発問1:
夏休みに何をしましたか。
数名の子どもに聞く。
子どもたちからは、「海へ行きました」「○○へ遊びに行った」などの答えが返ってきた。
指示1:
そのようなことを一文で書きなさい。書けたら先生のところへ持ってきなさい。
持ってきたノートに丸をつける。ノートチェックをする目的は、確認の意味とほめて自信をもたせるためである。丸をつけてあげることで堂々と発表できるようにもなる。
丸をもらった子どもに黒板に書かせ、その文をどんどん読ませる。読ませることによって、視覚と聴覚の両方から情報が入り、学習したことがより定着する。
子どもたちから次のような文が出た。
・ 健康ランドに行きました。
・ 友達と海に行った。
・ 7月29日に十和田杯に行きました。
・ 私は、おばあちゃんの90歳のお祝いをしに行きました。
・ 僕は、昆虫館でクワガタと写真撮影をしました。
説明1:
先生が、ABCをつけます。誰にでも当てはまりそうなものはC、その人しか経験していないようなことはA、まあまあのはBです。
・ 健康ランドに行きました。→C
・ 友達と海に行った。→C
・ 七月二十九日に十和田杯に行きました。→B
・ 私は、おばあちゃんの90歳のお祝いをしに行きました。→A
・ 僕は、昆虫館でクワガタと写真撮影をしました。→A
指示2:
Aになるように、自分しか経験していないようなことをもう一度書きなさい。
個別評定をすることで、子どもたちの文章は次のようになる。
・7月29日の十和田杯でシュートをいっぱい決めた。
・藤崎の平川に、姉のあんどうだいこを見に行った。
・あさひ山動物園に行って大きいやぎをさわった。
・海に行ってふぐとおにごっこをしたり、さわったりした。
・アメリカの恐竜てんで、クイズをやり、博士にんていしょうをもらった。
二回目は全員にAをあげた。
この後、自分の名前や場所が文の最後にくるように並べ替えさせてもよい。
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