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TOSSランドNo: 2177683 更新:2012年11月30日

たじま牛(山本和夫作詞・岩川三郎作曲)の指導法 


1. 1拍前に、みんないっしょに息を吸う。

吸う音が聞こえるくらい、たっぷりと。

2. 「子牛を」の「を」、「誰だ」の「だ」、「牛市に」の「に」、言ってからクレシェンドする。これはとても大切なこと。
3. たくさんでてくる「誰だ!」の「誰」の「だ」は、DAよりもDHAのつもりで、息を混ぜて破裂、爆発させるつもりではっきりと。
4. クレシェンドを十分にかけて大きくしておいて、「山また山に」でストンと雰囲気を変える。

「弱く」というよりも、言葉を柔らかくなめらかに歌う感じ。ベターっとならないために、「やま/また/やまにー」と3つのまとまりで歌う。「囲まれた」の「かこ」はKAKOよりもKHAKHO。息を混ぜて、子音を長く。そして、「か<こ<ま<れ<た」と次の音に向かって歌う感じにすると、囲んだ丸さが歌える。
「走る」のHAをはっきり。そして、「る」で十分にクレシェンドする。

5. 「雪の道を」<「ふりむこうと・・・」ここは、楽譜のとおりにアクセントをつけて、だんだん強くする。

繰り返しは強調。そして、「振り向かせまいと」をストンと雰囲気を変えて、小さくする。「とー」は言ったあとでクレシェンド。
このあたりは、強く歌う部分の間に、ふっと弱く歌う部分がいくつもある。ここを聴き手が「はっ」とするように歌うのがコツ。
「ストンと弱くする」というのは、十分強くしておいて、次の瞬間キュッと小さくする。弱くなることを予測させないで、次の瞬間小さく歌うから効果的。

6. 「荒々しく引っ張りー<荒々しく引っ張りー」と強くしておいて、「子牛を」をストンと弱く。

「をー」は言ってからクレシェンド。

7. 「誰だ<誰だ<誰だ・・・叫びが」とどんどん強くしておいて「村に 陰にこもってるー」をストンと弱く。

「こもって」の「こ」はKHOのつもりで、息を混ぜて子音を長めに。こもった感じがでる。
 rit.とフェルマータの指示があるので、特に「こもって」の「って」をゆっくりにすると効果的。「る」は十分に8拍伸ばそう。

8.優しく、おばあさんの心情を歌おう。

「おばあさんは」以降、「感じを変えて、やさしく」の指示がある。そのとおり。優しく、おばあさんの心情を歌おう。

9. 「く<る<ん<だ<お<ひねりをー」と大きくしておいて、「しあわせでね」でストンと弱く。
10.「 あ<か<い<く<び<わ<にー」と大きくしておいて、「さしてやった」でストンと弱く。

 「さし」のSの子音を長めに言うこと、「やった」の「った」の間のとりかた(rit.のかけかた)で、もの悲しい味わいがでる。

11. 「悲しい・・・」以降は、歌詞のとおりに、言葉を大切に歌う。

音型が歌詞を表現しやすく作られているので、余り細工しなくてよい。
「よ<こ<め<で<み<あ<げ<たー>」ここは、小さなピークをもってくる。

12. 「但馬の・・・」以降、また、曲の雰囲気が変わる。

「ル」は放っておくと「リュ」に聞こえるので、意識して、口の中を広く発音して「ル」あるいは「ロ」に近くする。
「牛が人間に体をすりよせて」で大きくしておいて、「生きている」でストンと弱く。

13. 「根雪になるだろう」を3回くり返すのは、エコーのかんじ。

だんだん遠ざかっていく。ただ、意識としては、「半分の声で、客席の向こうまで届くように」「1/3の声で客席の向こうまで届くように」と思って歌うこと。

14.「いやがって」から、最初の迫力ある差し迫った感じを歌う。

「子牛を」でストンと弱くするのを忘れずに。
「だれだー」は「だーあっ」と最後の息をぜんぶ「あ」にするつもりで押しだして切る。口は開けたままで切ること。

15. 「家の前では」以降は上記8.と同じく、おばあさんの優しさをうたう。
16. 「分校では」以降、pやppの指示が増えるが、歌い方は上記13と同じ。「小さくしても、向こうまで聞こえるように」

「中一のー」の「のー<」でクレシェンドして、「太一君の」を大きく歌っておく。mfにこだわらず、「大きく」の意識で。
そして、「机は」をストンと弱くする。 「ひとりぼっち」pppです。
声を出さずに、ささやくだけでナイショの声でしゃべる練習をする。どれだけ口を動かして、子音を飛ばして、息を前に出さなくては聞こえないかがわかる。エネルギーが必要なことがわかる。
その上で、声を出す。必要なエネルギーをまず全部fで強く歌ってみる。そして、同じだけ必要なエネルギーを、ぎゅーっと凝縮させて、pppで歌ってみる。
単に、fで歌った歌声の一部を切り取ってpにするのではなく、fのエネルギーを全部pppに凝縮したと思って歌うこと。

歌詞を見て、「分校では・・・」以降が、何を表しているのか全くわかりませんでした。  
ある人は、  「中一の太一が牛を売りに行くんだよ。『誰だ!』と言っているけど、太一のことだよ。だから、机がひとりぼっちなんだ」と話してくださいました。
背中がぞくっとしたような、頭がガ~ンとしたような、衝撃をうけました。 
「根雪が残るような但馬では、お父ちゃんはたぶん出稼ぎに行ってるんだ。おばあさんは、太一のおばあちゃんだろうな」とも。  貧乏のためなのでしょうか。かわいがって育てた子牛を売りに行く太一の心はどんなでしょう。  
またある人は、 「太一は学校を抜け出して、牛が売られていくのをどこかで見送っているんだ。だから机がひとりぼっちなんだ。先生も友達も、そういう事情がわかっているか、何も言わないんだね。「誰だ!」と叫んでいるのが太一なんだよ」と話してくれました。  
かわいがっていた牛が売られていくのを、いても立ってもいられず見送る太一。その心中はどんなでしょう。
いずれにせよ、それが、この最後の部分に込められているのだとしたら、私はひとり一人にその太一の気持ちを歌わせたいと思います。
また、「誰だ」と叫んでいるのは母牛ではないか、というお話もいただいきました。みなさんは、どう思われますか?


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