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TOSSランドNo: 8435334 更新:2013年01月05日

春の自然観察は,キュウリグサで知的に導入する 小林幸雄実践


春の自然観察は、キュウリグサで知的に導入する

TOSS作州教育サークル 小林 幸雄

【準備物】キュウリグサ 人数分  わくわくずかん

1.自然観察のポイント

新学期を迎え,子どもたちのやる気も満々。
春風に誘われるかのように嬉々として,子どもたちは外に飛び出して行く。
教科書には,「じっくり観察」,「耳をすませば」という言葉が踊る。
ところが,実際は,どことなく焦点が定まらず,ただやみくもに外に出てみただけという感じの授業になる恐れがある。
その原因は,局面を限定しないことにある。
この授業は,野草探しなのか,野草の観察なのか,虫探しなのか,虫の観察なのか,
あるいは,サクラの小枝の観察なのか,サクラに飛んでくる虫の観察なのか,などと局面を限定してやることが大切だ。
1度にあれこれと目標を欲張ると,焦点がぼやけて活動が散漫になってしまうことがままある。
また,自然の観察は,一度きりでは分からない。
変化をつけて,繰り返し観察させることである。

2.まず,興味づけをすることから

_______

授業の始め,キュウリグサを子ども全員に配る。
【※ キュウリグサは,どこにでも見かけられる春の野草である】
写真のように小さな花だが,よく見るととても愛らしい野草だ。

指示1:

少しかわいそうだけど,葉っぱや茎を手ですりつぶしてにおってご覧なさい。

発問1:

何かよく知っている匂いがします。何だろう?

というと,「キュウリだ!」という声があがる。

説明1:

キュウリのような匂いがしますね。だから,昔の人は,この植物をキュウリグサと呼んだのです。

と説明すると,どの子もなるほどなあと頷く。

3.図鑑を開いて調べる

ここで,『しょくぶつはかせ』(正進社)15pを開かせる。
確かに,「葉をもむとキュウリのにおいがする。」と書いてある。
このように,一つの面白い素材を与えることで,植物観察への意欲を引き出すことができる。
ここで,課題を出した上で,外に出す。

① 外に出てキュウリグサを見つける。
② 図鑑にのっている植物を一つ以上見つけたら先生のところに持ってくる。

このように,あらかじめ外に出す前に明確な課題を出した上で,
外に出すことである。

いったん,外に出た後、追加の課題があってもなかなか徹底できないからである。
外に出た子どもたちは,まず,キュウリグサを探す。
最初は,すぐに見つからない。実際に咲いている様子と図鑑とでは,違いがあるからだ。
しかし,一人が発見すると,その発見は一気に波及する。
ちなみに,子どもたちが採ってきた野草には,
セイヨウタンポポ,カラスノエンドウ,キュウリグサ,ホトケノザ,ナズナ,ヒメオドリコソウ,オオイヌノフグリハコベ…などであった。
採ってきた野草は,直接セロテープで貼りつけ,名前をそばに書かせる。最後に感想を書かせてノートを提出させた。
ノートをチェックしてやり,合格した子から順次授業を終えた。

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