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TOSSランドNo: 9291805 更新:2013年01月25日

算数授業日記6月 7日(木) 長さの導入・人類の知恵 上33~34


 いきなり黒板に「太鼓のばち」と「木琴のばち」をバラバラに提示しました。

「どちらが長いですか」
 予想をさせました。

「人数の多い方の,木琴のばちが長い,でいいですか」

 当然だめ,といいます。学問に多数決はなじみません。2年生でもわかります。

「どうしますか」

 比べるといいます。

「並べてくらべればいい」
「そうですね。しかし今日は動かせないものとします。どうしますか」

1.手で長さの分広げて,それで比べる。
2.指を広げて,それがいくつ分あるかで比べる。
3.定規で測る。
4.目で見て大体を決める。
5.線を引いて比べる。

がでました。
「これではよくわからない,というのはありませんか」
 1,4,5がよくわからない,と出ました。

 1は手を動かしているうちに手が動いてしまう,目ではこれははっきりしない,5は意味がよくわからないとのことでした。
 しかし実際に2の方法でやってみても「半端」の部分をどうするかがはっきりしません。
 長さの差がわずかだったので「同じだ」という子もいます。

 そこで登場したのが筆入れ。筆入れではかって印を付ければいい,となってやってみました。見事「太鼓のばちがわずかに長い」ことがわかりました。

「今度は机の縦の長さを比べます。自分の消しゴムで何個分かはかりなさい」

 発表させました。
 ある子は10個分,ある子は17個分などばらばらです。

「みんなの机の長さ,全部違うんですね」というと,
「違います!はかった消しゴムの大きさが違うんです!」と怒られました(笑)。

「ではどうすればいいのですか」
「同じものではかればいい」

 実際にA君の消しゴムではかると13個分でどちらも同じになりました。一同納得。共通単位の発見です。

「でも,こういう場合があります」
「電話で,今使っている机と同じ大きさの机を注文することになりました」
「もしもし机屋さんですか。机を作ってもらいたいのですが」
「縦の長さを消しゴム13個分の机をお願いします」
「この注文の仕方でいいでしょうか」

 これは全員がダメ、といいました。

「同じ消しゴムじゃないかもしれないし先生の消しゴムちっちゃ過ぎるよ」
と,つばを飛ばして意見を言ってきます。たのもしい。

「ではみなさんならどのように注文しますか」
 これは難しい。
「使ってない消しゴムなら?」という意見には「新しくても大きさはいろいろあるからだめ」と反論。
 いわゆる任意の単位では説明が難しいことに気づいてきました。
 しばらく沈黙の後,T君が言いました。

「先生,この定規で測っちゃだめ?」
「そうだよ,定規ならいい」
「どうして定規ならいいのですか」
「みんな同じになってるから」
「本当ですか。お隣さんとメモリを比べて御覧なさい」

 同じだ!の声。知らなかった!という子も。
 こうして人類が地球の大きさを基にして「1m」を作り出したことを話しました。
 1mを見せた後,
「これではみんなが机で使うには大きすぎるでしょ。そこで小さいめもりをつけて短くしました。みんなの定規,そうなっているでしょ。その小さいメモリについて今日からお勉強していきます」

 そして教科書を開きました。子どもたち,はかりたくてうずうずしていまた。でもまだお預けです。


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