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TOSSランドNo: 9419932 更新:2013年01月03日

聖徳太子に見る日本人


説明1:

 アメリカのお札です。
 イギリスのお札です。
 日本のお札です。

お札の画像を提示する。

発問1:

 お札に選ばれる人はどんな人ですか。

 立派な人。国に貢献した人など。

発問2:

 これまで、お札に選ばれた人です。
 この中で、1度でなく何度も選ばれた人がいます。
 それは誰だと思いますか。

 聖徳太子

説明2:

 7回採用ました。
 お札は、国が決めます。
 しかしこの中で、1度だけ唯一違った方法で決められたお札があります。
 昭和21年2月25日のお札です。

発問3:

 誰が、決定したと思いますか。

 マッカーサー。

説明3:

 そのとき、6人の人が候補でした。
 しかしいずれも不採用。
 なぜ聖徳太子だけが選ばれたのか、考えていきます。
 一七条憲法の第一条をくわしく見ます。

 第1条の1文を提示。

 【一にいわく、和をもってとうとしとなし、さからうこと無きをむねとせよ 。】

発問4:

 どういう意味ですか。

 ・第一条 和をたいせつにし、争いをやめよ。(大阪書籍 小学社会 6年上)
 ・第一条 和を大切にし、人と争うことのないようにしなさい。(新学社 社会科資料集)
 教科書に載っている意味を提示する。

発問5:

 続きがあります。
 知っている人。(挙手で確認)
 意味が分かる人。(挙手、指名→ほめる)

説明4:

 (原文)
 人皆(ひとみな)党(たむら)有り。
 亦達(またさと)る者少し。
 是(ここ)を以て、或いは君父(きみかぞ)に順(したが)はず。
 乍隣里(またさととなり)に違(たが)ふ。

説明5:

  (現代語訳)
 それが根本的態度でなければならぬ。
 ところが人にはそれぞれ党派心があり、対局を見通しているものは少ない。
 だから主君や父に従わず、あるいは近隣の人々と争いを起こすようになる。                                                          『聖徳太子』(中村元著 東京書籍 1990年)

                                               ↓

                                       それでも□□は起こる。

発問6:

 続きです。
 「それでも、□□は起こる。」
 □には何という言葉が入りますか。

 争い。

説明6:

 「争わないようにしなさい」と言い、「でも争いは起こる」と言っています。

説明7:

 (原文)
 然れども、上和(かみやはら)ぎ、下睦(しもむつ)びて、
 事を論(あげつら)ふに諧(かな)ふときは、事理自(ことおの)づからに通(かよ)ふ。
 何事(なにごと)か成(な)らざらむ。

説明8:

 (現代語訳) 
 しかしながら人々が上も下も和らぎ睦まじく話し合いができるならば、
 ことがらはおのずから道理にかない、何事も成しとげられないことはない。
                            『聖徳太子』(中村元著 東京書籍 1990年) 

                                                 ↓

                                      しかし、□□□□ことで解決できる。

発問7:

 続き。
 「しかし、□□□□ことで解決できる。」と言っています。
 □には何という言葉が入りますか。

 話し合う。

説明9:

 聖徳太子は、話し合うことが大切だ、と言っています。

説明10:

 最後の条文、一七条です。(条文提示)

説明11:

 (原文)
 十七に曰はく、夫れ事獨(ことひと)り断(さだ)むべからず。
 必ず衆と論(あげつら)ふべし。
 少(いささけ)き事は是軽(これかろ)し。
 必ずしも 衆とすべからず。
 唯大(ただおほ)きなる事を論ふに逮(およ)びては、若(も)しは失(あやまり)有ることを疑(うたが)ふ。
 故(かれ)、衆と相辨(あひわきま)ふるときは、辭則(ことすなは)ち理(ことわり)を得。

説明12:

  (現代語訳)
 第十七条 ものごとはひとりで判断してはいけない。
 かならずみんなで論議して判断しなさい。
 ささいなことは、かならずしもみんなで論議しなくてもよい。
 ただ重大な事柄を論議するときは、判断をあやまることもあるかもしれない。
 そのときみんなで検討すれば、道理にかなう結論がえられよう。
                     (金治勇『聖徳太子のこころ』、大蔵出版、1986年)

                                                  ↓

                  ものごとは一人で判断してはいけない。必ずみんなの□□□□で判断しなさい。

発問8:

 このような意味です。

 「ものごとは一人で判断してはいけない。必ずみんなの□□□□で判断しなさい。」

 □には何が入りますか。

 話し合う。

説明13:

 たった一七条の中で、最初と最後に2回も、「話し合い」を取り上げています。

 問題の解決には「話し合う」ことが大切だと、聖徳太子は考えていたのです。

説明14:

マッカーサーは、聖徳太子のそのような考えを聞き、「平和主義者の代表」だとして、採用を決定したのです。

 【参考文献】
 ・小学社会 6年上 大阪書籍
 ・ビジュアル版 井沢元彦著 逆説の日本史 
 ・最新古代史論 学研
 ・お札の肖像について 元大蔵相印刷局 垣水孝一
      http://members2.jcom.home.ne.jp/kaikei36ki/W-kakimizu.html
 ・日本銀行HP http://www.boj.or.jp/index.html
 ・人物の授業「聖徳太子」 TOSS NO.1143253
 ・「常識」の日本史 伊沢元彦 PHP研究所
 ・中国正史 倭人倭国伝全訳 鳥越憲三郎著中央公論新社
 ・聖徳太子1~4 梅原猛著 集英社文庫
 ・梅原猛、日本仏教をゆく 梅原猛著 朝日文庫新刊
 ・「日本」という国 歴史と人間の再発見 梅原猛・上田正昭著 大和書房
 ・日中交渉史 文化交流の二千年 山口修著 東方書店
 ・聖徳太子の秘密 関 裕二 PHP文庫  
  他


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