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TOSSランドNo: 1214249 更新:2013年01月01日

日本の子供に身に付けさせたい5つの運動


1.基本となる5つの運動

 体育科のマニュフェストづくりをしている。小学校でどの子供にも身に付けさせたい動を取り上げ、卒業までに全員習得させる。全校で取り組み、それを保護者に公約する。

 ① 他の運動に発展する基礎感覚・基礎技能を含む運動。
 ② 運動の基本となるリズム・バランス・タイミングを習得する運動。
 ③ 練習すれば誰でも習得できる運動。

 以上のような内容を満たす運動として次の5つを考えている。

 ① 開脚跳び
 ② 逆上がり
 ③ 側方倒立回転
 ④ 二重跳び
 ⑤ 水泳25メートル

 これらの運動は日本の小学生にとって、体育学習をしていくときの節となる運動である。
 開脚跳びは跳び箱運動の基本である。誰もが挑戦し達成できる種目である。できたときの喜びは大きく、跳び箱運動の基礎である。
 逆上がりは鉄棒運動の基本である。できたときの喜びは大きく、鉄棒運動の醍醐味が体験できる。子供社会の登竜門となる運動である。
 側方倒立回転はマット運動の基本である。腕支持感覚、逆さ感覚、回転感覚が習得できる。これはマットだけでなく、跳びや鉄棒にも転移できる。
 二重跳びは各種運動の基本となるリズム・バランス・タイミングを習得するのに最適な運動である。
 二重とびのできる子供は跳び箱、逆上がり、水泳も上達が早い。いつでもどこでも練習できる運動である。
 水泳25メートルは川や海での命の危機場面に必要な運動である。命を救うための運動として役立つ。
 以上の運動は、運動能力の有無に関わらず、小学生であれば誰でも習得できる運動である。できないのではなく発達が遅いのである。私の指導した経験から、普通に歩け、走れる子供であれば誰でもできる。
 指導方法も確立している。三ヶ月あれば、逆上がりも二重跳びもできる。水泳は10回の練習で25メートルが泳げる。跳び箱、側方倒立回転は1時間でできるようになる。
 卒業するまでに全員に習得させることを公約し、実践していくのである。

2.水泳のマニュフェスト

 水泳のマニュフェストは「スイミングスクールに行かなくても学校で泳げるようになります」いうものである。保護者の中からは、「学校では泳げるようにならないので、スイミングスクールに行かせる」という声を聞く。
 これは恥ずかしい。「学校できちんと指導すれば全員泳げるようになります」と公約し、学校の責任をきちんと果たすべきてある。公約を実践するには、次の条件が必要である。

 ① 学校全体で取り組む。
 ② 全教職員で共通理解を図り取り組む。
 ③ 指導内容と方法を明確にする。
 ④ 指導と評価の一体化を図る。

 水泳での実践を紹介する。卒業までに全員水泳25メートルを泳げるようにすることが必達目標である。
 私の学校での今年の達成率は次のようである。(2004年7月23日)
 3年生 94.4%  4年生 94.1% 5年生 100%  6年生 100%

 夏休みまでに3~4年生は10時間、5~6年生は8時間学習している。夏休みまでに5~6年生は全員泳げるようになった。3年生は 62.2% 4年生は85.3%である。
 7月21日から23日まで水泳教室が開かれた。原則として25メートル泳げない子供が対象である。
 5~6年生は全員泳げるようになっている。必達目標は達成している。さらに目標を高くし、5~6年生は2種目で25メートルを泳げるという目標である。3~4年生は1種目で25メートルを泳げるという目標である。

2.水泳教室の実践

 水泳教室が開かれることになった。体育主任より計画が出された。全教員で指導に当たることになり、次の共通理解が図られた。

 ① 児童の動き

 ○開始時刻10分前に登校する。
 ○準備運動して、シャワー、腰洗い槽に入る。
 ○水なれ
 ○グループ確認 
 ○練習開始  前半 25分 グループ練習  後半 25分 グループ練習
 ○記録会10分 得意な泳法で泳ぐ。
 ○整理運動をする。

 ② 教師の動き

 ○対象児童はできる限り参加するようにする。
 ○泳げない子供は、用具を使って指導する。
 ○各時間の終わりには記録会を行い、プールカードに記録する。

 ③ 指導内容

 ちょうちょう背泳ぎ→背泳ぎ→クロール→平泳ぎの系統で指導する。

 ④ 指導方法

 ヘルパーを3個つけ、足が着かないで25メートルを3回泳げたらヘルパーを2個に減らす。2個で3回泳げたらヘルパーを1個に減らす。1個で3回泳げたらヘルパーなしで泳ぐ。

 ⑤ 結果

 トビウオグループ 13M~25M 10名
 ラッコグループ 5M~13M 16名

 トビウオグループは全員が25メートル泳げるようになった。しかも2名を除いて8名が背泳ぎ、クロールの2泳法で泳げるようになった。
 ラッコグループは16名中14名が泳げるようになり、87.5%達成した。
 ラッコグループは全員が3~4年生である。
 卒業するまでに全員が泳げるようになるという公約は立派に果たすことができた。しかも2種目以上である。必達目標を掲げ、全教職員で取り組む中で達成することができる。


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