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TOSSランドNo: 1241030 更新:2013年01月01日

人権ポスターに友だちの顔がいっぱい


顔、顔、顔がいっぱい。自分や友達の顔を生き生きと楽しく描こう。

9月に募集される「人権ポスターコンクール」の作品を以前は夏休みの課題にしてしまうことが多かった。
 しかし、「人権」のとらえそのものが難しい上にポスターの指導もろくにしないままで課題にするという無責任な状態だったので、なかなかよい作品は生まれなかった。家庭によっては関心をもって取り組んでくださり、そのような場合はしっかり描き込まれた作品が提出され、入選することも多かった。
 今年は、低学年でもあり子どもたちへの事前指導だけで夏休みの課題にすることはあまりに心苦しく、2学期になってから取り組むことにした。

 「何のために絵を描くのか。」ということを説明した。

 「人権ポスターコンクール」があること

 人権というのは、「だれもが幸せに生きることができる。」という、人として守られなければならない当然の権利のこと。世の中には、そんな当たり前のことも、守られない事実があること。2年生の子どもたちには、少し難しいと思ったので、例を挙げながら話した。
・世界には、戦争のために傷つく子どもたちがいること。
・学校に行けない子がいること。
・肌の色が違うことで仲間に入れてもらえない子がいること。
・体が不自由なだけで、仲間外れにされる子がいること。 
・友だちにいじめられて悲しい思いをしている子がいること。
など、最後には自分たちの身近なところに目がいくように話をしていった。
・「このクラスでも同じだよ。みんな元気で明るい子ばかりに見えるけど、さみしい思いや、悲しい思いをしている子はいないかな。1人でもそんな子をつくってはいけないね。」

『人権ポスターコンクール』に参加するのは、絵を描くことでこんなことを1人1人が考えるということが大切なんだよ。

みんながなかよしでうれしい!ということを表す絵を描こう。

発問1:

 体の中で、気持ちが一番よくわかる場所はどこでしょう。

顔です。

発問2:

どんな顔があるかな。

「うれしい顔」
「悲しそうな顔」
「楽しそうな顔」
「怒った顔」
「さみしそうな顔」
「喜んでいる顔」
「泣いた顔」
「笑った顔」・・・

発問3:

いろいろあるね。今日は、そんな顔の絵をかくよ。自分の顔や、友達の顔だよ。この中のどの顔をかいたらいいと思いますか。

「うれしい顔」
「楽しい顔」
「笑っている顔!」

大きく顔がかける。たくさんの顔がかける。

クレヨンでのびのびと下絵をかこう。下絵がうまくいったら、8割は成功。

指示1:

画板を机の上に置きなさい。

指示2:

画用紙を配ります。クレヨンだけ出しなさい。

低学年では、机の上に必要なものだけを出させる一言がないと、指導が徹底しない。
休み時間に使っていた自由帳がのっていてこちらの話に集中できない子がいたり、必要なクレヨンが出してなくて、筆箱が出ていたために、「クレヨンで」と言っているのに鉛筆で書いている子がいたりする。

説明1:

クレヨンの色は、自由ですが、おすすめの色は茶色やこげ茶です。

何も言わないと、黒を使う子や、その場所によって色を変える(顔は肌色、口は赤・・・のように)子が多い。
しかし、黒だとこの題材の場合強すぎて柔らかさが出しにくい。
また、場所によって色を変えると彩色の時に下絵の線が消えたように見えてしまう。
そのため、茶系色をすすめることが多い。
ただ、どうしても青が使いたいとか、緑が使いたいとかいう子には、強制はしなかった。

指示3:

1人目の顔をかきます。顔をかきたい方向に紙を向けて置きなさい。

画用紙の置き方を少し変えるだけで、一人一人違った感じの絵になる。これをしないと、みんな同じ向きの顔がそろってしまう。
 画用紙を少しななめに置いてかくだけで、顔の向きを簡単に変えられる。
 子どもたちは画用紙をいろいろな角度に回転させながら、1人目の顔の向きを決めていった。
 (この場合の顔の向きというのは、顔が正面か横かということでなく、画面の天地に対してのことをいう。)

指示4:

まず鼻からかいていきます。鼻がかけたら、次は目、そして、まゆ毛→口→ほっぺたとあご→耳→かみの毛の順にかきます。

顔の描き方は、1学期最初の「自分の顔」で取り組んでいる。
 その時は酒井式の追試で、自分の鼻をよくさわらせてふくらんでいる所をつかんだ上で、鼻の穴から描き始めるようにした。
 人形のような鼻には絶対にならないし、大きな顔が描けるのでおすすめである。
 子どもたちは「自分の顔」を描いたときはこわごわで、とても時間がかかったが、今回は自信を持ってすいすい描き進めていった。

指示5:

1人目がかけたら、紙の向きを変えて、2人目をかきます。

黒板に1枚画用紙をはり、実際にクレヨンでそこに描いて見せながら、手順を説明する。
 そのとき、少しオーバーなくらい画用紙を回転させていろんな向きの顔を描いていくと、「そんなにしてもいいのか。」と子どもが安心してとりかかりやすくなる。
 そして、子どもたちが描いているのを見て回りながら、とにかくほめて、認めていく。
 すると、子どもたちは喜んで次々に顔を描いていく。
 1人目が大きく描けているので、あとは空いているところに好きなだけ描かせる。
 1人目を小さく描いてしまった子がいても気にしない。2人目を大きく描けばいい。
 こうして、画面の中にいろいろな向きの顔がどんどん描かれていく。
 中には、顔半分が画面からはみ出してしまった子や、顔の後ろに別の顔が重なるようにして描けている子がいる。
 そんな子がいたら、特に取り上げてほめる。もちろん他の子にも紹介する。


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