松井孝夫さんはこの曲について「新しき仲間への熱きメッセージといったかんじの曲」と書いておられます。新入生を迎えて上級生が歌ってあげるのもステキです。転調してから裏拍で手拍子を入れたり、ステップを踏むなど工夫をするのもステキです。リズムにのって歯切れ良く歌いましょう。
「ハッ」という吸う音が聞こえるくらい、たっぷりと。「さあ」という呼びかけであることを忘れないで歌う。べたーっとならないように、八分音符ひとつひとつをはっきりと歌う。「さあ/はじめよう/ぼくたちの」と「ち」に向かって歌う。「ちの」はテヌート・スタッカートなので短すぎず長すぎず、模範演奏を参考にニュアンスをつかんでください。「ステップを」の「を」は弱くしないで伸ばす。「共に」の「に」の同様に伸ばす。「進んで<ゆ<こ<お<-」とだんだん大きく歌う。ここまでが全員揃って歌うところ。声をそろえて、はきはきした音楽を作る、ポイントは、言葉の間にある休符を、きちんと切ること。「未来への/ステップ」「仲間達と/共に」など、この切れ目でエネルギーが沸いてでるかんじで歌う。
「新しい/何かを」の休符もきちんと切る。「をー」は、きちんと伸ばす。「みつける<た<め<に<-」だんだん大きく。ソプラノの「にー」も、アルトと男声にあわせてブレスする。ソプラノだけ短くならないように注意。
いずれにしても「S」の子音をはっきり発音すること。「描き」の「きー」、「あがろうよ」の「よー」が乱暴にならないように、ていねいに長く。「なやみなんか<ふきとばそう<はじけるファイトで」は3段階に大きく。
「なつかしい思い出になる」はだんだん大きく歌うか、小さいまま歌うかもお好みで。「だから今この時<輝いて生きよう<二度とない季節を」も3段階に大きくして、「大切に」につなげる。「ことっ」「すべてっ」「ときっ」「いきようっ」のように語尾が乱暴にならないように、くれぐれもていねいに歌うこと。
語尾の注意も同じ。
ただし、「だから今この時<輝いて生きよう<二度とない季節を」も3段階に大きくして歌ったあと、「大切に」を小さく歌い、次につなぐ。(これはあくまでも山岡の好みであり、楽譜に指示はありません。)
これまでよりももうひとまわり大きく、もっとエネルギーを使えるように歌おう。
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