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TOSSランドNo: 5490077 更新:2013年01月01日

時間を生み出す仕事術(基本編)


大きなポイントは、「効果のある指導」は無駄な時間も省かれていて、結果時間が生み出されるということである。
時間が生み出され、授業の準備時間を多くとることができる。
その結果、子どもにさらによい指導ができるという、良い循環が生まれる。

子どもに効果のないことをきっぱりやめ、効果のあることをするのが最大のポイントである。

  

マル付け地獄から抜け出す

1.子どもの力を伸ばすために、効果のあることをする。

このマル付け、本当に必要?と、冷静に自分に問い直す。

マル付けは、子どもの指導のために、本当に必要なものだけに絞ることが大切だ。

例えば宿題のマルつけ、これは、授業中に一斉にやればよい。3分でおわる。
多くの授業時間を奪われるのだとしたら、宿題の量が多い。減らすべきだ。
授業中に処理ができる量の宿題が、適度な宿題の量の目安である。

ノートを、毎時間集めてチェックする。丁寧な指導のようだが、あまり意味はない。
学期に一回、多くても月一回程度で十分である。
なぜなら、授業中に全員のノートをチェックする場面を作るからである。
「3つ書けたら持ってきなさい」
「3番ができたら先生に見せなさい」
という指示がそれである。

効果的な指導は、余計なことをしなくてよくなる。
結果、次の授業の準備のための時間が生み出せる。
すると、さらに子どもが伸びる。良い循環が生まれる。

  

2.1回でこなす量を減らす(小分けにする知恵)

副教材のチェックは大変な作業である。
大変なのは、一度に30人分全部見るからである。

例えば漢字のワークブック (TOSSでは使わない人が多いが、諸事情で使わなければならない学校もある。)
毎日、2~3ページを、全員分見なくてはいけなくなる。これで遅くまで残っている若手教師をよく見かける。

【漢字ワークはこうやって処理】
これを、「漢字テスト」を基点としたサイクルで考えて処理する。おおむね1週間サイクルである。
あかねこ漢字スキルのシステムが必要である。

①2~3日で、漢字テストの範囲の新出漢字を教える。(あかねこ漢字スキルの左ページ)
②①の漢字が終わった翌日、「出せる子」の分を集める。
 約半数が提出する。多くは、きちんとやっていてあまり×が付かない子である。
 提出されている分をマル付けしてしまう。
③その翌日、「提出できる子」の分を集める。また、前日に提出して直すところが
 ある子の分も集める。
 残りの約半数 10冊程度が提出される。時々×がつく程度。
④さらに翌日、「まだ出していない子」の分を提出させる。全部できていなくてもいい。
 数人分が提出される。
 じっくり見なくてはならないが、数人である。
⑤それでも出さない子の分は、2~3週間に一回、詰める。
 それ以上引き延ばすと、「漢字ワーク地獄」に陥って漢字が大嫌いになる。

こうすることで、1回でみるページ数が増えるように思うが、量のポイントは冊数=人数にある。
冊数が減るので、結果的に作業時間が短くなるのだ。実際、合計ページ数も少ないし、3日だけの作業で済んでいる。

毎日30冊以上見る労力からすると、時間が圧倒的に短くなっている。

  

書類地獄から抜け出す

最大のポイントは、「その場でやる」である。
「あとでまとめてやろう」と思わず、小さなことを積み重ねる。

  

1.提案文書は、会議中に大枠を作ってしまう

避難訓練、作品展、全校集会等の提案文書に時間を取られることは、できるだけ避けたい。
そのために、会議中に提案文書をほとんど作り上げてしまう。

毎年やっている行事なら、前年度の提案文書を書き直す形での検討をするはずだ。
会議中に修正する箇所を書き込み、会議終了後すぐに清書を作ってしまう。
そして、検討版の文書と一緒にファイルにとじてしまう。

大幅な変更や、新しい企画の提案文書を作らなければいけない時は、検討の時のメモを、
提案文書の下書きのように書いてしまう。

1.日時

2.担当者

進行:○○ 全体の進行を取り仕切る
準備:○○ 資料印刷
△△:○○ ~~~~

3.タイムスケジュール

○:○○・・・~~~

よくあるメモは、その時話した内容、「○○についても含める」といったことを、箇条書きなどにしたものである。

「提案文書を作らなければいけない」という前提でメモをとると、それがそのまま下書きになる物を作る方がよい。
後でじっくり考えるよりも、その場で考えたものの方が出来が良い場合が多い。【巧緻、拙速に如かず】ということわざがある。

  

2.集約するものは、3回呼びかける。その都度進捗を伝える。

各担任からの報告を集約するような仕事で、なかなかそろわないということがある。

大抵は、「明日が締め切りです」という言い方で呼びかけることが多い。
これを、あと2回、計3回呼びかけるようにする。(緊急の物はできないが。)

1人くらい、すぐにやってくれる先生がいる。

1回目の呼びかけの時、「○人の先生からお預かりしています。さっそくありがとうございます。」と付け加える。
これに反応してやってくれる人がいる。

2回目の呼びかけの時、「かなり集まってきています。まだの先生、お願いします。」と呼びかける。

3回目では、「明日〆切です。あと数人でそろいますので、よろしくお願いします。」
といえば、ほとんど予定通りに集約できる。

それでも遅れる人はいる。
しかし、ほとんど集まっているので、その人の分を開けておいても、集約の書類は作れるので、特に気にせずに仕事を進められる。

  

3.自分の仕事を残しておく

自分が担当した企画、作成した書類は、できるだけとっておくようにする。
これは、昨年度の書類を保存しておくというのとは別にやっておく。
今はパソコンで作ることも多いと思う。パソコンのデータでよい。

自分の仕事の上に、向上を積み上げていくことで、自分の能力が上がっていく。
だれかが作った、素晴らしい書類に出会った時も、自分の仕事と比べて、改善点を意識できる。
書類作成も、教師の重要な技量である。

  

4.人をたよる

特に、若手の先生に重要である。
「ここはどうすればいいでしょう」から、完成したものを「こういうのでいいでしょうか」と尋ねることまで、人を頼ることは大切である。
一人でウンウン悩むよりも、かえって早く仕事が進む。

  

素早い仕事で生み出した時間を、子どものために十分使う。
こうして、良いサイクルを生み出すことが、教師にとって極めて大切なことだ。


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