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TOSSランドNo: 1214251 更新:2012年12月01日

佐藤政臣氏のソフトバレーボール指導


 ソフトバレーボールは今回の学習指導要領から導入された教材である。
 バレーボールは中学校で学習する教材である。それを小学校でも指導していくことになった。小学生にもネット型の教材を行うようになったのである。
 まったく新しい教材をどのように指導したらよいかという問題がある。1週間の指導でマスターする方法があるのであろうか。
 そういう問題に対して、佐藤氏は分かりやすく述べている。

1.ソフトバレーボールの基礎感覚づくり

 まったく経験のない子供にいきなりゲームを指導してもうまくいかない。上達していく段階がある。最初に基礎感覚作りを述べている。
 ソフトバレーボールに必要な基礎感覚として次の5つを示している。

 ① 平衡感覚 各種場面に対応できるボディーバランスの感覚
 ② 投感覚  主にアタックやサーブを打つときに必要な感覚
 ③ 跳感覚  主にアタック、ブロックに必要な感覚
 ④ ボール捕捉感覚  トス・アタック・レシーブなど空中にボールがある時,落下点がわかるために必要な感覚
 ⑤ ボールタッチ感覚 アタック、トス、パス、レシーブ、サーブなどを打つときのボールタッチに必要な感覚

 子供に直接指導しても効果は少ない。子供が興味を持って楽しく感覚作りを行っていく。一つ一つの技能を指導する前に、感覚作りを行っておくのである。
 佐藤氏は【基礎感覚をつくる準備運動】として、次の運動を準備運動の中で実践している。いずれも楽しくできる運動である。

 ア.ケンケンオーバーハンドキャッチ
 イ.アンダーハンドスロー
 ウ.ジャンプしてボール投げ
 エ.斜面から転がり落ちるボールをキャッチ

2.ソフトバレーボールの基礎技能づくり

 基礎感覚づくりの次は基礎技能づくりである。佐藤氏はソフトバレーボールの基礎技能をサーブ、パス・トス、レシーブ、アタックの4つのスキルに分けて考えている。これらの基礎技能をドリルゲームにより身につけるようにしている。

① サーブの基礎技能

 サーブのドリルゲームである。『壁サーブゲーム』『サーブキャッチゲーム』を行うことで、サーブの基礎技能を身につける。

② パス・トスの基礎技能

 パス・トスのドリルゲームである『ステージパスゲーム』『斜面を使っての連続パスゲーム』『円陣パスゲーム』を行うことで、パス・トスの基礎技能を身につける。

③ レシーブの基礎技能

 レシーブのドリルゲームである『3人組レシーブゲーム』を行うことで,レシーブの基礎技能を身につける。

④ アタックの基礎技能

 アタックのドリルゲームである『3人組アタックゲーム』を行うことで、アタックの基礎技能を身につける。

ア ドリルゲーム1   アンダーサーブ
イ ドリルゲーム2   サーブキャッチゲーム
ウ ドリルゲーム3   ステージパスゲーム
エ ドリルゲーム4   斜面をつかった連続パスゲーム
オ ドリルゲーム5   円陣パスゲーム
カ ドリルゲーム6   3人組レシーブゲーム
キ ドリルゲーム7   3人組アタックゲーム

3.ソフトバレーボールの運動課題づくり

 最後は運動課題作りである。ソフトバレーボールの技能の向上にしたがって、ルールを変更しながら楽しむようになっている。
 技が習熟していく過程でのルール変更を行い、より楽しく運動できるように工夫されている。
 しかし,このルールは目安である。実際の授業の中で子供の実態に応じてルールを変更していく。子供に工夫させ、話し合いをさせる中で、ルールが共通理解できていく。教師が一方的に与えるのではなく、子供とともに作り上げていくようにする。

 ① 何回で返してもよい。ワンバウンドあり。
 ② 6回以内(6人なので)で返す、ワンバウンドあり
 ③ 6回で返す。(必ず一人1回ボールにさわって返すという。1人2回はさわれない。)ワンバウンドあり。
 ④ 3回以内で返す、ワンバウンドあり。
 ⑤ 何回で返してもよい。ワンバウンドなし。
 ⑥ 6回以内(6人なので)で返す、ワンバウンドなし。
 ⑦ 3回以内で返す。ワンバウンドなし。

4.ソフトバレーボールのつまずきと指導

 つまずきとして、サーブ、レシーブ、パス・トスを取り上げている。
 楽しい学習にするには子供のつまずきを発見し、つまずきに対応した指導を行っていく。
 つまずきに対して一つ一つ対応した方法が示されている。毎時間の授業の中で位置づけられ、毎時間指導が行われている。つまずきの発見と指導を行ってほしい。

5.ソフトバレーボールの発展学習と補充指導

 発展学習として、佐藤氏はソフトバレーボール小学生競技規則の一部を取り上げ、このルールに発展的に近づくようにとしている。ルールは次のようである。

 ① コート 13.40m×6.10mの広さを持つ長方形である。
 ② ネット ネットの高さは1.8mのソフトバレーボール用ネット
 ③ ボール 小学5・6年生用 色 白 円周 64+1cm 重さ180+g
 ④ チーム 競技はすべて4人で行わる。男女混合でも差し支えない。
 ⑤ サービス サービスは1回とする。
 ⑥ 自由なプレー フロントやバックの位置による制限を受けない。
 ⑦ ローテーション サービス権の移行による位置のローテーションを廃止している。

 補充指導としては次のような内容を紹介している。

 ① ロングタイムパスゲーム
 ② サーブコントロールゲーム
 ③ 壁打ちレシーブゲーム

 ソフトバレーボールの楽しさを指導してほしい。

* 佐藤政臣氏の指導法が掲載された『“全員が上達するソフトバレーボール”新ドリル』は、こちら!


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