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TOSSランドNo: 6113494 更新:2012年10月27日

山中伸弥氏のノーベル賞受賞から日本人の気概を教える


2012年10月8日(祝月)、京都大学・山中伸弥教授がiPS細胞の研究でノーベル賞を受賞することが決まった。このことは、iPS細胞の可能性を示すのみならず、日本の科学技術研究費が海外と比べ恵まれない中で結果を出せたという快挙でもある。日本の科学技術研究の現状を生徒に知らせるとともに、そんな中でも結果を出す日本人の気概を教える。

発問1:

ノーベル賞を受賞した人です。誰ですか。(山中伸弥)

山中氏の写真を出して問う。

説明1:

iPS細胞の研究で、受賞が決まりました。

発問2:

今回の受賞は、どのような点がすごいのですか。ノートの①に書きます。

発表させる。「再生医療に役立つ」などの答えが出る。その通りであると告げ、iPS細胞の説明をする。ES細胞との違いは、受精卵を使わないため倫理的な問題になりにくい点だろう。

指示1:

ノートに、②。「人の□を救える点。」□に漢字一文字を入れます。(命)

説明2:

それだけではありません。たとえば、田中耕一さんが受賞したのは2002年ですが、もとになった研究は1985年のもの。小林・益川理論の場合、ノーベル賞受賞は2008年ですが、研究は1973年のものでした。これらは、【かつての日本の科学技術研究がすばらしかった】ことを示します。

発問3:

今回は、2006年の研究が受賞しました。どのような点がすごいと言えますか。画面を参考にして③に書きます。【③□□の日本の科学技術研究がすばらし□ことを示す点。】(現代・近年など)

説明3:

まだあります。記事を読んでみます。「文部科学省は京都大学の山中伸弥教授が率いる研究所を中心に、iPS細胞の実用化研究に対し、研究費を助成する方針を決めた。総額で200~300億円を要求する見通し。10年にわたる長期支援を約束するのは異例。(日経新聞2012/10/10)」

説明4:

山中さんの著書の中で、アメリカではこうだと言っています。「(iPS細胞の研究に)カリフォルニア州では10年間で3000億円、マサチューセッツ州では1200億円を投資」

発問4:

日本とアメリカを比べてどのようなことが分かりますか。④に書きます。

金額が1桁以上違う。また、アメリカは「州」として予算を出してくるけれども、日本は国レベルでその10分の1程度の出資にとどまっている。もちろん、アメリカが特別なのではなく、日本が国として科学技術に予算をかけていなさすぎるのである。それを示すため、余裕があれば中国や韓国の例も出す。

発問5:

これはiPS細胞だけの話だと思う人?そうではないと思う人?

説明5:

(「はやぶさ2」は)2009年には事業仕分けで「縮減」判定を受けて17億円の要求が、3000万円まで減らされたが、2010年の「はやぶさ」帰還を受けて、2011年度は「日本再生重点化措置」の枠から30億円の予算を獲得した。
(日経ビジネス 2011年12月7日)

発問6:

日本は、予算を増やして30億円。アメリカは月面探査船にいくらの予算案を出したと思いますか。予想で⑤に書きます。

1040億【ドル】である。「円」に直すと、約11兆円。宇宙開発に至っては3000倍の開きがあるのである。

説明6:

・日本が勝つのは絶対無理です。
・競えるかと言うと、いい勝負ができるかできないか。善戦なんですね。
 お金の面でも、人材の面でも、施設の面でも、まだまだ支援が必要です。
そのように、山中さん自身も述べていた逆境の中での受賞だったのです。

発問7:

どのようなところがすごいと言えますか。⑥に書きます。


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