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TOSSランドNo: 5645828 更新:2013年01月01日

発達障がいの子どもに対応1「順序よく進む授業」


龍馬くんは、次のように訴える。

教室で突然しゃべったり、動いたりしてしまう。

授業中や話し合い中に、訳の分からないことを言う人がいると、ぷつんときれて、しゃべりだしてしまう。授業や話し合いが、順序良く進まないといらついてしまう。

お願いだから、授業や話し合いが順序よく進むことをとても願っています。

(1) 順序よく進まない授業

発問A くりを持ってきたのがごんであるということが分かった時、兵十はどんな気持ちだったと思いますか。

国語の授業で、発問Aのような主役の気持ちを問う授業が日本中である。これは、話し合いが順序よく進まない。子どもは思いつきでバラバラの発言をする。
 発問Aの場合、「いいことをしてくれたごんを打ってしまって悲しい気持ちです」「ごんがしてくれたことをありがとうと感謝する気持ちです」などの発言が出される。
 気持ちというのは読者の自由である。悲しいと思おうが、楽しいと思おうが勝手である。正解はない。よって、討論にはならない。
子どもが友達の意見に「似ています」「付け加えます」という言葉で発表することがある。
しかし、発表によって意見が変わったり、深まったりすることがほとんどない。発表したっきりである。
龍馬くんの言うとおり、訳の分からないことを言う子どもが出てくる。訳の分からないことを言っても、どれも正解であるため、論を修正させる必要がない。話し合いが順序良く進まなくなる。

(2) 順序よく進む授業

発問1:

ごんがばたりとたおれたあと、兵十はまずはじめに何を見ましたか。(うちの中)

発問2:

兵十がその次に見たものは何ですか。(くり)

発問3:

くりの次に兵十が見たものは何ですか。(ごん)

発問4:

Aうちの中 Bくり Cごん 兵十の気持ちが変わったのはどこですか。 

 向山洋一氏の発問である。(『国語の授業が楽しくなる』(明治図書)
 スモールステップで、発問1から順序よく問うていく。発問4から始めるのではない。発問3までは教科書を読めばわかる。教科書に書いてある。
 発問4で理由を書かせて発表させる。これは討論になる。討論をする中で、兵十の心の動きに着目し、子ども同士の発言がかみ合う。
兵十は、まず、ごんがうちの中を荒らしたのではないかと考える。次に、くりが固めておいてあるのが目につく。ここで、くりを持ってきたのはごんだと気がつく。そして、最後に兵十はびっくりしてごんに目を落とすのである。Bの「くり」を見た時か、Cの「ごん」を見た時かで討論になる。根拠を出し合うことで意見がからみ合い、討論となるのである。
 子どもの発言が自然と整理される。子どもが訳の分からない発言をした場合は、教師が修正すればいい。討論がからみ合うように整理をすればいいのだ。討論に慣れてくれば、子ども同士で修正できるようになる。


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