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TOSSランドNo: 2258578 更新:2013年01月13日

折り紙


<準備物>
 ・普通の折り紙と和紙の折り紙  ・折り鶴  ・ミウラ折りの地図  ・ミウラ折りの展開図
 ・市街地図(折りたたんだもの)  ・チューハイの缶(氷結)
 ・PC ・プロジェクター ・スマートノートブックのサイト(サイトが必要な方は、画面下の「連絡先HP」からメールでお知らせください)

1,江戸時代の折り紙

説明1:

今日は折り紙についてのお勉強をします。

・折り鶴を見せる

発問1:

折り紙といえば鶴が有名ですが、鶴は何年くらい前から折られていたと思いますか。 
         A 300年  B 200年  C 100年

・挙手で確認する

説明2:

約300年くらい前です。江戸時代になって、盛んに折り紙が折られるようになりました。これは1797年に出された「秘伝千羽鶴折形(ひでんせんばづるおりかた)」という本です。世界で一番古い、折り紙の本といわれています。何の折り方ですか。

・鶴

説明3:

この中には49種類の鶴の折り方が載っています。

・連鶴の画像を見せる

発問2:

最高何羽の鶴がつながっていると思いますか。

・画像を見せる

説明4:

最高97羽です。日本人は昔から、このようにいろいろなものを折ってきました。 折り紙は外国にもありますが、日本ほど複雑で、芸術といえるようなものを折ってきた国はありません。

発問3:

では、なぜ日本にだけ、このように複雑な折り方が誕生したのでしょうか。今から普通の折り紙と和紙の折り紙を配ります。違いを見つけて書きましょう。

・和紙と洋紙を1枚ずつ配る
・発表させる

説明5:

和紙は普通の紙に比べて丈夫で破れにくく、しかも柔らかいのでとても折りやすいんです。それに江戸時代、日本ではたくさんの和紙が作られていました。同じ頃、ヨーロッパでは紙があまりなくて、動物の皮が使われていたそうです。そのため日本にやってきた外国人は、和紙の美しさに驚きました。そのような和紙があったからこそ、このようにいろいろな折り方が誕生したんですね。

・羊皮紙の画像と和紙の画像を見せる

発問4:

これは江戸時代の服ですが、何で作っていると思いますか。

・紙衣の画像を見せる
・和紙で作られている <紙衣の画像を動かすと文字が出る>

説明6:

紙なので洗濯はできませんが、軽くて温かかったのでよく使われていました。
これは現代のものですが、和紙で作ったウエディングドレスです。

・ウエディングドレスの画像を見せる

指示1:

折り紙に戻ります。今から江戸時代の絵を何枚か見せます。折り紙が見つかったら手を挙げましょう。

・何枚か画像を見せ、折り紙を探させる

説明7:

江戸時代、着物の柄になるくらい、折り紙がはやっていたんですね。

2,折り紙と最先端技術

説明8:

さて、今まで江戸時代の折り紙についてみてきました。これから現代の折り紙について考えていきます。

・宇佐市の地図を出す

説明9:

宇佐市の地図を持ってきました。このように折り畳まれています。

・一人の子に開いてもらう
・開きやすかったか聞く

説明10:

このように畳まれているものを、ぱっと開くことはできないだろうかと考えた人がいます。三浦公亮(こうりょう)さんといいます。三浦さんは、「ミウラ折り」という折り方を考え出しました。これがそのミウラ折りです。

・ミウラ折りの展開図を見せる

説明11:

このままではよくわからないので、ミウラ折りの登山地図を持ってきました。開いてみます。

・ミウラ折りの登山地図を開いたり閉じたりしてみせる

発問5:

このように、ミウラ折りにするとぱっと開いたり閉じたりすることができます。さて このミウラ折りは、ある日本の伝統文化をもとにしてできました。それは何ですか。

・折り紙 <ピンクの□を右下に動かすと、文字が出る>
・ミウラ折りの展開図を配る

指示2:

それでは実際に、ミウラ折りをしてみましょう。ピンクの線が山折り、水色の線が谷折りです。谷折りは裏から折った方が折りやすいです。折れた人は、好きな絵や言葉を書いていいです。

・ミウラ折りをさせる
・折るのにけっこう時間がかかるので、頃合いをみてやめ、続きはあとでするように言う

発問6:

ミウラ折りは、地図だけでなくいろいろなことに応用されています。あなただったら、これをどんなことに使いたいですか。隣の人と相談して、ノートに書きましょう。

・ノートに書かせる
・発表させる

説明12:

いろいろなことに使えそうですね。実際に、チューハイの缶やスタッドレスタイヤ、そして宇宙の太陽電池パネルにも使われています。それ以外にも、折りたたみ家具などが考えられているそうです。

・チューハイの缶や画像を見せる <スタッドレスタイヤや太陽電池パネルの画像を下に動かすと、文字が出る>

説明13:

日本の伝統工芸である和紙。その和紙の特性を生かして、日本人は昔から芸術ともいえる折り紙の形を生み出してきました。そして現在、折り紙は自動車や宇宙の分野だけでなく、医療や数学、リハビリにも応用されています。これからも様々な分野で、折り紙は活用されていくでしょう。

・いくつかの画像<バラ、スズメバチ、龍>を見せる
・感想を書かせる

3,鶴を折る

指示3:

では最後に、鶴を折ってみましょう。

・すでに配ってある和紙と普通の折り紙を使う
・鶴が折れる子には、連鶴の折り方を教え、連鶴に挑戦させる
・鶴が折れない子には、アニメーションで鶴の折り方を示して鶴を折る練習をさせる

*鶴を折れない子もいましたが、アニメーションのおかげで何とか全員折れるようになりました。
 また、連鶴に挑戦する子もたくさんいました。
 ミウラ折りが途中だった子は、がんばって完成させていました。

 《参   考》   
1,「禅のこころ 和のこころ」                       篠田暢之  戎光祥出版
2,「つなぎ折鶴の世界~連鶴の古典『秘伝千羽鶴折形』」     岡村昌夫   本の泉社
3,「紙はよみがえる~日本文化と紙のリサイクル」         岡田英三郎   雄山閣
4,「折り紙で数学」                            堀井洋子+折り紙サークル  明治図書
5,「折り紙新発見3~古典から最新作まで300年の絵巻」    笠原邦彦  日貿出版社
6,「和紙の歴史」                             宍倉佐敏  印刷朝陽会
7.「高齢者のリハビリ折り紙」                      小林和夫  ひかりのくに
8,「和紙のある美しい暮らし」                      成美堂出版
9,「四季をよそおう折形」                         荒木真喜雄   淡交社
10,「折り紙の数理と科学」                        川崎敏和   森北出版
11,「和紙とケータイ」                           共同通信社編集委員室   草思社
12,「江戸のきものと衣生活」                      丸山伸彦    小学館
13,「折る・包む」                             荒木真喜雄 淡交社
14,守田のぞみ 『「折り鶴」の授業』,TOSSランド№,4451510       http://www.tos-land.net/


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