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TOSSランドNo: 2320678 更新:2013年01月01日

スキンシップの原則


1.皮膚の触れ合いを作る

 子供をまとめ動かす時に、スキンシップの原則を応用していくと効果がある。

 スキンシップの原則:膚と膚の触れ合いを通していくとコミュニケーションができ、子供は動く

 スキンシップの大切さは、よく言われていることである。プロ野球の中継を見ていると監督が選手にアドバイスをしている場面がある。
 肩に手を掛けたり、腰に手を回したりしてアドバイスをしている。
 スキンシップを図りながら話すことによって、監督の話が選手に伝わりやすいのである。
 スキンシップの原則は、教育の場でも同じである。膚と膚の触れ合いを通して指導をしていくと、子供は動き易い。
 スキンシップの効果の上がる場面と上がらない場面とを考慮して、行っていくとよい。

2.教師対子供

スキンシップの第一は、教師対子供である。
 小さい子供ほどスキンシップの原則が効果的である。
 1年生の水泳指導を見ていた。準備運動が終わり、水の中に入り始めた。
 手をつないで水中を歩いたり、かけっこなどをしている。
 丸くなって手をつないでもぐりっこを行い、その後2人一組になりもぐりっこを始めた。
 なかなか水に入れない子供がいた。それを見た担任は、一人一人の子供と両手をつないでもぐった。
 教師が両手をしっかり持ってくれているので、安心して顔を水中に入れている。
 「今度は、水中でジャンケンをするよ。先生に勝てるように頑張ろうね。」
 どちらが勝ったのかを見るには、水中で目を開かなければ分からない。
 先生も一緒にもぐるという安心感が、子供の恐怖心を取り除く。
 「どっちが勝ったかな。」
 「先生に勝ったあ。」
 先生との遊びを通して、しだいに水慣れしていった。
 低学年の水泳で大事なのは、水との触れ合いである。恐がっている子供ほど、スキンシップをしてあげる。
 教師の体と一部でも触れ合っていると子供は安心する。
 もぐりっこの次は、石拾いになった。
 「これから、石を拾うよ。もぐって、たくさんとるんだよ。」
 一斉にもぐり始めた。何個も取る子供もいたが、恐がりもぐれないE君がいた。
 「E君、先生と一緒に石を拾おう。」
 K先生はE君と両手をつないでもぐり、石を拾ってあげた。
 水中から上がったE君をK先生は、「取れたじゃないか。偉い、偉い。」と抱きしめてあげた。
 E君は嬉しそうにして、石を握り締めていた。
 「E君、もう一度やってみようか。」
 「うん。」
 最初に比べ緊張感が取れ、進んで取りにいった。教師と何度か石拾いをするうちにE君は一人でもぐれるようになった。
 K先生のスキンシップがE君を変えたのである。教師がいつでも助けてくれるという安心感が、子供を変えていく。
 一人一人の子供と手をつないでもぐっていたK先生の指導のよさである。

3.子供対子供

 スキンシップの原則は、子供対子供の学習、生活でも大事である。
 体育の準備運動で私は、子供対子供のスキンシップが出来るようにしている。
 スキンシップを通して、子供同士の関わり合いを作っていくのである。
 私が行うスキンシップの出来る運動は、2人組になって行うものである。

 1.ジャンケンおんぶ
 2.ジャンケン手押し車
 3.馬跳び
 4.ケンケン相撲

 2人組で行う種目は、何回やっても子供はあきない。どの学年でやっても楽しくできる。
 この秘密は、膚 膚とが触れ合えるというスキンシップのよさが味わえるからであろう。
 「これからジャンケンをします。負けたら勝った人をおんぶして、10歩歩きます。これを交替でやっていきます。」
 おんぶを通してスキンシップが出来る。温もりを膚で感じることができる。繰り返していくことによって、子供のコミュニケーションが出来ていく。
 よそのクラスで飛び込み授業をすると、子供は最初のうち緊張している。体もかたく、動きもぎごちない。
 そういう時、ジャンケンおんぶを行うと緊張がいっぺんに取れる。子供の表情が明るくなり、動きも軽くなる。
 これは、ジャンケンおんぶがゲームであるとともに、膚と膚との触れ合いを通して親近感ができるからであろう。
 ジャンケン手押し車、馬跳びも同じである。スキンシップの出来る運動をできるだけ多くの場面に入れていくことによって、子供の動きは変わっていく。

4.子供対動物

 スキンシップの大事なのは、人間と人間だけではない。
 動物との触れ合いも子供を動かしていく。
 低学年の子供に「知的好奇心」を育てていくには、動物とのスキンシップが必要である。
 最近読んだ『人生を最高に生きる法』(竹内均著 三笠書房)の中で印象に残っている言葉がある。
 頭を良くする決め手は、「知的好奇心」にあるという。
 知的好奇心というのは,目新しい変わったものに飛びついていく行動力のことである。
 この旺盛な行動力によって,人間は新しい経験を積み,刺激を受けて成長していくという。
 知的好奇心は,子どもの成長にとって大切でる。知的好奇心の旺盛な子どもほど伸びてく。
 「何だろう」、「どうなっているのだろう」、「なぜかしら」とたえず好奇心を持ち続けていくことが,頭を良くしていくのである。
 「知的好奇心」の旺盛な子供ほど、活動が活発である。動物とのスキンシップを通して、「知的好奇心」を育てることができる。
 2年生の修学旅行で千葉市動物公園に行った。最初に、子ども動物園の「ふれあい広場」に行った。
 ふれあい広場は予約制で,稲毛小学校は10時50分からの入場である。中に入ると係の方が3名で,世話をしてださっていた。
 ふれあい広場には,うさぎ,ひよこはつかねずみ,ちゃぼがいた。
 自由に抱いたり触ったりしていいのである。広場に入った子供の目は、キラキラとしていた。
 網の外から見るのではなく、直接動物が抱けるという気持ちが子供の心を捕らえたのである。
 係の人の説明が終わると、生き生きと子どもは自分の好きな動物コーナーに行って遊び始めた。
 「両手を合わせてごらん。」
 「わっ,はつかねずみだ。」
 両手を合わせた上に、白い、小さいはつかねずみを係の人がのせてくれた。
 子供の小さな手の中に、真っ白なはつかねずみがいる。柔らかな温もりがはだを通して伝わってくる。
 A君は、恐る恐るはつかねずみをつかんだ。多分、動物に触ったことがなかったのであろう。
 触るまではこわばっていた顔が、しばらくするとゆるんだ。触ってもおとなしくしているはつかねずみに安心したのである。
 手で撫でていたA君は、やがてはつかねずみに頬をつけた。白い、柔らかい感触を楽しんでいるようだった。
 「A君、恐くないかい。」
 「うん、大丈夫。もう、慣れたから。」
 まわりの子供もA君の真似をして、はつかねずみを頬につけていた。
 係の人が、男の子どもの頭の上にちゃぼをのせてくれた。ちゃぼは逃げないで,子どもの頭の上でじっとしている。
 それを見ていた別の子どもが,「私ものせてほしいな。」と言って,のせてもらっていた。
 うさぎを抱いている子どももいる。Kちゃんは,メロンを食べさせている。うさぎの食べる様子をじっと見つめている。
 柔らかなうさぎの感触が気にいったのである。どの子どもも楽しそうにしている。
 普段,ふれあうことのできない動物と遊ぶことによって,知的好奇心が満たされたのである。
 動物との触れ合いができるのは、子供の時の体験が大きい。
 大人になってからでは遅い。子供の時に体験させておくことが重要である。


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