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TOSSランドNo: 1145146 更新:2012年12月01日

地理・地域学習の導入は、誰もが知っている「モノ」が有効である(2)


郷土の歴史は《導入ネタ》の宝庫である。
明治時代、「殖産興業」のスローガンのもと全国に官営工場が建設された。その例として、教科書には群馬県富岡製糸場が紹介されている。

発問1:

明治時代、開拓が始まったばかりの北海道に官営工場は建設されたでしょうか?

ほとんどの生徒は、「なかった」と予想した。
しかしながら、札幌にはビール工場が建設された。
これが、現在のサッポロビールである。だから、サッポロビールのトレードマークは「開拓使」を意味する北極星である。

発問2:

明治時代、別海町に官営工場は建設されたでしょうか?

全員が「別海町にはなかった」と予想した。
そこで、次の写真(「一本松」の近くにある別海漁業協同組合の倉庫)を提示した。

Sya2004-14-1

発問3:

明治10年、この場所に官営工場が建てられました。ここで何を作ったのでしょうか?

「チーズ」「バター」「アイスクリーム」という予想が出た。
別海町は日本最大の酪農地帯だけに、生徒の予想はすべてが乳製品であった。
私は、「当時の別海町には牛は一頭もいませんでした」とヒントを出した。
正解は、「鮭や鱒の缶詰」である。

江戸時代、西別川産の鮭は《献上鮭》として将軍家に送られた。その味は格別であった。
そこで、明治政府はアメリカからエスツリートという技官を招き、日本最初の水産物缶詰工場を建設したのである。
できた缶詰は国内外で販売されただけではなく、日露戦争の食料として戦地に送られたと言われている。
地元の缶詰工場から明治の歴史が概観できるのである。


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