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TOSSランドNo: 7846254 更新:2013年01月01日

算数授業で「ミニ定規」を使わせるための趣意説明


「高学年なら定規を使って当たり前」
「低学年じゃないのだからいちいち定規を使うことを指導する必要はない」
 そのように言われたことはないだろうか。
 子どもの事実はどうか?
 高学年でも何も言わずに定規を全員が使うクラスは皆無であろう。
 教師が心しておかなければいけないのは、

1年間指導しても定規を使わない子は使わない

のである。
 4月から向山型で指導していく。
 それでも3月に全員が何も言われなくても定規を使うようになるわけではない。
 それだけミニ定規を使うことを定着させるのは根気がいるのである。
 では、なぜそこまでミニ定規を使わせるのか。
 「東大合格生のノートはかならず美しい」(太田あや著)に次の記述がある。

 東大生(卒業生を含む)たちが差し出してくれた200冊を超えるノートは、どれも一般的に美しいというだけでなく、言ってみれば「迫力のある美しい」ノートだった。

 この本には実際の東大生のノートが掲載されている。どれも丁寧なノートで、図や表などは定規を使って書かれている。
 ミニ定規を使って、丁寧にノートを書くことは、一生の宝となる技術なのである。
 小学生のうちに何度も何度も指導して、身につけさせることが必要なのだ。
  では実際の授業でどのように指導するか。
 毎時間、指導の場面が必要になってくる。
 次の活動でチェックするのが良い。

①授業開始直後
「日付とページ数を書いたら持ってきなさい」
②例題指導
 定規を使っている子がいたら取り上げてほめる。
③練習問題
「3問目ができたら持ってきなさい」

 チェックの時に大事なのは、

事前にやり直しを予告する

ことである。
 予告せずに「ミニ定規を使っていないからやり直しなさい」とすると反発する子がいる。
 事前に趣意説明を行い、使っていないとやり直しになることを全体に伝える。
 事前に予告しておけば、ノートチェックでやり直しを告げても子どもは納得する。
 これは算数だけではない。どの教科でも、線を引く時はミニ定規を使うことを徹底する。
 日常的にノート作業ではミニ定規を使うのが当たり前の学級にしないといけない。
 それでも子どもは作業を急いだり、楽をしようとしたりして定規を使わないで書こうとする。
 その時に「何度も言っているでしょ!」などと怒鳴ったり、叱ったりはしてはいけない。
 できなくて当たり前なのだ。
 できなければ何度も教える。「教えて叱る」のではなく、「教えて教えて教える」ことを続けるのが教師の仕事である。
 「定規を使いなさい」という指導だけではなく趣意説明をうまく使うとよい。
 子どもが納得する趣意説明の語りを教師はいろいろと用意しておくとよい。何度も形を変えて子どもたちにミニ定規を使う意味を語っていくのだ。
 ミニ定規を使う時の趣意説明のネタをいくつか紹介する。

説明1:

①人間の指先はたくさんの神経が通っていて、脳につながっています。
 鉛筆を持つ手だけでなく、定規を使って両手を動かすことで脳が活発に動くのです。

説明2:

②定規を使ってノートを書くととても見やすくなります。先生も丸つけをする時に、はっきりと分かる。後から自分のノートを見た時にノートがきたないとわかりにくいでしょ。 
定規を使ってきれいに書くと、後から自分の復習にも役立つのです。

説明3:

③日本で一番頭が良い大学、東京大学に合格した人たちのノートが載っている本があります。勉強ができる人はノートがとってもきれいです。もちろん定規も使っています。
勉強ができるからノートがきれいなのではなく、ノートがきれいだから勉強ができるようになっているのです。(実際に本を見せると効果的)

説明4:

④定規を毎回使うのは面倒くさいと思うでしょう。最初はみんなそうなのです。定規を使わない方が計算が速いと思うかもしれません。でも算数の問題は速さではないのです。正確さです。早さばかり求めて雑にやると計算ミスをたくさんします。急いで計算ミスしたことがある人?時間はかかるかもしれないけれど、定規を使ってしっかり書いた方が、うっかりミスを防いで、テストの得点がアップするのです。


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