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TOSSランドNo: 1502631 更新:2012年12月31日

原則を使えば,要約は誰でもできる④


 説明文の文章全体の要約をしました。
「全文要約」と呼んでいます。
 これまで,形式段落,意味段落と要約作業を進めてきました。
 形式段落→意味段落→全文とシフトチェンジしても,作業の枠組みは,ほとんど同じです。形式段落の要約は,次の流れで進んでいました。
【形式段落の要約作業】
 ① 親文をさがす。
 ② キーワードをさがす。
 ③ 一番重要なキーワードを決める。
 ④ キーワードをつなげて文を作る。
   ※ 20文字以内。最重要キーワードが文末。
 意味段落の要約は,一つ作業が増えて次のようになります。
【意味段落の要約作業】
 ① 親段落をさがす。
 後は,形式段落の要約と同じ。
 全文要約は,基本的には意味段落の要約と同じです。
 親段落を探すことになります。
 しかし,授業で「親段落を探すのですよ」なんていうと,面白くありません。
 ノートヒントで,次のように言いました。

  「動物の体」全体の要約をします。
  30文字以内で,全文要約をしなさい。

 次の要約が黒板に出てきました。ほぼ全員が黒板に書いています。
 ノーヒントでここまで書く子ども達に感心しました。
 大きく次の三つの要約がずらっと並びました。

A 自然の最高けっさくである動物の体。
B 環境に適応する動物の体。
C 体の外と中の仕組みで環境に適応する動物の体。

 A 7人,B 8人 C 6人
 意見交換しました。
 Sさんが,次のようなことを言いました。
「Aは,ちがうと思います。『自然の最高けっさく』というのは,筆者の思ったことです。なぜなら,42ページの7行目を見てください。『最高のけっさくであるといえるだろう』とあります。『いえるだろう』というのは,筆者の予想です。ということは,筆者の考えです。全文要約なので,『動物の体』の中に書かれていることをまとめなければなりません。だから,Aの要約はちがうと思います」
 多くの子が,賛同しました。
 私も感心しました。
 国語の学力分野に「読解力」があります。
 読解力の基本的スキルに「事実と意見を見分ける(読み分ける)」があります。
 Sさんの発言は,まさに,「事実と意見」を文章から読み取っています。
 それに納得した多くの子も,これを理解しているといえます。
 では,BとCは,どちらが正しいのでしょうか。
 基本的な意味は,変わりません。
 しかし,全文要約です。より詳しい方が望ましいです。
 Cの要約を書いたのは,Uさんです。
 多くの子は,「体の形」「体の大きさ」「毛皮」「体の中の仕組み」と書き綴っていました。これでも,間違いではありません。
 しかし,Uさんは,これらをひっくるめて「体の外と中の仕組み」としました。
 なるほどです。
 ということで,一番ふさわしい全文要約は,Cとなります。
 正しい要約をノートに写して,授業を終えました。
 それにしても,どの子も「動物の体」が文末に来ていました。
 要約スキルが身についてきたといえます。
 引き続き鍛えます。

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