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TOSSランドNo: 8741360 更新:2012年12月31日

~地域が支えた命~ 阪神淡路大震災を授業する


何枚かの阪神大震災の写真を提示する。

説明1:

1995年1月17日。阪神淡路大震災。いろいろなできごとがありました。

続いて仮設住宅の写真に「233」と数字を入れて提示する。

発問1:

『仮設住宅233人』これは何の数字ですか?予想してノートに書きなさい。

ここで、「ヒントです」「祭壇」を見せる。
「病気で亡くなった人」など「死者」と関連付ける発表が出る。

説明2:

これは孤独死。つまり誰からも看取られずに亡くなった人の数です。

発問2:

どうして233人もの人が仮設住宅で誰にも看取られずに亡くなったのですか?予想してノートに書きなさい。

「近所に知り合いがいなかったから」「設備の不備」などの意見が出る。
淡路島の北淡町消防団が崩れた家の側にいる写真を提示し、次の発問をする。

発問3:

大震災の震源地、北淡町、約300人。これは何の数字ですか。予想してノートに書きなさい。

「死者の数」などの意見が出る。

「約300人」は、町内で生き埋めになった人の数であることを話す。

発問4:

大震災の震源地、北淡町、0人。これは何の数字ですか。予想してノートに書きなさい。

「死者がいなかった」などの答えが出る。

説明3:

北淡町では生き埋めになった人約300人全員を助け出しました。

発問5:

どうして北淡町では生き埋めになった人全員を助け出すことができたのですか?予想してノートに理由を書きなさい。

「多くの人が知り合いだったから」と仮設住宅での孤独死と対比して答えが出る。

説明4:

北淡町は昔からの漁師町でした。隣近所に誰がすんでいるかお互いに知っていたのです。こんなエピソードがあります。『おーい。あのおじいさんがいないぞ。あのおじいさんはこの奥の6畳間にあっち向きに寝てるんだ。だからこっちから足の方から掘ってやれ』そこまでお互いに知っていたのが救助に役立ったと言われています。

発問6:

では、北淡町では被害は小さかったのでしょうか?大きかったのでしょうか?

挙手させる。震源地ということから「被害が大きかった」という意見が多い。

説明5:

大震災の震源地。震度7。90%の家屋が被災。町民の30%の人が避難所へ。
それだけ大きな被害を受ける中、生き埋められた全員を救出したのです。

「生き埋め者」を誰が助け出したかという円グラフを提示する。

発問7:

このように多くの人が生き埋めになりました。ある統計によると約15万人の方が生き埋めから生還しました。そのうち約11万5千人は自力で脱出。では、残りの約3万5千人を助け出したのは誰、どんな人が一番多かったと思いますか?予想してノートに書きなさい。

北淡町の例から「近所の人」という意見が出る。

説明6:

80%近い人が近隣の人に助け出されています

ある神戸管内の消防署が作成した、震災発生から日別の生存して救出された人のグラフを示す。

発問8:

ある消防署での「日別救助状況」データーです。分かったことを発表しなさい。

初日の救出者の生存率が一番高く、日がたつにつれて生存率が急激に下がっていることが分かる。

説明7:

第一日目に助けないと生存率は低くなります。ちなみに当時の村山首相が本部長となった対策本部ができたのはいつかご存知ですか。三日目の夜8時です。それに対して北淡町の町長さんの場合です。地震発生後、すぐに瓦礫の中を庁舎へ。その日の朝6時30分に対策本部を設置し救助活動を始めています。

発問9:

今日のお勉強のまとめをします。( )に言葉を入れてごらんなさい。
「(   )が支えた命」

発表させた後、最後に教師の考えを示す。
先生は「地域が支えた命」と考えました。
感想を書かせて授業を終わる。

【参考資料】
加東市内の防災研修会で、兵庫県広域防災センター防災教育担当課長、長谷川和正氏から、北淡町の救出エピソード(<説明5>「寝ている場所、向きまで知っていた」)を聞き、本実践の着想を得た。
NKKスペシャル「地域防災力が命を救う」(2004.1/17放送)


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