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TOSSランドNo: 1213222 更新:2012年12月31日

一味違うバスケットボールのアイディア2


1.小川勉氏のバスケットボ-ルの指導

 バスケットボールの授業をみていると、ゲーム主体の内容が多く見られる。
 子供もゲームを好むので、始めから終わりまでゲームになることがある。
 その割に、パスはつながらずシュートは入らない。バスケットボールの特性に触れた楽しさを味わうことができない。
 ゲーム主体の授業が悪いのではなく、その中に、バスケットボールの運動特性に触れる指導を入れていけばよいのである。
 千葉県印西町立高花小学校の小川勉氏は「バスケットボールでも、器械運動や陸上運動のように、ある動きができることにスポットを当てる」指導を通して、バスケットボールの楽しさを体験させていった。
 方法は次のようである。

 1.それぞれの子の技能にあった練習や試合のさせ方をすればよい。
 2.運動のポイントを教えたり、気付かせたりして運動技能を高める。

「それぞれの子の技能にあった練習や試合のさせ方」として、具体的に次の指導をされた。

 1.基本的な動きは、短時間で多くの種類を行う。
 2.基本的な動きは、少しずつ課題を難しくしていく。
 3.練習した技術を使えるように、できるだけ力の差のない子供同士で試合をさせる。
 4.バスケットボールの授業とは別に遊びや他の運動で基礎感覚・基礎技能を身につけさせる。

 この指導で優れているのは、基本的な動きの工夫がされていることである。
 ゲーム主体の授業もよいが、きちんと基礎・基本を指導する場面がなければ、ゲームも楽しめない。
 小川氏はそのために、短時間で多くの種類の動き作りと、課題の与え方を工夫している。
 小川氏はチーム作りでも工夫している。普通行われているのは、どのチーム力も同じになるような異質のチームを作る。
 ところが、チームの中で技能の差があると練習した技術を十分に使えない。
 そこで、できるだけ力の差のない子供同士でチームを編成し、試合をさせるようにしたという。
 いつも異質のチームではなく、時には等質のチームで試合を行い授業があってもよい。
 力の差があるとなかなかボールに触れる機会が少ないが、等質であればシュートもパスも多くできる。
 チーム作りを工夫することによって、バスケットボールの楽しみ方も変わってくるのである。

2.運動のポイントと技能の向上

 「運動のポイントを教えたり、気付かせたりして運動技能を高める」指導としては次のような指導をされた。

 1.基本的な動きは、毎時間行う。
 2.動きのポイントは、小出しにする
 3.動きのポイントは、毎時間繰り返して行う。
 4.動きのポイントは、三択問題を使って教える。

 前述の基本的な動きを身につけさせるために、動きのポイントを指導している。
 基本的な動きが大事だからといって、ただ繰り返しの反復練習をすれば良いのではない。
 基本的な動きのポイントを示しながら指導するのである。ポイントを押さえたうえで練習していけば、動きも速く定着していく。
 指導として、小出しにする、毎時間繰り返して行う、三択問題を使って教えるという工夫をされている。
 基本的な動きのポイントは、一度にたくさん指導しても効果はない。小出しに少しずつ何度も繰り返した方が、子供には理解できる。
 小川氏は、ポイントを教師から一方的に教えるのではなく、三択問題を使って教えている。
 子供に考えさせ、方法や動きのポイントを発見させる方法をとっている。
 その方が子供の主体的な活動を引き出し楽しい授業になるのである。
 以上の考え方を実際の授業でどのように展開されたのかを紹介する。

基本的な1時間の流れ

時配 学習内容
2分  集合して1時間の予定を聞く
8分  予定に従って基本の動きの練習
8分  三択問題等で動きのポイントを学ぶ①
 動きを高める練習をする①
10分  三択問題等で動きのポイントを学ぶ②
 動きを高める練習をする②
17分  試合を各チーム2試合行う(5分ゲーム 計3試合)

【指導内容】

○ 30秒シュート
○ オールコートドリブルシュート
○ シュートの時、板のどこにボ-ルを当てたらよいか。
○ スピードをつけてドリブルするにはどうしたらよいか。
○ ドリブルは手のどこを使ったらよいか
○ ボールをもったらまずどこを見たらよいか
○ パスを上手にするにはどうしたらよいか
○ ドリブルをして進むコースはどのようにしたらよいか
○ リードの仕方
○ 敵を上手に抜く方法
○ 敵に抜かれてしまった時にどうしたらよいか

 以上のような指導の結果、得点数が増加しバスケットボールの楽しさが味わえるようになったという。


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