東のクラスの事実だ。
 読み・書き・計算は,21世紀も大切な基礎学力である。当該学年の漢字を9割以上,いやそれ以上正確に書き取れるということは,総合をはじめ,他の教科でも大きな力となる。
 ここが,今回の指導の東の出発点だった。
 準備は,国語学期末テストの,一つ前のテストのうらにある50問漢字のプリントと解答があれば十分である。
 ただし,50問漢字のプリントは,クラスの人数×3枚程度は必要である。

1 50問漢字 クラス平均96点達成の4ステップと微細技術いろいろ
    ステップ1  1回目のプレテスト
   ステップ2  1回目にできなかった漢字のみ,再テスト
   ステップ3  2回目のプレテスト
   ステップ4  本番のテスト
 以下,それぞれについてくわしく述べる。

ステップ1 1回目のプレテスト(力だめし)
ポイント①
 ○ その学期の新出漢字を,全部学習し終えたところで行う。予告なし。   
ポイント②                                   ○ 隣同士で丸つけ(こうすると,授業後,職員室で丸つけをする必要がない)。
  ・ 「小さく力強い,閉じた丸をつけてあげなさい。」と指示。
  ・ ばつはつけない。点数もつけない。丸だけつける。点数はテストを返してもらって自
   分でつける。         
  ・ 丸付けの際,当然,解答を配る。
  ・ 合っているかどうかわからない時は,教師に聞きにくるよう言っておく。
  ・ 丸をつけてもらって,「これ,合ってるのに?」などという不満があるときも,教師に 
   聞きに来らせる。東のクラスでは,4月から,3~4日に1回,新出漢字10問テスト
   をしている。ずっと,隣同士で丸つけをしている。始めのうちは,混乱もあったが,慣
   れてくると,教師が丸付 けをするのとほぼ変わらないレベルでできるようになった。
ポイント③                                   ○ 間違った漢字の番号に赤丸つけ。
  ・ 新しいプリントを配り,間違ったり書けなかったりした漢字の番号に丸をつけさせる。
   この赤丸はできなかった漢字のチェックである。
  ・ 全問正解者も,名前だけつけて提出させる。東のクラスでは,満点に近い子はい
   たが, 満点はいなかった。
ポイント④                                   ○ できなかった番号の漢字を赤で書き込む(はじめのプリントに)。
  ・ ここは,きちんとチェックしなければならない。漢字が苦手な子は,お手本を見て
   正確に写すことができない。いい加減である。筆順を無視している。この一連の指
   導は,『漢字の苦手な子供にやさしい指導』である。ここは,手を入れねばならない。         ・ 終わった子供から,提出させ,休み時間とする。ここで,1回目のプリント,解答,
   2回目のプリントの3枚を集める。この指導は,基本的にすべて学校で行う。   
    しかし,持ち帰らせる場合もあろう。ケースバイケースである。

ステップ2  1回目にできなかった漢字のみ再テスト
ポイント①
 ○ 翌日,赤丸をつけたプリントで,赤丸の漢字のみテストをする。
ポイント②                                   ○ 再び,隣同士で丸つけ。
  ・ ここで,約半数は100点を取る。東のクラスはそうだった。しかし,まだ,書き取りの
  かなり厳しい子がいる。ここからがほんとうの勝負である。
ポイント③                                   ○ 隙間時間を有効に使う。
  ・ 書く→丸付け→チェック(できなかった漢字の)→練習→書く~・・・という一連のサイ
   クルを根気よく進めるしかない。
  ・ 3日ほど,毎日少しずつやると,かなり漢字が苦手な子以外,100点になる。
  ・ ほんとうのほんとうの勝負は,ほんとうにほんとうは,ここからなのである。東のク
   ラスには,かなり漢字のきつい子供がいる。しかし,やればできる子である。やらせ
   たい。やって,合格させたい。
  ・ 通りすがりに,「はい,○○の空書き,さんずい,12画,さんはい。」とか言って,い
  きなり,こっちのペースに巻き込む。

ステップ3  2回目のプレテスト
ポイント①
 ○ 全員を合格させてから再プレテストを行う。                 
  ・ 前々日の15日に実施した。ところが,100点は3人だった。この時点で,たぶん,
   5人は100点をとれるだろうと思っていた。100点だった3人は,1回目のプレテス
   トで,9割以上できていた子供であった。他の6人も,ステップ2をクリアーし,すべ
   ての漢字を書けるようになることはなった。しかし,まだ,安定していなかった。第1
   回目には書けていた漢字を,ここにきて書けないというケースが出てきた。もう一つ
   指導にあまさがあった。
  ・ 明日,本番のテストをすることを告げて終わった。。

ステップ4  本番のテスト
ポイント①
 ○ 本番の50問テスト
  ・ スタートから,1週間後に実施。
  ・ 交換して丸付け。
  ・ 全員点数の発表。
  ・ 聞きながら,東は,点数を記入。

1 現実はあまくない
 どこのクラスにもいる,漢字の超苦手な子。東のクラスでは,先日出張のため国語の自習を1時間とった。その時,4・5年生に3年生の漢字の書き取りプリントを与えた。明治図書から出ている『完本 全学年漢字まとめくん』である。かなり分厚いが,コピーしてすぐ使え,内容も豊富なので重宝している。これを出した。自習なのでテストではなかったわけだ。しかし,あえて点数をつけてみた。結果はあまりにも悲惨であった。9人中4人が20点以下,うち2人はなんと一桁であった。繰り返す。3年生の漢字である。
 超苦手な子に負けないためにはまず根気が必要である。ほめることは大切だが,筆順無視,雑な字,手抜きの漢字練習をきちんとチェックすべきである。正すべきである。

1 クラス平均96点達成
 東は今年度,4年生3名,5年生6名の複式学級を担任している。両学年が,同じ時間に同じことを学習できる教科と,同じ時間に違うことを学習する教科がある。詳細はここでは割愛するが,算数や新出漢字の学習は,それぞれの学年でそれぞれの内容を学習するわけである。当たり前だ。  
 
 12月17日に実施した,2学期の漢字50問テストで,クラス(9名)平均96点を達成した。100点が6名と,94点,90点,86点がそれぞれ1名ずつだった。
 100点の子供の中には,これまで,3日に1度ずつ,定期的に行ってきた,新出漢字10問テストで,平均70点の子供がいる。94点だった子供は,つきだすところをつきだしてないなどの細かいミスをしていた。90点の子供は,難聴の子供である。読み仮名を書く問題で5つ間違えていた。書き取りは全問正解だった(東は正進社のワークテストを使用している。このテストの学期末漢字50問は,書き取りが30問,読みが20問である)。                              
 86点の子供は,漢字超苦手の子供である。字形,書き順,丁寧さ,どれをとっても厳しい。毎日同じことを繰り返し繰り返し指導しているが,こちらが根負けしそうな子供である。「~しなさい。」という指示だけでは,ほとんどの場合,手を抜く。だから,先回りして,手抜きが通用しない,手抜きをすると,自分に火の粉が降りかかるような手を,いつも考えておかなければならない。
 2学期,この子供は成長した。これまで定期的に行ってきた10問テストで,1学期の平均20点から,2学期は,平均60点をとれるまでになった。
 子供は,伸びる可能性を持っている。どのような子供にも,きちんと漢字の力をつけることは,教師の大切な仕事である。そう自戒して,毎日指導にあたっている。86点は,よく頑張ったと言える。おおいにほめた。もちろん,まだまだ,伸びる可能性がある。次回,3学期の年間まとめの50問テストでは,100点を取らせたい。

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